『天琴』玉名ラーメンの元祖はここ!本家本元の一杯を味わえ!

本記事はプロモーションを含みます。

どうもSimackyです。

地元・玉名市のラーメン店をご紹介する企画第2弾は

『天琴』

をご紹介したいと思います。

泣く子も黙る玉名ラーメンの元祖!

前回は私が一番好きなお店として『大輪』をご紹介しました。⇩

九州とんこつラーメンの元祖・三久ラーメンが2号店として出店したのが玉名市。

その三九ラーメン玉名店で修行をした人が開業したのが、玉名ラーメンの元祖とも言える天琴になります。

ちなみに前回ご紹介した大輪の初代大将が修行した場所こそこの天琴なのです。

創業1957年~67年目

す、すごい。

ちなみに「1957年の出来事」ってググって見てください。

初の100円硬貨が発行された

って出てきますから(笑)。

いや、どんだけ昔?

玉名で、いえ、熊本の豚骨ラーメン店で見ても現存するラーメン店としてはトップクラスの老舗。

私の調べたところによると、あの熊本ラーメンの代表『黒亭』が同じく1957年創業。

熊本県でこれより古くて今でもやってるのは、あの『こむらさき』(創業1954年)くらいです。

1955年創業の桂花ラーメンは一度倒産して味千ラーメンに吸収されましたし、1953年熊本ラーメン元祖の松葉軒も今はありませんから。

もうほぼ、玉名の文化遺産です(遺産いうな、まだやってる)。

大輪だけではなく、『玉名ラーメン四天王』(天琴・大輪・桃苑・千龍)は元を辿れば全て天琴からの分家筋なので、言い換えるならばこの天琴は

玉名ラーメンの生みの親

といえるでしょう。

まあ、記憶を辿ってみると昔から天琴の人気は頭一つ抜けていたな、とは思います。

今でこそ玉名ラーメン全体がブランド化して、色んな店にスポットライトがあたるようになりました。

『千龍』の行列の長さなんて今では玉名ナンバーワンでしょう。

けど昔は『玉名ラーメン=天琴』でしたからね。

私が学生時代は天琴以外に行列ができる店舗などなかった。

オヤジたち世代の頃から続く『天琴最強時代』で、『博龍』が徐々に人気が上がっていた頃。

まあ、だからこそ私のようなひねくれ者のアウトサイダーは博龍や大輪に走ってたのですが(笑)。

そんな本家本元である天琴はまさに『いかにも玉名らしい』カラーを持ったお店。

玉名のカラーとは?

これはお恥ずかしながら

無愛想さ(笑)。

これはねぇ、玉名の土地柄と言いますか。

私も人のこと言えた口じゃないんですが(笑)。

別に天琴がどうだということではなく、玉名は基本的に接客業が苦手な地域だと思われます。

別にラーメン屋に限った話ではなく、某フライドチキンチェーンがオープンすれば

桁違いの接客の悪さ

に、悪評が立ちまくったのは、地元民の記憶に新しいことかと思います。

そんな土地柄なので、我々のようにある程度の免疫が出来ている地元民からすると、さほど気にもとめませんが、他のエリアからはるばる玉名ラーメンを食べに来た人なんかには、刺激が強すぎるのかもしれません。

また、玉名ラーメン全体が新店舗の影響などで、どんどん接客クオリティが上がっているので、現代においては天琴の無骨さが浮いてしまっています。

昔は『静海ラーメン』とかって、天琴の無骨さが霞むほど、ひどい接客態度の名物店がありましたけど、今はありませんからね(笑)。

っていうか、このままでは悪評がたってしょうがないので、今回はそのへんをちょっとフォローしておきましょうかね。

怒りを笑いに変える準備』をして天琴に臨みましょう(笑)。

天琴の伝説

天琴は一般人の常識では計り知れない器の大きさを持ったラーメン店です。

そんな規格外の人気ラーメン店の伝説をご紹介しましょう。

とにかく器のでかい店なんですよ!

