『GRAVITY/INSIDE YOU/MY LOVER』LUNASEAの隠れ名曲パート⑥
本記事はプロモーションを含みます。
どうもSimackyです。
本日はLUNASEAが2000年にリリースした12作目のシングル『GRAVITY』より、
GRAVITY(グラヴィティ)
INSIDE YOU(インサイド・ユー)
MY LOVER(マイ・ラバー)
の3曲を語っていきたいと思います。
『GRAVITY』LUNASEA後期の傑作
INORANが作曲したこの曲は「LUNASEAの最高傑作」とも呼ばれることもある名曲です。
私がこの曲と出会ったのは、アルバム『SHINE』でのRYUICHIの歌い方で嫌いになり、
LUNASEAを見限っていた時期に、ある時観たドラマがきっかけでした。
2000年にテレビ放送された、大沢たかお主演の『アナザヘブン』(テレビドラマ版)ですね。
TSUTAYAでドラマ借りて見るのにやたらはまっていた頃で、あんまりおもしろくなかったんで途中で観るの辞めたんですけど(笑)、この主題歌にはガツンとやられたんですよ。
私はレンタル新作では絶対借りない派なので、レンタル旧作で観ていたということは、おそらく2001年くらいに観たんじゃないかな?
つまり終幕後ですよね。
「おわっ!これめっちゃかっこいいけど、もしかして?やっぱLUNASEAじゃん!この歌い方だったら結構聞けるぞ!」
ってなって、調べてみたらラストアルバム(当時の)に収録されているらしい事が判明。
嬉しくなってCDショップに行ったら、かご売り300円でアルバム『LUNACY』が売ってあり、数年ぶりにLUNASEAを聴くことになります。
「うおお!今のLUNASEAがこんなにかっこよくなってるなんて!やっぱ『SHINE』がおかしかっただけなのか?」
ってわくわくと期待して聴き始めたのですが、1曲目『Be Awake』で
「だ・か・ら・その歌い方やめろォおおお!!!!」
となり、この時は
「やっぱ無理だわ」
と、早々とCDコンポ5枚チェンジャーのローテから外されることになりました(5枚チェンジャー覚えてます?)。
『GRAVITY』と、かろうじて受け入れることができた『TONIGHT』の2曲だけを、たまに引っ張り出して聴いたくらいかな。
『LUNACY』自体を気に入るのは、まだまだここから数年後になります。
けど、この曲があったから、一度離れたLUNASEAにまた戻ってくるきっかけになった、ということを考えると、私にとって恩人のような曲ですよ。
このLUNASEA解説ブログも存在してないから(笑)。
『Gravity』の魅力はなんといってもこの『妖艶さ』でしょう。
INORAN原曲だけあり、やっぱりアルペジオがいい仕事をしているのですが、大きなメロディのJのベースがめっちゃ気持ちいいんですよね。
同じくINORAN作曲の『IMAGE』みたいに、ボーカルがずっと抑えめで、サビになってもハイトーンに行かないところが良い。
まさにINORAN節。
フェイドインしてくるSUGIZOのギターソロもいいな~。
たった20秒程度のギターソロで、こういうの作る方としてはすごく難しいと思うんですよね。
『INSIDE YOU』キング・オブ・隠れ名曲
はい、そして今回の隠れ名曲はこちら。
オリジナルアルバムに収録されなかったシングルB面曲の中では、
『INTO THE SUN』と並んで最高峰
に位置しますね、私の中では。
一般的には『RAIN』こそ隠れ名曲の最高峰なのでしょうけど、私はこの2曲推しです(『SLAVE』はもはや代表曲だし)。
この『隠れ名曲解説シリーズ』は、この2曲を語りたくて始めたようなものですから。
なんと原曲は真矢です。
「え?真矢さん、曲書けんの!?」
今、そう思ったでしょ!
あなたの心の動きなんてお見通しなんですからね?
「1人だけヴィジュアル系っぽくない、ちょっとふくよかなあの人が?」
とか失礼なこと考えてたでしょ!?
私にはお見通しですよ(失礼なのはお前だ)。
この曲はサイバーでかっこよすぎですね。
LUNASEAでインダストリアル・ロックを取り入れているものの中では、一番かっこいい。
まず、真矢のドラムの音色が加工されてる。
アルバム『LUNACY』では、曲ごとにドラムサウンドが加工されているのですが、この曲ではサイバーなサウンドに振り切りましたね。
なんというシンプルな8ビートの説得力。
加えて、RYUICHIのボーカルも序盤のバース部分では、加工してあってエキセントリックさが出ていていいんですよね。
『SHINE』以降、歌い方の変わったRYUICHIを、
「あれ?悪くないな」
と感じ始めたのは、『SHINE』の楽曲をバンドでカバーするようになってからなのですが、
「いや、っていうかこっちの声のほうが凄くね!?これって進化してね?」
ってなったのは、この『インサイド・ユー』を聴いてからですね。
この曲でパ~っと開けたというか。
「そうか!そうだったのかRYUICHI!こういう表現を目指していたのかぁ!」
というわけで、私はこの1998年~2000年頃のRYUICHIの歌い方が一番好きかな、もはや。
で、このギターの歪み具合ときたらどうでしょう。
KORNとかスリップノットとかのニューメタルの音ですよね。
けど、いかにもメタルメタルしてないところが、センス抜群です。
まるでレッチリそのもののようなファンキーなカッティングが入ってきたり、クリーントーンが差し込まれたり、とにかくセンスを感じます。
ギターリフもかっこいいのですが、このグルーブ感とうねりを生み出しているのはJと真矢でしょう。
しかし、サビでは思いっきりポップに転調。
なんだこのギャップ(笑)。
世界で戦える楽曲と勝手に思ってます。
2000年の台湾公演⇩
『マイ・ラバー』まるであの頃…
SUGIZO作曲です。
これまた『アナザヘブン』の挿入歌になりました。
これはなんか『MOTHER』、いや『STYLE』期をモロに思い起こさせます。
もしかして、すでに『STYLE』期に作ってたのかも。
それくらい放っている雰囲気があのアルバムに近いので。
『蔵出し音源』感が半端ない(もちろんいい意味ですよ)。
この曲も隠れ名曲だな~。
真矢のドラムの疾走感がたまりません。
うん、この曲の主役は真矢ですね。
1曲の中でこれだけやりたい放題できたら、さぞかし気持ちいいでしょうが、LUNASEAでもトップクラスに『演奏してて疲れるドラムプレイ』であることは間違いないでしょう(笑)。
『INSIDE YOU』『MY LOVER』が収録されたアルバム⇩
gravity名曲ですよね。
アナザヘヴン(ドラマ版)、好きでしたよ笑
月と狂気をモチーフにした作品で、楽曲との相性も良かったです。
コメントありがとうございます!
「グラヴィティ」好きな人に記事が読んでもらえてうれしいです。
「アナザヘブン」面白かったんですね。
ごめんなさい、あんまり期待した内容と違ったので、適当に見たんですよね(笑)。
今度、アマプラでも探してみます。