『千龍』玉名ラーメン四天王の一角!~悪魔の焼きめし…

本記事はプロモーションを含みます。

どうもSimackyです。

本日は私の地元玉名ラーメンをご紹介する企画第3弾としまして大人気店にまで成長した

千龍

(せんりゅう)

をご紹介していきますよ~。

昔はほそぼそ、今では玉名を代表する超人気店!

この千龍ラーメンは『玉名ラーメン四天王』にも数えられ、そして今ではその中でもトップではないかと思えるほどの超人気店にまで上り詰めました。

店舗横にわざわざ待合用のテントを張るほど、行列ができます。

その待合席がぐる~っと1周することは平日でもザラです。

そんな感じなので仕事の合間に食べに行くことはかなり厳しいです。

駐車場は昔に比べるとドドーンと気前よく準備されており、全部で合計すると20台は止められるのかな?玉名ラーメンではダントツの収容キャパですね。

『玉名ラーメン御三家』と言われる『天琴・大輪・桃苑』のうち、『桃苑』の親戚筋が開業したお店なので『姉妹店』と呼ばれることもあります。

ちなみに『玉名ラーメン四天王』を創業した順に並べると

天琴(1957)→桃苑(1963)→千龍(1979)→大輪(1982)になります。

この中では創業が一番遅かったわけではなく、大輪よりも早いんですよ。

それなのに昔は『玉名ラーメン御三家』の中には入れてもらえず、後年になって『玉名ラーメン四天王』と呼ばれるようになった。

ということはつまり、創業当初はあんまり人気なかったけど、長い時間をかけて徐々に人気が上がってきたということなんです。

そしてこれは現在進行系で人気が上がっている印象があります。

場所は四天王の中で唯一、国道208号沿いじゃなく、奥まった商店街にあるのですが。

私が高校生の頃は博龍や天琴に行きたくてもいっつもお客がごった返していたので、静かにラーメンを食べたい派の私は他の店に行くことがだんだん増えていきました。

並びたくないし、注文待ちもしたくないんですよね、腹減ってると気が立つタイプだから(笑)。

平日は全く並ぶこともなく、しかも注文してすぐに食べれるので、だんだん天琴以外の店舗を開拓し始めます。

そんな中、

「今日はちょっと違うもの食べたいかな」

って気分の時は迷わず千龍でしたね。

何故か?

その理由が今の千龍の人気に繋がっているのかもしれません。

昔の千龍~メニューが豊富でオバケみたいなボリューム~

この千龍のクチコミを見ていると、ラーメンだけでなく焼めしチャーハン)の人気の高さに驚きます。

ラーメン一筋の店舗が多い中で、ラーメン以外に『売り』を持っている店舗は実は少ないです。

しかし、千龍は昔から『売り』を持っていたわけではありません。

私が学生の頃は比較にならないほどメニューが豊富でした。

これが昔のメニューです⇩

こうして久々に昔のメニューを見ると、私が学生時代に千龍のことをラーメン屋ではなく「中華料理屋」かなにかと勘違いしていたのも頷けます。

そう思っていたのは私だけじゃないんじゃないかな?

ラーメンは醤油・味噌・塩バター・キムチ・もやし・野菜など、多種多様。

その他麺類もちゃんぽん・焼きそば・皿うどん・パリ麺焼きそば、そして焼めしがレッド・キムチ・五目・高菜・カレーの5種類に加え、中華丼、天津飯まであったんですよ!

ちなみに私はよく中華丼をダブルで頼んで食べきれずに残してました(笑)。

で、今の最新メニュー⇩

「バイトが全員食材もって夜逃げしたのか?」

と心配になるほどメニューが減りました。

すごいでしょ、この変わり様(笑)。

ラーメンは潔く基本のとんこつのみ。

ちゃんぽん、焼きそば関係も大胆になくしました。

特に減ったのがご飯物で、5種類あった焼きめしが五目焼めしのみになったのは、地元ファンを大いに悲しませました。

「レッド焼めしがないとねぇ!」

「高菜焼めしが一番好きだったのに…」

という声は地元ではよく聞くので、それほど千龍の焼きめしは人気が高かったということを物語ってます。

まあ、ここまでメニューを絞った理由の一つには

『玉名ラーメン専門店』

としてのイメージ戦略があったんじゃないかな、と。

だって、学生時代の私だって当時は

「千龍はラーメン食べに行くとこって言うより中華を食べに行くとこ」

というイメージを持っていたんですから。

これだけメニューがたくさんあるとラーメンの存在が霞むというか。

何を推しているのか分からないと言うか。

これといった『売り』が見えてこないんですよ。

天琴みたいに看板に『ラーメン専門店』って書いてあって、メニューは「ラーメン」「ラーメン大盛り」しか書いてないと、すごく自信があるように感じるでしょ?

