『えぼし家』(元・博龍)玉名ラーメンで芸能人御用達だったお店

本記事はプロモーションを含みます。

どうもsimackyです。

本日は熊本県熊本市北区(植木町)にありますラーメン店

えぼし家

(えぼしや)

をご紹介していきます。

元々は玉名の博龍ラーメン

今回、ご紹介するのは熊本市北区植木町のえぼし家。

このサイト『ひよこまめ』で玉名ラーメンを語りまくってきた私が、なぜにこのお店を語ろうと思ったのか?

実は、このお店は

元・玉名ラーメン

なんです。

昔は、玉名市の司ボーリングの近くに

博龍(はくりゅう)

と名乗って店を構えていました。

1982年の創業で、玉名では四天王に数えられる大輪と同じ年に開業してます。

2007年に玉名から植木に移転し、屋号が『えぼし家』になりましたが、変わらぬ味を継承しています。

国道3号線のマクドナルドの真正面にあります。

看板には『熊本らーめん』とデカデカと書いてあり、『えぼし家』は右下に小さく書いてあります(笑)。

このえぼし家は玉名で博龍だった頃、当時高校生だった私が一番通っていた玉名ラーメン店なんです。

なので、このブログで玉名ラーメンの店舗紹介や歴史を語っているうちに、なんか博龍愛が目覚めてきちゃって(笑)。

どうしても語りたくなったので、今日えぼし家に息子を連れて行ってきたというわけです。

植木に移転してからは、営業周りしながらちょいちょい食べに行ってたんですが、最近は行けてなくて10年ぶりくらいかな?

ここんとこ玉名ラーメンを毎日のように食べ歩いていたので、その舌に刻んだ玉名の味とえぼし家の味を改めて食べ比べてみるのもおもしろいのかな、と。

まあその前に。

このえぼし家の前身だった博龍は、単にラーメンの味を紹介するだけではもったいないほどエピソードを持っているお店なので、そのへんも是非とも知ってもらいたいです。

と、いうわけでまずは博龍を知ったきっかけから語っていきましょうか。

役所広司ゆかりのお店

私が高校生の頃(1994~1996年)に博龍に行くようになったのは

「玉名には芸能人が熊本に来た時に必ず立ち寄るラーメン屋がある」

と聞いたからです。

役所広司のサインもあるぞ」

と。

当時(1994年くらい)から遡ること数年前(1991年くらい)、私が中学生の頃に、玉名での実話を元にしたテレビドラマ

「恐怖の二十四時間・連続殺人鬼 西口彰の最期」

というサスペンスがありました。

「玉名で撮影したドラマらしいよ」

と母が言うので、家族で一緒に観たのを今でも覚えています。

ストーリーは、5人を殺害した連続殺人鬼が弁護士に扮して、玉名のとある住職の家に泊まり込むとこから始まります。

で、住職の一家は、会話などから弁護士であることに違和感を抱き、だんだんと指名手配されている連続殺人鬼「西口彰」であると疑うようになります。

最終的に住職が警察を呼んでお縄になる、というたった1日だけを描いたお話なんですが、ものすごく濃密で緊迫感が異様に高い。

とにかくこの西口彰役の役所広司の演技がすごいんですよ!

会話している時の、目の奥に何やら不気味なものを感じさせる表情とか、かと思えば、住職の不良息子をぶん殴って説教する時の人情味とか、西口彰の多面性を表現しきっていて引き込まれていくんですよ。

殺人鬼なんだけど、この西口彰をどうしても嫌いになれないんですよね。

テレビでたった1回観ただけなのに未だにはっきり覚えてますもん。

かなりのインパクトでした。

これ傑作なんですけど、

DVDはありません。

テレビ局ってほんと勿体ないことしますよね。

マスターテープ掘り起こしてリリースしてもらいたいです。

中学生の私にとっては

「あの大物俳優が玉名に来て本気で演技してくれている」

っていうのが、なんか子供心に誇らしかったのを覚えています。

これで役所広司が好きになった私は、その後も時代劇の『三匹が斬る』シリーズは欠かさず観てました。

右:役所広司

で、それから数年が経ち、高校生になって玉名ラーメンに通うようになった私に親父が

「あの映画撮影に来た時に、役所広司が何回も通ったラーメン屋があるもんね。博龍っていうけん、今度行ってみ。サインもあったぞ」

「マジで!?場所どこ?」

「司ボーリングの近くよ」

ということで行ってみることにしたんですね。

で、行ってみると本当に入り口の暖簾にマジックで役所広司のサインが書いてあるではないですか!

