食生活の改善②『食べる順番が大事』

どうも、Simackyです。

前回から始まりました『食生活の工夫』シリーズ。

前回『ゆっくりよく噛んで食べる』に続き本日は第2弾で『食べる順番』ですね。

それで入ってみましょう。

食べる順番を意識してもゆっくり食べないと意味はない

ある程度、健康に関して興味がある人なら「野菜から食べたほうがいいらしい」ぐらいは聞いたことがあると思います。

何故か?

それは『消化吸収が穏やかなものから食べることによって血糖値の急上昇を抑えるため』と言われています。

血糖値が急上昇すると大量のインスリンが出て、糖分を脂肪にまわしてしまうと。

このことは昔から知っていましたのでなるべく最初は野菜から食べるようにしたり、味噌汁などの汁物から取るようにしてはいました。

営業マンで外食がほとんどでしたが、例えばとんかつ定食ならば、漬物を食べながらお茶を飲む。最初にキャベツのみじん切りを全部食べきる。

味噌汁を吸う。それからトンカツをおかずにしながら白米を食べるといった感じです。

ほう、我ながらなかなか出来ているではありませんか。

けれども食べながらいつも思っていたことがあります。

「いうてもキャベツ食べ終わってから御飯食べるまでにそんな時間差ないじゃん。ものの1分程度の違いでほんとにどうにか変わるものかね?」

はい、間違ってます(笑)。

この食べる順番というのは『そもそもゆっくり食べること』が大前提です。

前回、『ゆっくりよく噛んで食べる』でも書きましたが、私はかなりの早食いだったので、順番はあるといっても胃からすれば

「いや、ほとんど同時やがな!」

とツッコミを入れたくなる状況だったんですね。

しかし愚かな私は自分が『早食い』だという認識が1ミリもありませんでしたので、これを10年近く続けていました。

もはや愚かを通り越して神がかかってさえいます(笑)。

最近ゆっくり食べることに気がついて、よく噛むようにもなりました。

そして気がついたのです。

「あ!そうか。ゆっくり食べるとだんだん胃が準備できていくから頃合いになって炭水化物を食べればいいんだ」と。

そう、最後に炭水化物という血糖値を爆上げさせる魔物に暴れさせないためのバリケードを準備するイメージなんですね。

それからは食べる順番っていうものが本当の意味で効果を発揮しだしたんだと思います。

血糖値の急激な上昇による食べた後の眠気がなくなりましたから。

『ゆっくりよく噛んで食べる』と『食べる順番』はセットだったんですね。

そしてこの食べる順番にはコツがあります。

先程あげた私の例で言えば間違っている箇所があります。

それは決しておかずとご飯を同時に食べないことです。

おかずとご飯を一緒に食べちゃ駄目!

私は子供の頃、今は亡きSimackyグランパ(祖父)に言われたものです。

「おいおい、リトルSimacky、どうしておかずを先に食べてしまっているんだい?いいかい?おかずをひとくち食べたら白飯を頬張るんだよ。で、大きくなるように何杯もお替りしなさい。で、最後はおかずと白飯が同時に無くなるようなペース配分で食べるのが上手な食べ方というものじゃ」

これって多くのご家庭でそうだと思うんですよね。

だって色んな人と食事に行っても、ペース配分間違って白飯だけ結構な量残っている人ってあんまり見たことないから。

そして『ご飯がすすむことは正義』っていう考え方がありませんでした?

「これを食べたらご飯をかきこむ手が止まりません!」

みたいな。

今考えるとそれは決して褒め言葉ではないと思うんですが。

まずこの考え方は金輪際捨て去りましょう。

こんな考え方があるから日本人は糖分過多なんです。

国民皆がハードな肉体労働をしている時代じゃあるまいし、私達の日常はそんなに糖質は必要ありません。

カレーや丼ぶりなんてそもそも同時に食べる以外ありえない食べ物は基本食べないようにする。

奥さんが作ってくれたものであれば始めから別々にして皿に盛ってもらってます。

結婚式とかにいくとコースで料理が出ますよね?

あれって白飯を掻き込むようにできていますか?

パンがススムように出来ていますか?

そう、メインディッシュを食べ終わった後に最後に炭水化物が出てきます。

和食であれば御飯と味噌汁が。

洋食であればパンが。

あれが理想です。

私は昔、韓国に仕事で出張行っていましたが、米の扱いが小さいですね。

おかずの皿がたくさん並んでご飯は茶碗より全然小さい小皿みたいなのにちょっとだけです。

漬物的なものはたくさん並ぶのにそれはご飯をかきこむためのものではない。

塩分があまり強くなくそのまま食べるものです。

焼き肉だって野菜で巻いて食べる。

誰も白飯掻き込んだりしません。

肉を濃いタレに絡めて白飯を掻き込む日本式とは違う。

日本人はほんとに白飯を掻き込むのが好きなんだなと感じます。

国内の米農家を守るために政策的に煽ったんでしょうか?

そのあたりは分かりません。

米農家さんには悪いですが、白米を食べる量は減らします(ちなみに玄米は昼のみ食べます)。

ゆっくりよく噛んで、野菜、汁物、おかず(肉は最後)、ごはんの順番で食べ進めると、まずご飯が進まない。

どころか、おかず無しでの白米に魅力は半減するので『食べない』という選択をすることが増えました。

これはあくまで私がそうだと言うだけですが。

そしておかずと白米を一緒に食べないと、予期していなかった効果がありあす。

薄味に慣れてくる

ご飯と一緒に頬張らないから、おかずの味が濃く感じるのです。

おかずの味が白米で薄まらないから。

そうなると味付けを薄くするようになります。

どんどん薄味に慣れます。

そう、この薄味に慣れること』が根本的に食事への認識を変えます

「今まで自分は食べ物の味を分からずに食べていたんだな」と。

食べ方の順番を意識するのはもちろん血糖値のこともあるのですが、個人的にはここに本当の価値があると思っています。

ちなみに私は野菜の後に必ず冷奴を食べるのですが、豆腐に何もかけてません。

最初は「うっす…」と感じますが、2,3日で慣れます。

びっくりします。

味覚に慣れるのってこんなに時間がかからないのかと思うほど。

ある時突然、

「お!大豆の風味めっちゃ分かる。うまっ」

ってなりました、私の場合。

このあたりはまた『調味料をかけて食べない』の回で書きます。


はい、というわけで今回は『食べ方の順番』でした。

第1回の冒頭で話したとおり、ダイエットと言う意識から始まりはするものの、結論は食生活の見直し、食事に対する認識が変わっていくことが大事だと私は思います。

それが食事をより楽しいものにし、気がつくとダイエットにも勝手につながっているという感じでしょうか?

次回も新たな発見をお話します。

お楽しみに。

それではまた!

『食生活の工夫』(全6本)シリーズはこちら

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