『常識』を共有できない時代の到来?simackyのつぶやき⑦

こんばんわ、Simackyです。

お久しぶりのつぶやきコーナーです。

本日もだらだらとやっていきますよ~。

皆さんは最近、You Tubeで何観てますか?

オススメあったら教えてもらいたいのですが、なんか最近マンネリと言うかあんまり面白い動画が見つかりません。

どうもね、刺激がなくなっている理由の一つにYou Tubeの『レコメンド機能』があるようですね。

『レコメンド』というのは『おすすめする』ということですね。

アマゾンとかもそうで、私が普段検索している情報が自動的に保存されていて、

「この人は普段こういう物を調べているからこういうものをおすすめしたらピッタリなはずだ」

というものがおすすめされてきます。

これってすごく便利で、調べる手間を省いてくれる側面もあるのですが、これが実は落とし穴だということに最近気が付き始めました。

例を挙げると、『ジャニーズ性加害問題』というのが、個人的にあまりにも衝撃的だったし、許せなかったので、取り扱っている動画を片っ端から見ていたんです。

そしたら、どうもこの題材を扱っているチャンネルは暴露系とか、ゴシップ/スキャンダル系が多かったみたいで、芸能界の闇話しやら、不倫ネタやら、誰と誰が仲悪いやら・・・

気がつくとそういうチャンネルばかりが表示されるようになってしまいました。

ジャニーズだらけだったと思えば、今度は『松本人志の性加害疑惑』だらけになり、そして今度は『セクシー田中さん原作者自殺事件』だらけ。

私もね、レコメンド機能ってやつを知ってはいたのですが、忘れてました。

なので、レコメンドで表示されているだけなのに、世間一般の人たちが注目していることだと思いこんでしまいました。

松本人志関係のバッシング動画がやたらと表示されるのは、その話題がホットであり、再生回数も急上昇で、世間の皆が注目しているからそうなっているのだ、と。

けれども、これが実は全然違って。

パーソナライズを無効化して、つまりレコメンド機能がない状態で、You Tubeのホーム画面を見てみたら、表示されている動画達が、普段私が見ているラインナップと全く違って(笑)。

「え、え~~~~!?」

みたいな。

私は「今、世間はこの話題でもちきりだ」と思っていたのは、全然そうじゃなくて、これまで見たこともないような動画やチャンネルで埋め尽くされているんですよ。

特にゲーム実況関係とかスポーツが多く表示されていたのには驚きました。

そういう動画まったく観ないから。

何を言いたいかと言うとですね?

私が

「今はこの話題知ってなきゃおかしいでしょ?」

って思うことが、他の人にとってはまったく通じない時代が来ているということです。

テレビが主流だった時代は、レコメンドもパーソナライズもありません。

テレビが一方的に流す情報を受け取っていた時代。

情報を自由に受け取れなかった時代。

夕飯食べてるダイニングでは、親父が付けてるナイター中継を観ながら食べてました。

学校から帰るとテレビはじいさんばあさんに占領されていて、仕方なく大相撲とか観てました。

どれもまったく当時の私には興味なく面白くもないものでした。

けれども、日常的にいつも観ているから、だんだん覚えてくるんですよね。

巨人の選手の名前、ホームランをいつも打つ人、いつも三振を取るピッチャー。

誰が横綱で誰が大関で誰が関脇か?

朝、学校に行く前には親がニュースしか付けさせてくれないしそれ以外やってないから、朝食食べてる時に観たくもない政治・株・為替・事件なんかのニュースを毎日耳にするわけです。

子供の私にとって興味はないけれども、大人たちが何を知りたがっているのか?社会で何が重要な情報なのか?そういうことを上の世代の人たちと共有できたわけです。

それが今は全く無い。

子どもたちは野球の試合なんてテレビで見たこともないし、それ以外のスポーツのルールも全く分かりません。

私達の時代であれば、やったことはなくても野球、サッカー、相撲、ラグビー、卓球、陸上競技、フィギュアスケート、なんでも一通りは大体分かります。

その常識はもう通用しないんです。

サッカーに興味がない人はサッカーを見る機会なんてほとんどないんですよ。

私達の世代であっても、上の世代の人たちと常識が違うところはありました。

けれども、現代においては私達の世代と若い世代とは、常識が違うどころか観ている世界、住んでいる世界がまったく違うというか。

さらに言えば、若い世代の人達同士もまったく違う世界にそれぞれが住んでいるんです。

テレビ・新聞などのマスコミが情報発信を牛耳る時代が終わったのはいいことなのかもしれませんが、情報の共有化が難しい時代だと感じるこの頃です。

「昔が良かった」

とか時代に逆行することを言いたいわけではなくて、これからはそういう『常識の違い』『住んでいる世界の違い』を前提として人と話さなきゃいけない時代なんだと、強く感じたのがYou Tubeのレコメンド機能だったというお話でした。

私が受けた衝撃をあなたも体感したければ、グーグルの「シークレットウィンドウ」で初めて、You Tubeに行ってみてください。

多分びっくりすると思います(笑)。

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