「店内にサインがあるんじゃないんだ!入る前にもういきなりあるんだ!」

ってすごい興奮しましたね。

けどね、それ以上にびっくりしたのは、役所広司の演技のインパクトが霞むほどのインパクトを放つこの博龍の外観でした。

 

こ、これは一体なんの店だ…?

まず、この博龍は外観が異様なんです。

これが店舗側面⇧。

正面に回り込む前にすでに嫌な予感はしていたのですが。

正面に回って、

「なんじゃぁ、こりゃあぁ!

となるわけです。

初めて見た時に感じた『いかがわしさ』っていうんですか?

通学とか、通勤途中で信号待ちしてる時に、意味不明な電波な言葉が書いてある看板とか見たことありません?

こういうの『電波看板』っていうらしいです

あれ見た時の感情に近いと言うか。

制作者の意図がまったく分からず、

「何を伝えようとしてるんだ?何を表現しようとしてるんだ?」

と頭の中が「????」ってなる看板なんですが、当時の博龍もこれに近い感覚なのかもしれません。

だって…

壁に自転車がぶっ刺さってるんだもん…。

しかも自転車の前かごに植木鉢です。

なぜ、これをやろうと思ったんだ?

まず、初めて訪れた人は一旦ここで固まります。

一体どういう日常を送っていたら、こんな前衛的すぎる着想が浮かぶのでしょう。

「お、俺は今、一体何を見させられてんだ?」

ってなることうけあいです。

あなた、友達の家に行って玄関がこんな状態になってたら、その家に上がれますか?

おやつでも出すから、まあ、上がって行けよ」

「あ、ああ、それもいいけど、今日は天気もいいから、ファミコンは辞めて外に遊びに行こうか!」

って、頑なに家に上がることを拒否すると思います。

絶対に家に上がっちゃ駄目です。

もし友達の家に上がって、中がこうなってたらどうしますか?⇩

当時のカウンター

「な、何故に壁にトウモロコシ!?もしかして、これがおやつなのか!?」

ってなりますよ?

不安でしかない。

この段階に至って、私の頭の中ですでに

役所広司は消し飛んでます。

ワクワクもありません。

不安の二文字しかない…。

妖怪の館に来てしまった気分。

きっと出てくるのは、人間の目玉の浮いたスープや、人間の耳が入ったカレーに決まってます(ラーメン出てこんのかい)。

ソワソワしてしょうがない私は、とりあえずトイレを借りました。

何?1回店の外に出て裏に回る?変わってんな。

で、トイレに行くと…。

壁、そして便器に至るまで、

毒々しい原色で塗りたくられた博龍ワールド

が展開されていました。

ひぃっ!!!!

とてもじゃないけど、口にするのもはばかられる内容なのでこれ以上はご勘弁を。

ちなみにこの時点で、

体重が2キロ減ります。

芸能人御用達のお店

まあ、こんな外観・内装からは想像もできないのですが、実は壁に芸能人やらテレビ番組のサインがたくさん飾られているんですよ。

地元の人もあんまり知らないのに、芸能人の方が目をつけてるってのも変な話ですよ。

役所広司のサインは暖簾に書いてあったのですが、店内のサイン色紙を見ると、的場浩司、哀川翔、大仁田厚などの著名人の名前が見受けられます。

・・・・・・・

…だいぶ偏ってねぇか?

偏ってる。

右なのか左なのかは分かんないけども、

間違いなくバイオレンス(Vシネ)な方向に。

もっと真ん中あたりの人来ないの?