昔はオバちゃんの指が・・・

これは私が学生の頃ぐらいまでの話で今はすでに改善されています。

もうすでに時効です。

昔はラーメンを配膳する際に、オバちゃんがにこやかに

「はい、こっちが大盛りねぇ~♪」

と言いながら、丼をもつ親指がスープに若干浸かってました(笑)。

器がちっちゃくてスープが縁までギリギリに入っているからこそ起きてしまう悲劇!(器でかいんじゃなかったんかい)。

まあ、学生の頃は怒るどころか

「オバちゃん指入っとるよ!熱くないと!?(笑)」

と談笑しながらラーメンをすすったものです。

こういうのも地元民なら笑い話にできるのですが、他のエリアから来た人からすると

「ありえない!」

ってなるんだと思います。

あれが天琴に行った後の『土産話』のネタになって楽しかったんだけどな~。

いや、これはフォローじゃなくホントの話で、誰もいちいちしかめっ面で怒ったりはしてませんでしたよ。

でもこれってね、今でも田舎のラーメン屋のクチコミとか見てると、「指が浸かってたから★マイナス1」とか書いてあることがあるのでよくある話なんです、実は。

天琴が有名になりすぎてしまったから話も有名になっただけで。

まあ、考えてみたらですよ?

親指浸かってたとかを騒ぎ始めたら、

「きくらげやネギやチャーシューを素手で乗せるのはいいんですか?」

「麺を釜に投入する時にわざわざゴム手袋してる大将を見たことありますか?」

「おにぎりは思いっきり素手で握ってるんですけどそれは気にならないんですか?」

って話にもなりますよね?

寿司屋の職人さんが目の前で握ってくれる時には素手で握ってますよね?

まあ、飲食店ってのは厳密に突っ込めば、ツッコミどころは山のようにあるけれど、

「手をこまめに洗ってくれているだろう」

っていう希望的観測で、そこは皆さん黙認しているわけで。

それをやんややんやと騒ぎ始めたら、真っ白なツナギ着て、ネット帽被って、ゴム手袋とマスクを完全装着した工場みたいなラーメン屋になるわけで(笑)。

そんな無菌室なラーメン屋は嫌でしょ?

クチコミが異常に悪い

人気ランキングでは県内でもトップクラスの位置にいるのに、クチコミがすこぶる悪い(笑)。

「おお~、天琴が1位か!クチコミ何て書いてあるのかな?」

と読んでみると★1とかが結構ある(★5が最高なのに)。

しかも★5とかのクチコミには「いいね」がほとんどついておらず、★1のクチコミには5~60件の「いいね」がついている。

なんであれだけ★1があって1位になれるんだ?

玉名ラーメン七不思議だ。

他にも怪奇現象としては

どこの順位にいてもクチコミの数が多い』。

普通、やっぱり1位が一番人気があるから、クチコミの数も一番多いものでしょ?

けど、天琴はランキングによっては1位のお店のクチコミより多かったりします。

例えばじゃらんの例。

1位 千龍クチコミ34件

2位 天琴クチコミ87件。

例えば食べログの例。

4位 大輪クチコミ76件

5位 一龍クチコミ49件

6位 天琴クチコミ137

なぜそうなる?

で、次にグーグルマップでのクチコミ評価を他の四天王と比べてみましょう。

桃苑4.0点クチコミ1005件

千龍4.1点クチコミ989件

大輪3.9点クチコミ795件

天琴2.8点クチコミ1021

クチコミ件数ナンバーワンで評価は最低。

なんじゃこりゃ?

そしてやっぱり低評価のクチコミが多い。

はい、以上の怪奇現象を私なりに分析してみようと、あらゆるレビューを読み込んでみました。

う~む、これは

アンチが生まれている

と見てほぼ間違いないかな、と。

もちろん低評価の全てがアンチの仕業というわけでもないとは思いますが。

これは気づいている人は気づいていると思いますよ。

私のようにブログを書くような人であれば。

だって他の玉名ラーメン店紹介してるブログでも、やっぱり天琴の記事だけ否定的なコメントが殺到してますもん。

あまり愛想と余裕のない接客のせいで、一部のお客さんたちに猛烈な怒りとヒンシュクを買い、そのお客さんたちが

「まだまだ怒りは晴れず!」

と言わんばかりにいろんなランキングのクチコミに書き、ブログにコメントしている。

そして同じようなアンチコメントに対して「いいね」を押しまくっている。

そんなとこでしょうかね。

そりゃお客を怒らせる接客態度にも、もちろん問題はあったのでしょうが、ちょっとネチっこいかな?

