ホルホース(第3部)名言「人生哲学はNo.1よりNo.2!文句あっか!」仲間にしたいほどいいキャラだった男。
本記事はプロモーションを含みます。
どうもSimackyです。
本日はJOJOの奇妙な冒険第3部に登場する敵キャラで、私が個人的に一番好きなホルホースを語っていきます。
私はかねてより、JOJOの敵キャラが大好きなのですが、この第3部はすごくコミカルなストーリーであるため特にキャラが立つんですよ。
やられっぷりも最後はかわいかったりしますからね。
その中でも『人気がありすぎて一時は仲間になったかのような扱い』まで受けた男。
第3部の人気キャラランキングでもトップ10に入ってくるほどの人気者。
このホルホースの魅力に迫ります。
ホルホースってどんな奴?
このホルホースの初登場はインドです。
Jガイルとコンビを組んで登場します。
Jガイルの鏡から鏡を移動するスタンド「ハングドマン」とは相性がいいようで、3部では敵がコンビとして登場する初のパターンでしたよね。
クリント・イーストウッドが大好きな荒木先生の趣味丸出しのキャラデザインで、カウボーイスタイルが決まってます。
口に加えたタバコがトレードマーク。
スタンドも『拳銃一丁』という非常にシンプルなもので、
荒木先生お得意の拳銃のリアルな絵が大好きでした。
エンヤ婆のように物語を通して登場回数が多いのが特徴。
Jガイルとのコンビで1回目の登場、2回目はエンヤ婆の支配する村、3回目はディオの館、4回目はボインゴとコンビを組んで登場、と4回も登場するんですね。
そりゃ人気もあるわけだ。
登場回数が多いとキャラへの愛着がわきますからね。
ホルホースの名言
この人ね、いちいち名言言おうとしたり、人生哲学を語ったりします。
初回登場のポルナレフとの会話からすでに魅力が全開でした。
「軍人将棋って知ってるか?銃は剣より強し。名言だな」
自分で名言を言っている自覚はあるようですね。
このホルホースの名言の中ですっごい好きな名言があるんですよ。
小学生の時にこれを読んだ時は影響受けたものです。
「オレは誰かと組んで力を発揮するタイプ。No.1よりNo.2!これがホルホースの人生哲学。文句あっか!」
深い…。
なんて深い名言なんだ。
人はなんでも自分一人で完結しようと思いがち。
けど1人でできることなんてたかが知れてる。
人間は『群体』としての生き物なんです。
1人じゃできないことも、力を合わせることでできることがあるじゃないか?
誰一人として必要のない人なんていない。
ホルホースはたったこれだけの短いセリフの中で、
人と人とが支え合う未来を語っているのです。
んなわけあるかい。
本当は仲間になる予定だった?
当時、リアルタイムでジャンプを読んでいた私は、ホルホースは仲間になると思っていました。
いや、おそらく誰でもそう思ったでしょう。
当時の私たちジャンプ読者はなぜ彼が仲間になると思ったのでしょう?
その理由をご説明します。
スタンド能力に汎用性が高い
ホルホースのスタンド『エンペラー』は非常にシンプル。
撃った弾を自由に操作できる拳銃のスタンド。
これってどう考えても
『味方側のキャラが使うスタンド能力』
っぽくないですか?
なぜならシンプルな能力は汎用性が高いからです。
よくよく考えてもみてください。
例えば『デス13』のように『夢の中で敵を襲う』みたいなスタンド能力がもし仲間にいたとして、どうやって敵スタンドと戦わせますか?
ディオの配下はこっちに奇襲で仕掛けてくるのに、どうやって事前に寝てる相手を狙うことができますか?
無理ですよね?