ま、まあ、この店の特殊な空気が、特殊な人だけを呼び込むのでしょう。

特にこの的場浩司はテレビ番組でも博龍への愛を語ってて、

博龍を食べるためだけに玉名に来る」

とか言ってたくらいなので、その後、テレビの取材も増えたみたいですね。

今思えば玉名ラーメンがブランドとして認知されるきっかけというか、その先駆けになりましたよね。

玉名ラーメンと言えば元祖の天琴が当時から人気店だったのですが、それに次ぐ人気店だったのは間違いないです。

しかし、この博龍。

天琴や桃苑、千龍、大輪といった、後に玉名ラーメン四天王と呼ばれる『王道の玉名ラーメンの味』とは一線を画していたんです。

そう、

「博龍だけなんか味が違うな~」

とは当時から思ってました。

あの不気味な外装と内装からは想像もつかないほど『上品な味』だという印象がありましたね。

とにっかく美味いんですよ。

まあ、この外観・内装にめげもせず(しかもトイレがあれにも関わらず)、高校生のわたしが通い続けたということは、よっぽどラーメンが美味かったからこそなわけで。

今回、えぼし家に来訪したのは、これだけ玉名ラーメンを食べまくってきて、久々に原点のあの『上品な味』を確かめたくなったからなんですよね。

「ラーメン」を実食~一見オーソドックスだがこだわり抜いている~

博龍、えぼし家の味は一言で簡単に言うと

「That’s 熊本ラーメン」

です。

チャーシュー麺800円

玉名ラーメンよりも熊本ラーメンの典型的な味なんですよ。

スープは玉名のもののように透明感は全くなく、白濁してるし、スープ表面には黒マー油が浮いています。

この黒いのがマー油。焦がしたニンニク油ですね。

見た瞬間に分かるほど、熊本ラーメンの見た目ですよね。

玉名ラーメンにこの黒マー油は浮いていませんから。

さらにニンニクもチャーシューの上にほんのちょっぴりかけてある程度で、他の玉名ラーメンのスプーン1杯に比べたら1/3くらいしかかけてないんじゃないかな?

ただ、

「なーんだ、味千とかのいわゆる普通の味じゃん」

とか思って舐めちゃあ行けません。

確かにオーソドックスな熊本ラーメンの味なのですが、どの熊本ラーメンより美味いんですよ。

味わえば味わうほど、このスープが洗練されているのが分かってきます。

口コミを読むと「思わずスープを飲み干した」っていうコメントがかなり多いです。

このフィーリングをお伝えするために、ボクシングで例えましょう。

『ジャブ』っていう、基本のパンチがありますよね?

ボクシング習い始めて最初に教わるパンチだし、誰でも打てます。

相手をKOする右手のストレートと違い、左手で軽快にパンパン打って、相手との距離をとったり、ガードを崩しにかかったりと、ボクシングでは実は一番大事なパンチ。

なので、単なるジャブも極めれば世界を制することが出来ます。

「左を制するものは世界を制す」

ってやつです。

世界チャンピオンのジャブは単なるジャブではありません。

派手じゃないけど、全く無駄がなく、動作が機敏で、最短距離を飛んでくるから、相手はまったくかわせない。

ゆえに世界を制するんです。

必殺パンチや大技が大事じゃないんです。

基本の洗練こそが最強。

それをラーメンでやってのけているのが、えぼし屋のラーメンと言えば、伝わりますかね?

えぼし屋のラーメンには必殺技のような派手な特徴はありません。

特大チャーシューとか、こだわり煮玉子とかてんこ盛りのサービス野菜が入ってるわけじゃあない。

豚骨がドロドロに濃厚なわけでも、ニンニクの強烈な香りが食欲をそそるわけでもない。

どこでも手に入らない特別な出汁を持ってきたわけでもない。

どこにでもある熊本ラーメンの見た目です。

けど、基本のスープがとにかく美味い。

普通の厚みのチャーシューがちゃんと美味い。

そして自家製麺が美味い。

特に、ここの豚骨スープは、一見どこにでもある熊本の豚骨スープのように見えて、ようく味わうと『世界を制する左』だということがよく分かります。

いわゆる熊本ラーメンのスープの味から、マイナス部分を削ぎ落としていったようなイメージです。

ちょっとした臭み、ちょっとしたしょっぱさ、ちょっとした脂のどぎつさ。

人間の舌にとってちょっとでも『過ぎる』と感じる部分を、繊細で厳しい職人の舌で排除していった先に出来上がったスープというか。

そして人を感動させる旨味だけをひたすら抽出したというか。

なので、玉名ラーメンのような豚骨臭さはありませんし、「塩からい」と感じることは一切ありませんし、脂がくどく感じることもありません。

理想的なまでにまろやかでクリーミーで、旨味がジワ~っと口に広がります。

どれだけの試行錯誤を繰り返せば、ここまで研ぎ澄ませることができるのやら。

その努力には頭が下がります。

ちなみにスープを作ってる釜は、ガラス張りで中が見えるようになっているのが凄い。

こういうのって企業秘密だから、普通玉名ではお客に見えないところでやっているものなんですが。

4つの釜で煮出したスープをブレンドして使ってるのがはっきり分かります(4つ見えてんだもん:笑)。

このスープの凄さは分かる人にしか分からないと思います。

我々、一般人には7回戦ボーイのジャブも世界チャンプのジャブも同じに見えるように、えぼし屋のスープと凡百の熊本ラーメンのスープも、一般の人には同じに感じることでしょう。

普段ラーメンを食べ歩きしない人には分かりようがない”違い“かもしれませんね。

7回戦ボーイ、上位ランカー、日本チャンプ、東洋チャンプと、色んなレベルのジャブを食らってきた人だからこそ、世界チャンプのジャブの凄さも分かるわけじゃないですか?