普通の感覚の人が読んでいて、不愉快になる程度には。

食べ物は所詮好みです。

美味しくないと感じたのなら

「私の口には合いませんでした」

程度で良いはずだし、その程度でとどめている良識あるクチコミもたくさんあります。

それなのに

「こんな店、地元の人間は誰も行かない」

とか

「低評価に『いいね』が付きまくってる!ウケる!」

とか書いてるのは行き過ぎです。

これはクチコミではなく誹謗・中傷といいます。

確かにかつてはテレビニュースになるような問題もありましたが、それも今は改善されているのですから、もういいでしょう。

そういうアンチの皆さんの『大人の良識に欠ける』クチコミは読めばすぐに分かりますから、そういったものはあまり参考にされないほうが良いと思います。

彼らが言うように、本当に不味くて、皆が不愉快な思いをして、地元で総スカンを食らっているのだとすれば、あんな行列が今でも続いているわけがないのですから。

人気上位にランキングしているのも、たくさんの支持者がいることの証明でしょう。

以前、玉名ラーメンの5店舗ほどを特集したYou Tubeのあるチャンネルで

「天琴のグーグル評価(2.8)は妥当。リピーター向けの店でした」

と言っていたんですよ。

私から見ても、ちょっとバッシングしているようなニュアンスに受け取れたんですが、それに対し、視聴者がコメント欄で天琴を擁護してたんですよ。

しかも結構な数の人達が。

その中には地元の人と思しき人も多数いました。

あれは意外とかびっくりを通り越して、軽く感動を覚えましたね。

改めて、天琴にはしっかりした根強いファンが居ることを、目の当たりに出来たと言うか。

嬉しかったですね。

実は私の地元の友達にも

「いや、ベタすぎて恥ずかしいんだけど、やっぱ天琴が一番好きなんだよね」

っていう人は多いですよ。

大輪好きな私は少数派(笑)。

ちなみに私は、学生時代から通ってて、不愉快な思いをしたことは特にありません。

この記事を書くために、今日もお昼を天琴で食べて書いているのですが、席につくなり

「バッグはこちらに入れてくださいね」

とかってカゴをすぐさま持ってきてくれたし、満席になったテーブルを見回しても皆、普通にラーメン食べて満足げな顔をしてましたけどね。

ただ、やっぱり不愉快な思いをしてクチコミを書いている人たちの全てを「アンチだ」などと言うつもりはありません。

小さいお子さんやご年配のように、『ラーメン1杯を食べきれない人』にさえ1人前を注文させるということは実際に起きているようですし、丼が脂でベタベタしているのが全くもって受け付けない人も当然いるでしょう。

「星1」をつけているお客の中にも、信用性があるクチコミもあればそうでないものもある、ということです。

なので、クチコミをあんまり鵜呑みにするのではなく、あなたの目で見て判断していただければ良いんじゃないでしょうか?

携帯を開けていると…

怒られてたようですね。

色んなクチコミを見ていると

「携帯見ていただけで注意された」

とかよく書いてあります。

ここでちょっと、どうしてそうなったのかを私なりに考えてみました。

さきほど『天琴最強時代』と言いましたが、雑誌に取り扱われたり知名度が圧倒的に高かった天琴は、おそらくグルメ記事を執筆するライターや、県外からやって来るグルメ客が、多く来店するようになった初めての玉名の店舗だったと思います。

なので、お店にマイナスなことまで記事やクチコミに書かれ、風評被害が広がるという事象が、こんな田舎の玉名ラーメン界隈では未体験だったはずです。

なんでうちだけこんな言われないといけないの?よその店だって似たようなものなのに…」

って、相当ショックだったと思うんですよね。

だって、昔は玉名ラーメンの接客や衛生クオリティは、どこも五十歩百歩ですよ?