だから、メニューを絞ったあたりから千龍の『ラーメン屋としての人気』が上がりだしたように感じるんですよね。

お客が千龍をイメージする時に

「ラーメンが美味い」

とシンプルにイメージできる。

私の周りでも

「玉名ラーメンでは千龍がうまいよね」

という声が増えました。

そりゃあそうでしょう。

だって、ラーメンもちゃんと美味しかったんですから、当時から。

ここのラーメンや焼き飯を食べた人はかなりの確率で感動します。

「すっごい美味い!また来よう!」

ってなります。

知人友人にも

「千龍のラーメンと焼き飯は絶対食っとけ!」

とかってクチコミが広がるわけです。

けど、昔はメニューがたくさんあったし、何が『推し』か『売り』かが分かんないから、私のように間違って中華丼やら天津飯を頼んでしまう人もいるわけです(失礼!)。

そういうお客がラーメンや焼き飯と同じように感動していたかと言われれば…微妙ですね。

まあ、至って普通の味だったので。

感動がなければ、リピーターにもなりにくいし

「千龍の天津飯は絶対食っとけ!」

とクチコミは広がらないわけですよ。

つまりクオリティ(人気)の高いメニューだけに絞ることでお客の満足度が上がってるんだと思います。

これって定食屋やレストランなんかにもそのまま当てはまるビジネスモデルだと思うんですよね。

千龍へ突撃

考え抜かれた接客応対システム

学生時代に一番時間かけずに食べることが出来た千龍が、今では1時間待ち当たり前の店になるなんて当時は想像もしませんでしたよ。

私は行列に並ぶのだけは大嫌いな人間なので、そうなると昼食時に行くことはめっきり減り、近年では夜に玉名で飲んで締めに行くことしかなくなりました。

つまり、シラフでは食べていないわけなので、今回はこのブログのためたった今、実食してきましたよ。

らしくもなく30分も行列に並んで。

「福岡まで名店求めてはるばる来た」

とかいうのならともかく、すぐそこで食べれる地元のラーメン屋に並ぶことってなんか損した気分になるのは私だけでしょうかね(笑)。

私がテントに入った時は11時過ぎですでに15人が並んでいました。

平日なんですけど、仕事中の作業服の人とかいたりします。

大丈夫?

休憩時間間に合うの?

まあ、回転が早くてサクサク呼ばれていくので、あんまり待ち時間は苦じゃなかったのがちょっとした驚きでしたね。

開店は11:30のはずなんですが、今日は11:20くらいにはお客を入れ始めたかな?

なんかシステムがしっかり出来上がっているのがすごいと思いました。

オープンした途端、全席分の人数を満杯に入れちゃうわけじゃないんですよ。

数人を招き入れて、食券買ってもらって、丁寧に席を案内して、席についたら、お水を出してから、次のお客をテントに呼びに行く、みたいな。

一組一組丁寧に対応していくんですよ。

で、それでも席は満席まで入れずに、2,3人分の注文が着丼したらまたテントから2,3人招き入れるみたいな。

作る人・注文受ける人の負荷を調整してパンクしないようにしていると言うか。

この仕組みが見事にできあがっているから、店員さんも絶対にテンパったりパニクったりがないんですよ。

普通のお店だったら、あれだけのお客が一気になだれ込んでくれば、さばききれずにテンパって間違いが起きたり、お客への対応が雑になったりってことが起き得ると思うんです。

座った後のお客に

「すみません、あちらの席に移動してもらえませんか?」

とか言ったら

「なんだよ!最初から案内しろよ!」

とかってちょっと印象悪くなるでしょ?

ドタドターって注文が入ってしまえば、提供する順番が前後したりということもあるかもしれない。

「おい、なんで俺より遅く来たやつに先に届いてんだ?俺が先だろ?」

みたいな。

そういうことが原因でクチコミ評価が下がったり、悪評がたったりするんです。

けど、それって店員さんの能力やモチベーションに果たして問題があるのか?

