食生活の改善①『ゆっくりよく噛んで食べる』

どうもSimackyです。

今回から新シリーズ『食生活の工夫』を始めます。

このシリーズでは食べるものだけでなく、食べ方に関しても語っていきます。

サンマ食べてて気が付いた「ゆっくりよく噛んで食べることの効果」

さて、今回のテーマは『ゆっくりよく噛んで食べる』です。

これは鉄板ですよね。

昔から言われているしことだし。

別にこれを唱えたからと言ってなにかの商品誘導に繋がるとも考えにくい。

そもそもそんな宣伝広告などの考え方さえなかった時代から『躾(しつけ)』として言われてきたことですし。

逆にゆっくりよく噛んで食べることのデメリットって考えにくいですよね。

さて、この『ゆっくりよく噛んで食べる』を実践し始めたのは最近の減量でのことです。

私はこれまでに何度となくダイエットに挑戦してきました。

以前のダイエットはひたすら”食べる量を減らし運動をする”という『カロリー消費』に焦点を当てたものになったいました。

でも、ものすごく過酷な減量をして目標の体重までは一旦落とすものの数ヶ月もすればもとに戻る。

この繰り返しでした。

1年前の減量が終わりまた半年で体重が戻った時に思いました。

そもそもなんで普通に食べているのに太るの?』と。

「これじゃあ、いつだって減量意識してなきゃいけない。皆そういうものなの?」と。

「いや、そうじゃあないだろう。きっと何か気がついていない❝からくり❞があるはずだ」と。

そして色々調べてみた結果、どうやら『食べている量』を意識するのではなく『食べているもの』と『食べ方』や『食べる時間』を意識するほうが大事では?と考え始めたんですね。

自分が『普通に食べているつもり』という時の『普通』ってそもそも何?

実は異常だったのでは?

とりあえず、やってみてどうなるか実践してみようと。

で、まず試してみたのが「ゆっくりよく噛んで食べる」です。

ゆっくり噛むとお腹が膨れやすい

私は以前はかなりの早食いでした。

どこで誰と食事をしていても私のほうが早く食べ終わってしまうことがほとんどでした。

そんな私が今はどうして『ゆっくり食べ』ているかというと、あることに気がついたからです。

ある時『サンマを食べる時はご飯をお替わりしていない』ことに気がついたのがきっかけです。

私は魚の骨を箸で取るのが非常にヘタで、なおかつ小骨を口の中で選り分けて出すのが苦手です。

ですから、焼きサンマなどは天敵なんですね(笑)。

食べるスピードがガタ落ちします。

タチウオとかは骨の位置がシンプルでいいんですがね。

上手い人が羨ましい。

サンマをガブッといってもぐもぐしてぺっと骨だけ出すというあれは、私からするともう『匠(たくみ)の技』です。

「人間国宝ですか?」っていう(笑)。

肉の時はがぶっといって白飯をガバっと掻き込むみたいな食べ方ですが、魚だとそうはいかない。

ガブッと行くと間違いなく骨を引っ掛けてしまうので、恐る恐る慎重に骨を取っていきます。

子供の頃、骨を喉に引っ掛けたトラウマがあるのですごく怖い。

肉って骨を喉に引っ掛ける心配がないから大口でガブッといく。

口に味の濃いおかずが一気に入るからご飯も大口で頬張ることになる。

実に九州男児らしく男らしい食べっぷりです。

でも魚は骨を取り除きながら一口が小さいからご飯の一口も小さくなる。

なおかつもぐもぐもぐもぐリスのように噛みます。

まあ、なんて可愛らしいんでしょう。

そんな自分を見ていていつも思います。

「うわ~俺ってヘタレ」と(笑)。

そう、『魚を食べるときは自然と少量ずつ(ゆっくり)になるので、ご飯を掻き込まない』んです。

そして『小骨が喉に引っかからないように噛み砕こうとよく噛む』んです。

そうすると食べているうちにお腹が満たされてきます。

だからお替りしていなかったんですね。

『ヘタレ食い』が逆に良かったんです。

そう気がついた私は毎回の食事を5分くらいで終わらせていたものを30分かけて食べるようになりました。

これはかなり食事量を減らせます。

やってみて気がついたのですが、『お腹いっぱいだと感じるまでの時間』ってあるんですね。

その時間の間はどれだけのご飯を掻き込んでも『もっともっと』欲しくなる。

これ私の場合なんですが、以前は食事の後に下腹がボコっと出ていました(多分胃下垂なのかな?)。

すごく重い、胃袋にズーンと来る感じで、何をするのも億劫になる気だるさです。

けれどもゆっくりよく噛んで食べるようになってそれがなくなりました。

胃が軽い。

体がだるくないし重くない。

眠気もない。

そして何より罪悪感がない。

これすることでおそらくカロリー量としては4割減くらいになっていると思います。

おかずの量は変わらなくても御飯の量が劇的に減っていますから。

消化が早くなる

ゆっくりよく噛むことは他にもメリットがあります。

それは『消化が早くなる』ですね。

これ意外に侮れない。

人間の体は今はとり急ぎ使わない栄養を内臓脂肪として蓄えようとします。

あのメタボリックシンドロームとして悪名高い、成人病を引き起こす原因となる最も忌むべき物ですね。

これは寝ている間に行われるので、『食べてすぐ寝るのは良くない』と言われるんですね。

健康診断の事前チェック項目でもありますよね?