つまりこのえぼし家のスープの凄さは

比較するものがないと分からない凄さなわけですよ。

普段から色んなラーメン屋の味を、その舌に刻みつけている人じゃないと分かんないっていうか。

別に自分が通ぶっているわけじゃないんですが、ラーメンブログを書くためにこの3,4ヶ月食べまくってきて、今の私の舌には各店のラーメンの味がしっかり刻まれていたからこそ、今回は高校生の当時よりも余計に凄さが分かったと言うか。

そういう意味では玄人好きのするお店と言えますかね。

麺の太さは玉名時代から変わらずの中細麺なのですが…

玉名のものよりちょっと固めで、小麦の風味がしっかりするのが大事なポイント。

博龍時代との大きな違いは、えぼし家になって

自家製麺

に変えたこと。

玉名時代より進化してます。

高校生で通ってた頃は「吉田製麺」って書いた番重がたくさん積み上げられてた記憶がありますが、私が熊本から離れていた間に自家製麺に変えてたのかな?

自家製麺って小麦の風味がいいんですよね。

これもスープと同様、作るところをガラス張りにして見せているのが凄い。

これらに関しては動画見てもらうのが早いので、こちらのチャンネルをどうぞ⇩

で、チャーシューは厚めでしっかりした噛みごたえで美味い。

うちの小6の長男坊が満足気に

「うん!うん!」

って言いながら食べてました。

この長男は一番リアクションがはっきりしてるんで、間違いなく美味さに感動しております。

声でけぇよ、恥ずかしい(笑)。

「うん!」だけですべてが伝わるってある意味凄いな。

新しい食レポの形(笑)。

で、スープは完飲。

う~む、久々だったけど、正直、この美味さにはビビりました。

博龍時代から確かに美味かったけど、ここまで美味かったっけ?

店を移ったことで、こだわり度がさらに上がってるようにさえ感じます。

だって博龍時代よりも明らかに設備投資してますもんね。

味の追求に関しても、お客さんがくつろげる内装にしてもそう。

あのエキセントリックだった内装は、えぼし屋になってからは真逆になりました。

黒を基調にしたシックな内装で、息子も

「なんかオシャレやね」

って言うくらいですから。

どう見ても同じ人が経営している共通点がないんですよね(笑)。

辣子麺(らーしーめん)を実食

さて、もう1品、紹介したかったメニューが有りましたので、再訪しました。

実はこのえぼし家のラーメンは大きく分けて2種類。

ラーメンと「辣子麺」(らーしーめん)です。

「麻婆(まーぼー)豆腐」とか「酸辣(さんらー)タンメン」みたいな、思いっきり中国読みのメニューですな。

不穏な空気。

こういう中国語発音のメニューは往々にして

ただ事じゃないくらい辛いやつだと相場が決まってます(笑)。

私はここに初めて来訪したときからこの辣子麺のことが気になっていたのですが、ここのノーマルラーメンがあまりにも完成度が高いので、あの感動を一回棒に振ってまで冒険する気にはとてもなれなかったんですよ。

お店が玉名にあってしょっちゅう行けるのなら頼んだでしょうけど、場所が植木なので阿蘇とか菊池方面に行った帰りに寄るくらいしかない。

そんなの年に1,2回ほど。

植木に行く目的で植木に行くことなど人生で1回あるかないかですからね(植木の人に失礼だぞ)

そりゃあ、頼みませんわな。

けれども、今回は皆さんにお伝えすべく、これを食べるためだけに植木くんだりまで出かけていきましたよ~(だから植木の人を敵に回すな)。

そして出てきたのがこれ↓

辣子麺600円

「いや、お前まで600円かい!」

と思わずツッコミを入れたくなります(笑)。

そう、先程は言い忘れてましたけど、なんとこのえぼし家、基本ラーメンも辣子麺も驚きの安さ。

なんと600円なんですよ(2026年2月1日現在)。

この物価高騰の時代にあって玉名ラーメンの基本価格はどこも800円代が普通、最高値で天琴が900円になっているというのに?

天琴と300円の開きだぞ?

ちょっと待ちなさい。

ここは植木と言えども、一応熊本市北区の国道3号線沿いですぞ?

交通量、エリア人口などを考えても、このあたりで商売するうえでは一等地だし、玉名なんかより家賃も随分高いはずでは(もちろん人件費だって)?