実は敵キャラのスタンド能力はこういう
『正体が分かっている相手(主人公たち)を待ち受けて攻撃する』
タイプのスタンド能力がかなり多いんですよ。
戦う条件が限定される能力なんです。
ということは仲間のグループに入れても戦わせることができない。
荒木先生も扱いづらいから、ほとほと困ってしまうわけです。
逆に言うと、こういう色々な特殊能力を持った敵達と戦っていくためには、
どんな状況であろうと知力と駆け引きで打開できるようなスタンド能力
が必要なんです。
それってシンプルであればあるほど良いんですよ。
スタープラチナは素手、ポルナレフは剣、アブドゥルは炎といったように。
その流れで言ったらこのホルホースの拳銃は色々できそうですよね?
それは第5部のミスタを見ても明らかでしょう?
ミスタは第5部で主人公のジョルノよりも誰よりも圧倒的に戦闘回数が多いのは、荒木先生もきっとバトルがさせやすいからなのだと思います。
っていうか荒木先生も仲間にするつもりで描いていたんじゃないかな~。
ホルホースの活躍見たかったな~。
9部で再登場しないかな~。
実はかつてメンバーと一緒の表紙を飾っていた
ホルホースが仲間になる予定だったもっと決定的な証拠が、「正義その④」のエピソード時の、メンバーたちと一緒に表紙を飾っている姿でしょう。
承太郎たちと一緒にばっちりホルホースも写ってます。
浮気調査を依頼された探偵が、不倫現場を激写してきたかのような一枚
に見えたのはかつての私だけでしょうか?
承太郎たち浮気しちゃってますよ!?
誰よこの女(ホルホース)!
もうあの女(アブドゥル)は捨てたの?
忘れたの?
ちょっとジョースターさん!
新メンバーを加えての心機一転モードが出すぎちゃいませんか?
…いや待て。
これは承太郎たちのせいではないのかもしれない。
神の摂理が発動したのか?
ひょっとしたらだけど…アブドゥルのことを忘れたのは…
神(荒木先生)?
ポルナレフとの絡みが多い
ホルホース最初の登場回ではJガイルとのコンビプレーで、アブドゥルを倒します(死んでなかったけど)。
その後、Jガイルがポルナレフを追いかけてとどめを刺しに行くため、流れ的にJガイルVSポルナレフ・花京院の構図になってしまいます。
そのため、Jガイルが倒された後に駆けつけたホルホースは、Jガイルほど憎まれていないっぽいんですよね。
Jガイルはポルナレフの妹を殺した
『やっと見つけた念願の仇敵』
だったので、ホルホースがアブドゥルを殺したインパクトがあんまりないというか。
Jガイルのクズっぷりがあまりにも見事でインパクトありすぎたというか。
わりと軽いノリで逃げおおせます。
っていうか承太郎達の
『アブドゥルの仇を討つモチベーションの低さ』
に驚くんですけど。
女(エンプレス)が止めに入ったぐらいで追うのやめるか普通?
仲間殺されてんだぞ?
どうしてもある疑惑が脳裏をかすめます。
あんたら実は
ホルホースをアブドゥルの替わりに入れようとこの時点で思ってないか?
で、ホルホースのその次の登場ではエンヤ婆のスタンドが支配する村で、ポルナレフと一緒に仲良く捕まってるし。
ポルナレフとの絡みが多いね。
そして最後の登場となるボインゴとタッグを組んで仕掛けてくる2回目の戦いでは、例によって絵本を読んでいるボインゴ・ホルホース側の視点から物語が描かれます。
これやられるとオインゴの時みたく敵キャラ(ホルホース)に猛烈に感情移入してしまうんですよね(笑)。
しまいにはポルナレフの鼻の穴に指を突っ込むし。
あんたらジャレ合ってんのか?
幾多の戦いを通して友情が芽生えてるようですね。
最終的にホルホースは自分が発射した弾を自分で食らうことになり、戦線離脱してしまうのですが。
あの時は「あぁ、もうこれでホルホースが仲間になる可能性はゼロだな」と残念がったものです。
はい、というわけで本日は第3部のホルホースを好きすぎて語りまくってしまいました。
おそらく今日本でこんなにホルホースにスポットを当てた記事はないのではないでしょうか?(笑)。
もし昔の思い出が蘇ってウズウズしてきたら迷わず電子書籍のカラー版で読むことをおすすめしますよ!
それではまた!