『食事をして2時間以内に寝る日が週に何日あるか』みたいな質問が。

ということは、食事後2時間以内に寝ると内臓脂肪が尽きやすいのでよくない、と。

言い換えると、体が内臓脂肪として蓄えようとする時間帯の前には、消化が終わって血糖値が落ち着いていると理想的というわけです。

もっと理想を言うと完全にからっぽの状態で寝るのがいいんでしょうけど。

だから食事の中でも特に夕食によく噛むと効果が大きいということです。

現代人は忙しい。

夜は遅くに帰り、夕食を食べたら寝るまでの時間はなかなかたっぷり持てませんよね?

だったら胃袋の中を寝る前に少しでも空っぽに近づけるためには『量を減らす』か『早く消化させる』かしかないですよね?

なんと『ゆっくりよく噛んで食べる』ことで両方とも実現出来ているじゃありませんか!

すばらしい!


世の中の情報は鵜呑みにしないで、実践の中から自分なりの応えを探してください

当たり前過ぎてベタなのは十分承知です。

しかし効果はベタじゃありません。

1年前に地獄のダイエット(2ヶ月半で-20kg)を経験した私が、その1年後に全く違う観点から試みたダイエット方法の結果行き着いた考え方を紹介します。

はっきり言って痩せます。

そしてそもそも太る心配がなくなる。

『自動的に太る仕組みになっていたものを自動的に痩せる仕組みにしただけ』

なので、慣れるとまったくノンストレスです。

しかし、このシリーズはダイエットの方法を紹介するという趣旨のものではありません。

ダイエット→リバウンドの無限ループがいい加減疲れ、そこから

「食べている物がそもそもおかしいのでは?」

と考え始めたことがきっかけで色々な発見がありました。

そう、ここで話すことは

『生物としての自然な人間のあり方』

なのかもしれません。

取り入れたのは最新の研究結果とかそういうものでは特にないと思います。

こういうのは世の中に情報量が多すぎて、もはや何が正しいのか訳がわからないといった方も多いのではないでしょうか?

こっちの医者はこんな事を言い、こっちの栄養管理士は全く真反対の事を言っている。

私は専門家でもなんでもないです。

なので医学的な根拠があって話したりはできません。

が、情報の取捨選択をする際の『基準』は持っているつもりです。

『指針』と言い換えてもいい。

この手の情報に限らず、現在世の中に出回っている情報は

『その情報が誰によって発信されているのか?』

が重要だと考えます。

情報っていうのは別に嘘をついていなくても

『その中の一部の情報を伏せるだけで(目立たなくするだけで)まったく別の印象操作を行うことができる』ものです。

嘘をついているわけではないので咎(とが)められることもなく、まかり通っている情報が世の中には溢れています。

そして多くの場合、『企業の利益が目的』で発せられている情報がほとんどです。

その商品を売るにあたって都合の悪い情報は伏せられるか、または殆ど目立たない扱い、『コンプライアンスを体裁上守る程度』の扱いです。

「ものすごく良い栄養素が入っているので是非摂ってください」

とは言っても、他に含まれている要素のデメリットは話しません。

こういうのを『ポジショントーク』というので覚えておいてください。

ポジショントークに流されないためには、

最低限の知識は必須です。

そして実際に自分で試してみることが大事です。

人間の体は全員違います。

そして毎日の生活リズムも活動量も全く違うのです。

千差万別の人間がいるのに、『正しい食生活』が同じわけがないし、『正しいダイエット方法』も共通ではないと考えています。

あなたにとっての答えは誰も教えてはくれません。

だったら『自分にあった方法』を自分で見つけるしかない。

そのためには自分を『知る』事が大事。

ということはきちんと自分の行動を記録し客観視することも必要だということでもあります。

このシリーズではまず『正しい食事のあり方』に関して、色々な情報がある中で私が

『これは概(おおむ)ね正しいのでは?』

と感じたことを自分で試してみたことの範囲内でしか話しません。

あくまで『私はこうだった』ということを実践結果をもとに話すだけです。

ですから、

『調べたらこんな事が書いてあった。だからこうに違いないんです』

みたいな『鵜呑みのおすすめ』はしません。

あくまで自分基準で、

『あなたに合うかは分かりません。でも試して見る価値はあると思いますよ』

ぐらいのスタンスですかね。


はい、というわけで今回は侮れない伏兵『ゆっくりよく噛んで食べる』でした。

衝撃的な内容ではないし、地味です。

けどね、結果を出す行動っていうのはいつだって地道なものの積み重ねなんです。

『楽に痩せる方法』とか『これ食べるだけで痩せれる』とかは私から言わせれば絶対信じてはいけないワードです。

そんなの『絶対勝てる投資術』に手を出すようなものです。

やめましょう。

1年前のとにかく空腹時間を我慢したり、過酷な運動したりっていうダイエットはきついです。

もうしたくありません(笑)。

そこから行き着いた今回のダイエット方法は、結果的に食生活のあり方を根本から考え直すことになりました。

Simackyでした。

それではまた!

『食生活の工夫』(全7本)シリーズはこちら

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