相談しようにも、他の玉名の店舗ではまだそういうことは起きていないわけで。

なので玉名ラーメンがブームになって途中から、天琴の雰囲気が変わりましたもんね。

なんか警戒感が伝わってくると言うか。

学生の頃に通ってた時はもっと従業員に愛嬌があったし、余裕があったように思えます。

おばちゃんの指がスープに入ってても、それを『愛嬌』だと受け取れる空気感があったんですよ、昔は。

そりゃあね、

「この店の中にいる誰かが、お店のことをボロクソに書くかもしれない」

という疑心暗鬼にもなるでしょう。

まだそういうのが当たり前ではなかった時代ならなおさらです。

クチコミって書く方はノーリスクですが、書かれた方のリスクは大きく、死活問題にさえなりかねませんから、そのあたりの配慮はあるべきかと。

携帯・スマホが普及しだすと、写真を撮ったりするお客も増えだします。

さんざん風評被害に悩まされた天琴側としては

「またネットで色々書かれる」

というのは恐怖でしかなかったんだと思いますよ。

なので、それを防ごうとお客に厳しく接してしまったことが、さらなるクチコミでの悪評に繋がってしまったんだと思います。

現代で例えるならば、

「炎上したからツイートで誤解を解こうとしたら、さらなる炎上を生んでしまった」

っていうのに似ているのかも。

でも、今はかつてほどお客を過度に警戒するということはなく、写真さえ撮らなきゃ大丈夫。

スマホ見ているだけで注意されるようなことはありません。

っていうかインスタやらツイッターで拡散してもらえば、マイナス以上にプラスの側面のほうが強いと思うのですが、ちょっと頑なになっちゃってる印象ですね。

ただ、信用性の高そうなクチコミ読んでても

「写真を撮ったら厨房から怒鳴られた」

とかもやっぱり起きてます。

これに関してはお店にも非があると思いますよ。

そこまで重要な禁止事項なのであれば、張り紙での案内が目立たないし、貼ってる数が少な過ぎます。

完璧に伝えているのにそれを守らないお客に対してであれば、百歩譲ってまだ非はお客にあるじゃないですか?

けど、それが完璧には伝わってないから、お客も悪気はなくてパシャっとやっちゃうわけでしょ?

それを怒鳴るのはお客が可愛そうです。

いくら何でも怒鳴られたお店で

「あ~、今日の天琴ラーメンは美味しかったナリ♪」

とは絶対ならないわけで(笑)。

天琴の心意気~メニューは5品のみ~

天琴は決して時代に流されて色気を出したりしません。

超硬派!

前回ご紹介した大輪も「無駄を一切省いた完成度の高さ」と表現しましたが、その本家である天琴はもっと省いてます。

テーブルにコショウしか置いてないのは大輪と同じですが、メニューがすごい。

ラーメン・大盛りラーメン・ごはん・ビール・ジュース

このたった5枚のメニュー板が壁にかかっているだけ。

メニュー表は必要ありません。

「とんこつラーメン」とか書かずにただ「ラーメン」って書くのがいいですよね、通っぽくて。

そんなものは分かってますよ大将。

我々地元民にはちゃんと伝わってます。

単に「ジュース」って書くのもいいですよね。

そんなものは分かってますよ、地元民だから。

あれでしょ、あれ…

とはならねぇよ?

あれってどれだ?

せめてオレンジとかコーラとかなんか書けるだろ。

そんな共通認識は地元でもありません。

そこまであなたと分かりあえてはいないかな、まだ。

ちなみに30年以上通っていてもこの「ジュース」は頼んだことがないので、何が来るのか知りません。

このメニューから感じられる心意気って、長浜ラーメンなんかに通じるもので、店に入ってメニュー見て選ぶ…とかいう感覚と違うんですよね。

長浜ラーメンだったら、店に入って口にする単語は「ラーメン」「替え玉」だけ。

ぱっと食ってぱっと出る、みたいな。

お代は毎回同じだから、

「ごっつぁん!お代はここに置いとくね~」

カウンターにチャリーンって小銭置いて帰るみたいな。

あのノリに近い感覚でやってきたのが天琴なんじゃないかな?

ようは昔気質(むかしかたぎ)なんですよ。

最近では、天琴に1人で行くときは、「ラーメン」「ごっつぁん」の2単語しかほぼ口にしたことないです。

頭の中には「うまいラーメンを食ってとっとと帰る」しかないので、クチコミで

「『ありがとうございました』もない。ありえない」

とか書いてあってもあんまりピンとこないというか。

今日も食べましたけど、言われたのか言われてないのか?正直覚えてませんもんね。

おそらくドーパミンが出すぎて、頭の中があっちの世界に旅立ってるから『心ここにあらず状態』なんでしょうね(笑)。

まあ、そういうノリで行く店なので、普通の接客は別に求めなくてもいいのでは?

ちなみにクチコミではすっかり悪者にされてしまっているここの大将なんですが、たまに自らレジ打ちをされる時もあります。

その時にお金を渡すとちゃんと「ありがとうございました」って言ってくれますよ?

玉名元祖としての貫禄の一杯

天琴ラーメン

⇧そしてこれが歴史の重みと貫禄を感じられる一杯です。

え?

前回の大輪と見た目が一緒?