「なんだぁ?感じ悪い店員だなぁ!」

世間一般的にはそう思われがちなんですけど、システムが出来上がっていないから起きてる悲劇じゃないのかな?とか考えさせられました。

さばけないのであれば、この千龍のようにさばけるような仕組みにすればいいんですよ。

千龍に関してはその仕組みが考え抜かれて作られてるのがすごい。

こういう仕組みで生まれる店員さんの精神的な余裕が、お客への気配りや笑顔につながるんだと感じました。

なんかね、お客とお店の関係性が非常にいいんですよ。

見てて微笑ましいくらい。

これだけお客が行列をなしているのに、混乱してないし、どこかのお店みたいに殺伐としたような空気感はありません。

こういう光景を見ていると、従業員教育の前に、お店の仕組み(オペレーション)作りっていうのは本当に大事なんだと思いますよ。

そんな感じでお客1組ごとを丁寧に丁寧に接客していくので、お客としてもすごく安心感があって好感度が高いんですよ。

千龍では「ほったらかしにされた感」がまずありません。

普通の行列店だったら、

「次のお客様どうぞ~」

って呼ばれて席案内されて、メニューを見て決めて、

「すみませ~ん、注文いいですかぁ?」

っていう段階になって、こっからウエイターさんが走り回ってて捕まらない、てことが多い。

けど、千龍は先に食券買ってて、席につくと同時にオーダーが入るから、席についたら気をもむことなく届くのを待つだけです。

まったくストレスがない。

こりゃ、悪評なんて立つわけがない。

こういうことって会社の仕事場でも同じことですよね。

職場での意見の対立とか派閥とかって、会社にきちんとしたルールや仕組みができあがっていないから生まれる『不要な衝突』であることも多いですからね。

いや~、なんか千龍に学ばせてもらいましたよ。

千龍の一杯を実食!

で、ようやくありつけましたのが⇩

大輪、天琴と紹介してきましたが、毎度毎度のことながら

似たような絵面(えづら)

ですみません(笑)。

さて、この千龍のラーメンを実食…

・・・・・・・・

…うめぇなぁ、もう。

なんでいちいち口に入れるもの全てが美味いんだ。

チャーシューもこれ肉厚でかなり美味しい。

長らく、酔っ払って食べることしかなかったので、久々にシラフで食べるとこれまでとは違った印象を持ちました。

やっぱり、玉名ラーメン四天王は基本的な部分が共通しており、まごうことなき玉名ラーメンの伝統的な味です。

昔は四天王の中で

「千龍だけはちょっと違うかな?あっさりしてるような」

とか思っていたのですが、しっかりパンチが効いてます。

これは四天王の他のお店と比べても、そんなにあっさりはしていないかな。

ただ、天琴・大輪にあったあのガツンとくる幻惑的な甘さがそこまで強くありません。

そう、あの悪魔的な背徳感(ギルティ)はないかな(笑)。

けれど、しっかり旨味はあります。

なんか香ばしさもありますね。

次に大きな違いは麺の硬さですね。

クチコミを読むと、いつの間にやら麺の硬さを選べるようになってるらしいです。

ただ、食券を渡す時に別に麺の硬さを訊かれることはないので、普通の硬さで食べました。

周りを見回しても麺の硬さを指定している人は一人もいなかったけど。

ホントにできるのかな?

中細麺という玉名らしい麺の太さですが、千龍の普通は天琴・大輪・桃苑に比べるとわりと硬いです。

この硬さは新鮮だったな~(今さら?)。

千龍が『玉名ラーメン四天王』の中で唯一なのが、この麺の硬さを選べること(?)に加えて、替え玉ができること。

これは私の学生の頃からでした。

天琴や大輪がスープが薄まることを嫌がって、頑なに替え玉を突っぱね続けているのとは対照的ですね。

しかし、スープが薄まることを避けるための工夫はされているみたいです。

替え玉を頼むと丼に入れて持ってきてくれるのですが、よくチェーン店などに置いてある「ラーメンタレらしきもの」を絡めてあるのが分かります。

今回、初めて替え玉を頼んでみたのですが(昔はダブル食べてたから頼んでない)、スープはまったく薄くなる心配はありませんでしたね。

ただ、替え玉してる人はほとんどいなくて、どうせ2玉食べるんだから始めからダブルにしている人が多いです(私も学生の頃はそうしてましたし)。

で、2名以上のお客はほぼほぼ焼き飯食べてて、一人客の顔を見ていると

「あちゃ~…誰か連れてくればよかった」

っていう“心の声“が聞こえてきます(笑)。

なんでかって?

それはこの焼き飯に秘密があるんです。

いよいよ噂の焼きめしと再会

焼きめしを頼んでいたのは高校生の頃なので、ほぼ記憶にありません。

っていうか、『とある理由』でたまにしか頼むことはなかったんですよ。

今ではかなりの人気メニューにになっており、これをお伝えしないわけにはいかないので、久々に頼んでみました。

今回は

「千龍で一度もやっていなかった替え玉をやってみる」

という命題があったので、焼きめしはテイクアウトにしました。

「え?Simackyって意外に少食?替え玉しながらでも焼き飯食べればいいじゃん?」

と思われたそこのあなた!

それはこいつのモンスターっぷりを知らないから言えるんですよ!