それで、どうしてこの価格が維持できる?

しかも、最近ではどこのラーメン屋も基本ラーメンだけは上げ幅を抑えて、トッピングとかの上げ幅を大きく取っている傾向にあるのに。

通常ラーメンが100円の値上げ(15%前後)ならトッピングは50円の値上げ(50%)、みたいな。

大盛りや替え玉も100円から150円へ(50%)みたいな。

そんな小賢しいことはしないどころか、そもそも価格据え置きって…。

大盛りにしたって700円なんですよ?(ちなみに天琴では大盛り1050円なので差はさらに広がる)

あり得ない…その価格がこのクオリティ(味)で実現できている奇跡。

モーセが海を割ったのに匹敵する奇跡を、今私は目の当たりにしています。

えー、通常の基本ラーメンとの違いは、キクラゲに変わってメンマが入っていること。

あと、チャーシューがかなり小さめ。

通常のラーメンが2枚入っているのに対して、1枚を半分に切ったものが2枚入ってます。

まあ、こうした原価を抑える工夫をして価格を基本ラーメンの600円に合わせているんだと分かります。

こういうところからお客への思いやりが伝わってくるというか。

「お客さんのお財布に少しでも優しく」

という、『今どきのラーメン屋ではとうの昔に失わてしまった庶民感覚』が感じられるというか。

で、そのお味はというと…うん!

意外にも辛くない。

この名前でかなり覚悟はしていたのですが、拍子抜けするくらい辛くない。

基本ラーメンだとニンニクを油で焦げるまで炒めた『黒マー油』が表面を覆っているのですが、これはそのマー油作る際の油をラー油に変えてるんじゃないかな?

ちゃんと焦げたニンニクも入っていることが確認できます。

しかし、その程度の辛さとは言え、やっぱりここのスープの繊細な美味さがボケちゃった感じはしましたね。

私はここの豚骨スープは熊本県トップクラスの洗練度だと思ってますので、ちょっともったいないかな~。

けれども、今回感じたのはこの辛味が加わることによって、自家製麺の小麦の甘みが際立ったこと。

スープの旨味はちょっとボヤケた分、麺の旨味がよりくっきり出た感じがしました。

「麺うまっ!」

ってなりましたもん。

先程はここのスープを絶賛しましたが、今回、この辣子麺を食べたことで、自家製麺の美味さをまざまざと見せつけられました。

これは確かにずっとメニューに残り続けるわけだ。

えぼし家の2つの個性『スープの旨味』『麺の旨味』、この2つを余すことなく楽しみたければ、どちらも食べてみるしかない。

うーん、書いているそばからもう行きたくなってきた(笑)。


はい、というわけで本日はえぼし家をたっぷり語ってまいりました。

実は私、玉名ラーメンの記事をこれまで書いてきたのですが、その中でもこのえぼし家はページビュー(PV)がナンバーワンです。

「玉名ラーメン」っていうカテゴリにまとめているのに、ナンバーワンが植木のラーメン屋ってどういうことよ(笑)。

まあ、熊本でも注目度が上がってきているのが分かります。

ラーメン総選挙とかラーメンフェスとか、そういうのに名を連ねるラーメン屋がもてはやされる昨今ですが、目を覚ましてください。

あなたにとって理想のラーメンなんてそんなところにはないんです。

本当にうまい店は自分の舌を頼りに自分で見つけてください。

大好きな店ってのはね、人気店の中から選ばなきゃいけないものじゃないんです。

あなたの好みがあって、あなたの居心地の良さがあって、あなたとお店のエピソードがある。

そんな店を語り合おうじゃありませんか。

あー、えぼし家が人気出るの嫌だな~。

せっかく並ばないで入れるお店だったのに!

この記事を読んだ皆さんは、これを読んで楽しむだけにしてくださいな。

決してお店には行かないでね!(だったら書くなよ)

それではまた!

『えぼし家』(元・博龍)玉名ラーメンで芸能人御用達だったお店” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    博龍懐かしいです✨外観も記事読みながらだんだんと思い出してきて、ホンっとバイオレンスでしたね(笑)でも今から思うと芸術的エキセントリックだったのかもです(笑)(笑)スープ飲み干したんですね!久しぶりにえぼし家行きたくなりました😊

    1. simacky より:

      コメントありがとうございます!
      博龍時代を思い出していただけたようで嬉しいです。
      えぼし家になっても相変わらず美味しいので、是非行ってみてくださいね。
      ほんとに飲み干したくなりますから笑。

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