なにを世迷い言を…

玉名ラーメンは見た目ほぼ一緒です!

というより、この天琴が元祖なんだから、この玉名ラーメンありきたりなヴィジュアルは、天琴にならって周りの店がそうなった、と解釈できます。

天琴は堂々としてて良いんです。

チャーシュー、のり、きくらべ、ネギ、ガーリック。

この5つの鉄板フォーマットの基本は、天琴が生み出したんですよ(もしくはその元祖の三九ラーメンか)。

まあ、見た目もそうなんですが、やはり玉名ラーメンの本家本元ということもあってラーメンの内容は共通点が多いです(まあ、それを言うなら玉名ラーメン全体がそうですが)。

兄弟店とも言える大輪との一番の違いはラードの量ですね。

このラードの量は玉名ラーメンでも一番多い。

スープに油膜が張ってるのがはっきり分かります。

実はこれ、『スープに膜を作ることで冷めるのを防ぐ』という狙いがあります。

最後まで熱々で食べれるのが天琴のこだわりです。

玉名でここまで熱々にこだわっているのは天琴だけでしょう。

なので油断してると後半になっても火傷しますよ。

そして甘みも玉名ラーメンで一番強く感じますね

とにかくこの甘みの強烈さと中毒性は凄い。

あと豚骨臭も凄まじく、玉名最強ですね。

「ああ、私、今いけないことをしているわっ!こんなの食べた後には彼氏はキスしてくれないわっ!」

っていう罪深さがただ事じゃありません(笑)。

そういう強烈さをもっているため、食べる日を選ぶラーメンですね。

この濃厚な豚骨とラードの旨味は、その日の体調によって体が欲する時とそうでない時とありますから、その時々で感動に波はあります。

欲しくない時に行けばきついけど、欲しい時に行くとこれ以上ないほどのドーパミンが出ること請け合いです。

ザッパァーーーン

って吹き出てきます、ホント。

東映のあれみたいです⇩

ドーパミンのイメージ

しかし、このラードの量を「多すぎ」と感じる人は間違いなくいるでしょう。

実際、食べ終わったあとは唇がベタベタでかなり臭くもなるので、ナプキンで口を拭きたいところですが、どこにも置いてはありませんのでポケットティッシュでもご持参ください(笑)。

ニンニクに関しては入れるかどうか聞かれるので、入れることをおすすめします。

天琴のニンニクは水分の飛ばし方が徹底しているのか?

他の店舗のニンニクチップは、食べているうちにスープの底に沈んでしまうのに対し、ここのニンニクはずっと表面に浮いてるんですよね。

だから食べている最中もずっとニンニクの香りが持続するのが嬉しいです。

実は玉名ラーメン全店舗の中で、『沈まないニンニク』を出すのはレアです。

他の店舗では、スープを飲み干す時に、ニンニクが沈んでたのを最後にまとめて口にすることになるので、

口の中が大惨事

になるんですが、天琴ではその心配はしなくていいです。

まあ、玉名ラーメンのスープを飲み干すという、『神をも恐れぬ所業』を行ってるバカは私くらいでしょうが(笑)。

玉名ラーメンを食べ歩くと分かるのですが、ニンニクチップはお店によってこだわりが全然違います。

こだわっている店舗は、この天琴のように丁寧に油で揚げたり、煎ったりしてますが、こだわりのない店舗は既製品を使ってます。

私の知る限りでは、天琴・大輪は油で揚げ(フライドガーリック)、桃苑・千龍は煎ってます。

この手間ひまは大変なんですが、それだけの味と風味の違いを生んでます。

で、量をあまり作れないから、お店の人がスプーン1杯限定で入れるというやり方が定着してるんです。

スプーン1杯というルールにも、もともとはそういう理由がちゃんとあったんです。

まあ、今ではこれが形骸化してて、自家焙煎してないのにスプーン1杯ルールにしちゃってるようなお店もあるのですが。

ニンニクを重視していない店舗はそもそも卓上に置いてあります。

卓上ニンニクのお店の場合、私は入れないことが多いです。

風味が飛んでいることが多く、味のプラスに働くように感じません。

こだわってるお店のニンニクは、風味のパンチの効き方が、卓上ものとは全然レベルが違います。

特にこの天琴と直系の大輪のフライドガーリックはピカイチです。

そういうわけなので、玉名ラーメン四天王(天琴・大輪・桃園・千龍)に関してはニンニクはマストなので、必ず入れてくださいね。

これ入れないと、お店の本気のこだわりを味わったうちに入らないので。

ちなみに玉名ラーメンのスープを飲み干したら、帰りにコンビニで「黒烏龍茶」もしくは「特保系の脂肪分解するやつ」を飲んで帰ることをおすすめします(笑)。

替え玉しない主義の元祖

あと、「玉名ラーメンあるある」なのですが、『替え玉』はできませんのであしからず。

これね、ちゃんとポリシー持ってやってますからね?