ここの焼めしは2~3人前は軽くあるので、替え玉しながら食べるのは絶対無理です。

っていうかこれを一人で食べようと思ったら、ラーメンを諦めるしかないくらいの量あるので、食べたかったら複数人で行ってシェアしないといけないんですよ。

高校生の頃、たまにしか頼めなかったのは一人で行くことが多かったからなんです。

テイクアウトはなんかちょっとおしゃれな弁当箱に入れてくれます。

「おてもと」って…箸では食べないよね(笑)

でもってこれがその殺人的なボリューム⇩

う~ん、伝わりづらい(笑)。

これね、1キロくらいありますよ?

持って帰って、母と娘の3人でシェアしてやっとこさ完食。

ボリュームも凄いけど味がめちゃくちゃ濃い

先程は

「千龍のラーメンには大輪・天琴の悪魔的な背徳感はない」

と書きましたが、

悪魔はラーメンではなくこっちにいやがりました!

なんかこれ食べたら健康診断の何かしらの数値が既定値を超えそうです。

ラードがたっぷり効いていて、塩コショウがたっぷり効いていて、米は理想的なまでにパラパラ。

食べれば食べるほど喉が渇く。

危険だ、危険すぎる。

私の頭の中では緊急事態を示す『コード・レッド!!!!』のサイレンが鳴り響いています。

いけないと分かっていてもスプーンを持つ手が止まらないあと引く旨さ!

ふと横を見ると…お、お袋~!!!!

焼き飯オカズにして白飯食い始めてんじゃねぇ~!!!!

何故そうしようと思った!?

ちょっ、お袋、正気か?

炭水化物+炭水化物=メタボまっしぐら

なんだぞ?

しかも、なんか目がおかしいぞ?

まるで『千と千尋のあのシーン』です。

目がイッちゃってる…

狂ってる!なにかがおかしい!

ふと娘を見ると、

「ホハハハフフフフヘハハハハフホホアハハハハ!」

駄目だ、ほぼ花京院(JOJO)になってる…。

こいつもだいぶと病的な絵面だ…。

そして食べたあとは唇にべったり残る強烈なラード臭と胸にじっとり残る罪悪感。

「お、俺は悪魔と契約をしちまった…」

っていう気分になること請け合いです。

この悪魔的快感を味わったがために、悪魔の取引でなにか大事なものが失われそうです。

おそらく

明日飼っているインコが死ぬでしょう

(飼ってねぇだろ)。

あ~、血糖値が爆上がりしてぼーっとしてきた…。

はっ!?

なんかだんだん思い出してきたぞ、この懐かしい感覚!

この焼きめしを食べたがために、昼からの授業をサボって司(つかさ)ボーリングで胃もたれ解消していた高校生の日々を…。

運動でもしなきゃ、クスリでもキマったみたいにラリって何も出来ませんからね(言い方!)。

合法ドラッグなみのドーパミンも出ているでしょう。

もう、ほぼ違法(笑)。

う~ん、一人で食べれるハーフサイズ、いや1/3サイズ出してくんないかな(笑)。

地元では、昔の焼きめしシリーズの復活を望む声は多いですが、これだけのお客が行列をなすようになると、もう復活させるのは無理でしょうね。

ただ、クチコミを読んでいると、1品だけ残った『五目焼きめし』が十分お客さんを満足させているようには見えます。

すごい人気ですよ五目焼きめし。

こいつが『千龍の焼きめしファンの熱い想い』を、なくなったメニューの分まで一手に引き受ける大活躍を見せてます。

ただ、これは必ずお友達と行った時に頼んで皆でシェアしましょうね。


はい、というわけで玉名ラーメン企画第3弾として本日は千龍ラーメンを語ってきました。

振り返ってみると意外にも青春時代に一番思い出が詰まったお店だったのかも(笑)。

それでは今後も地元玉名の素晴らしいラーメン店を今後も紹介していきますので、お楽しみに!

Simackyでした。

それではまた!

玉名ラーメンに関する全ての記事はこちら

『千龍』玉名ラーメン四天王の一角!~悪魔の焼きめし…” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    昔のメニュー懐かしいです!もやしラーメンと野菜ラーメンを交代で食べてましたよ🤗そのあい中で塩バターです(笑)いつからかメニュー少なくなりましたよね…でもお客様は増えてる!スゴイです!

    1. simacky より:

      コメントありがとうございます!
      千龍の昔メニューをご存じの方と出会えて嬉しいです。
      塩バター懐かしすぎます!
      当時は千龍で「これが北海道のラーメンの食べ方か!」
      と興味津々で頼んでみたものです。
      何が飛び出してくるか分からないおもしろさがありましたよね。

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