なんで替え玉をしないのか?

それは

『中細麺が替え玉では馴染みにくいこと』

『スープが替え玉を前提とした濃さに作られていないから』

の2つの理由だそうです。

これは替え玉が出来る店舗のスープを玉名で食べ歩くうちにだんだん分かってきますね。

「ああ、なるほど。確かに1杯目より美味しくないな」

とか

「替え玉すると丁度いいんだろうけど、一杯だけで終わる人にとっては濃過ぎかな」

とかね。

替え玉って簡単なものじゃなくて、結構難しいものなんですね。

玉名ラーメンは全て天琴の基本の上にあるので、昔は替え玉ができないお店が多かったのですが、最近では半分以上はできるんじゃないかな?

なので、ここからは店主のこだわりが決めている部分が大きいんですよ。

しかし、私の持論を展開してもいいですか?

替え玉で薄まるのなら、大盛りでも薄まるとおもうんですよね。

スープは大盛りだろうが並だろうが濃さは一緒。

それならば大盛りのほうがたくさんの茹で汁がついてくる分、スープは薄まるじゃないですか?

実際に大盛りを頼んだ時にスープが薄く感じることが、玉名ラーメンでは何度となくありましたからね。

そういうお店では二度と大盛りを頼みません。

大盛りを食べて「あ、ここは大丈夫」と分かった店舗じゃないと大盛りはしないということですね。

ちなみに天琴が「立派!」と思うところは大盛りでも薄く感じないということですね。

麺の湯切りを徹底しているのか?

どんな工夫をしているのかは分かりませんが、何度か頼んでみて薄くなってたことはないかな。

「魂込めたスープを完璧な状態で味わってもらいたい」

というポリシー持って替え玉をしてないんだから、そういう配慮は大盛りでも抜かりなくされている、と感じます。

誰も気づかない天琴の職人気質(かたぎ)…さすがです。


というわけで、地元玉名ラーメン紹介企画の第2弾で『天琴』を語り尽くしてきました。

なかなか愛すべき個性をもってらっしゃいます。

熊本にお越しの際はぜひとも天琴に寄ってみてくださいね。

『怒りを笑いに変える準備』をして(笑)。

Simackyでした。

それではまた!

 

玉名ラーメンに関する全ての記事はこちら

 

『天琴』玉名ラーメンの元祖はここ!本家本元の一杯を味わえ!” に対して2件のコメントがあります。

  1. チビT より:

    天琴うまいですよね。私もたまに行きます。
    表面の油の膜もその時によって厚さ違ったり麺の固さも違ったりしますね。
    それも許してしまうのはあの独特なスープのうまさですね。若いときに脳に叩き込まれました。
    私の少年時代、玉名には食べ物のチェーン店とかあまりなくて外食は天琴をはじめとするラーメン屋か天ぷら屋の天運、レストランの大門がぐらいしか行ったことなかったです。田舎の町の数少ない娯楽として天琴に行くのはとてもワクワクして嬉しかったものです。
    仕事をしだしてからはつかれた寒い冬の帰り道など天琴によってアツアツのラーメンを喰らうのがうまかったです。昔のボロい昭和な木造の店舗の隅っこで生ぬるいお冷やを飲みながら1人ラーメンをすする。小柄なおばあちゃんかのっぽのお姉さんが持ってきてくれていましたね。指が入ってるのは確かに皆でネタにしてましたね!
    2023年春か夏に天琴に行ったら並ラーメン800円になってました。昔は500円位だったのですが時がそれだけ流れたのですね。セコいですが700円ぐらいにいつか戻ってほしいです🙂

    1. simacky より:

      コメントありがとうございます!
      地元の方に読んでいただけて嬉しいです。
      いいですね~、天琴愛が伝わってきて。
      読んでるこっちがさっそくまた天琴に行きたくなります。
      天運とか大門とか久々に聴く単語なので懐かしさで涙がちょちょぎれそうですよ(笑)。

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