【X JAPAN楽曲紹介】解散~現在に至るまでの楽曲総まとめ
どうもSimackyです。
本日はX JAPANの1997年解散後以降にリリースされた楽曲をまとめてレビューしていきます。
結局、「もうでるよ。すぐでるよ」と言いながら、解散~再結成以降オリジナルアルバムを出してくれていないし、単発の楽曲リリースがかなりの期間にわたっているので、現在アルバム未収録の楽曲がどれだけになっているのか把握できていない、という方が多かろうと。
まあ、私自身がXの曲なのかYOSHIKIの曲なのか区別がついていなかったので、一度ちゃんとまとめてみようかなという企画です(笑)。
メンバーのYou Tube等での発言では、間違いなくレコーディングはがっつりやって仕上げていることが伺えますが、2023年5月現在リリースされておりません。
もうね、これは「出す出す詐欺」ですよ(笑)。
まあ、そんな私のように首を長くして待つファンの方たちがXから離れていかないように、私のプレゼンで繋ぎ止めようではありませんか!
アルバム紹介をしてきたこのSimackyブログにおいて初の試みである『楽曲紹介』をやりますよ。
全部で11曲行ってみましょう!
公式に発表されている楽曲
Xが1997年に解散してから正式にシングルリリースされた曲はたったの6曲です(2024年2月時点)。
我々ファンはこの27年という長き時を
5年に1曲
という超スローペースで発表される楽曲でしのいできました…。
こんな苦難の道を歩んでいるファンが他のどこにいましょうや?
カラッカラに乾いて干からびようとすると、コップ1杯の水がようやく与えられる、みたいな。
オレたちゃサボテンじゃないんだから(笑)。
シングルCDとしてリリースされたのは『I.V.』までで、以降の3曲は配信のみとなります。
『THE LAST SONG』11:26 1998年
TOSHIの脱退で解散が決まって、ケジメとして最後にライブをやることになったのですが、その時にラストライブで演奏するために生み出されたという出自の悲しい曲です。
これはもう出自が出自なだけにオリジナルアルバムに含まれることは決してないでしょう。
一応、ベスト盤『BALLAD COLLECTION』には収録されています。
名曲ですよ。
名曲であることが余計に悲しくなる曲ですね。
2008年の再結成ライブの際はまるで『ラストライブ』の続きかのようにこの曲から始まったのは驚きでした。
『I.V.』5:04 2008年
サスペンス・ホラーの映画「SAW」シリーズの4作目「SAWⅣ」に主題歌として提供した曲です。
まあ、タイトル『I.V』からも分かる通り、この映画のために描き下ろした思いっきりタイアップ曲ですな。
実質的に、本作のPV撮影をお台場のビル屋上でやったことが、X再結成の狼煙を上げることになりました。
hideがいなくなり、SUGIZOもまだ入っていないため、ちょっとギターリフにインパクトが弱い。
ギターもほぼ全てYOSHIKIが作っているため、
「YOSHIKIが作ってもアレンジャーがいないとこのあたりが限界か」
と思いました。
私はいまだにあまり好きになれませんね。
YOSHIKIも楽曲の出来に納得していないのか露出が少なく、『JADE』リリース後は存在感が薄くなりました。
『Scarlet Love Song 』6:14 2011年
手塚治虫原作の映画『ブッダ』の主題歌になった曲です。
『THE LAST SONG』のように打ち込みを多用したバラードになっているため、雰囲気が似ており、しばらくの間は頭の中でごっちゃになってました(笑)。
一応『ブッダバージョン』と表記されているため、オリジナルアルバム収録バージョンが存在しているのでしょう。
『JADE』6:19 2011年
テレビで聴いた時は
「また地味な曲作ったな~」
とか思ってたんですけど、ちゃんと音源聴くとその完成度に思わず涙が流れたというほどの名曲です。
ヘヴィなリフという要素では「IV」に似ているのですが、楽曲の練り上げ方は全然別モノです。
今回ご紹介する11楽曲の中ではトップクラスの出来だと思います。
なので、やっぱりライブでも1曲目とか重要なポジションに配置されますね。
『BORN TO BE FREE』5:33 2015年
シンプルにかっこいいですよね、ギターリフにドラムのスネアワークが。
私のまわりではこれを2015年の紅白で見て「X超かっこいい!」となった人が多かったですね。
実際この2015年前後ってかつてないほどライブをこなしてたから、バンドとしての貫禄がありましたよね。
久々にオーラが出ていたというか。
完成度としては『JADE』同等のものを感じるのですが、ライブで盛り上がるのは圧倒的にこっちでしょう。
当時TOSHIが洗脳から開放され疲れ果て、もう歌うことを辞めようと思っていたらしいのですが、そのTOSHIにもう一度歌う気持ちにさせたほどの曲らしいです。
『Angel』 4:34 2023年
これもVIOLET UKの楽曲のXヴァージョンです。
2015年の横浜アリーナで、YOSHIKIのピアノとToshlのヴォーカルだけで演ってます。
2023年7月にはついに完全バージョンとしてリリースされました。
「BORN TO BE FREE」以来約8年ぶり(笑)。
正直、ライブ音源では
「この曲って何も心を打ってくるものがないな」
とか思っていたのですが、こうしてオリジナル音源を聴きこむとやばいですね。
最初は30回くらい連続で聴いて、ずっと泣いてました。
ピアノの主旋律にもう一つのカウンターメロディが絡みついてくるところなんて鳥肌がヤバい。
シングル発表はされていないがベスト盤に入ったり、ライブでは披露している楽曲
ここからは正式にシングルリリースはされてはいませんが、ベスト盤に収録されたりライブで演奏されたものになります。
中にはあくまでライブで演ったと言うだけで、本当にXの楽曲として今後発表するのかは謎なものもあります。
なぜなら『ライブでカバーしただけ』の可能性があるからです。
YOSHIKIのソロ名義、VIOLET UK名義、S.K.I.N.名義だったりするので、Xとして出すのかどうかは分かりません。
ただ『Kiss the Sky』だけは純粋にXの楽曲としてレコーディングしたことが、You TubeでのYOSHIKIとPATAの会話から確認できましたのでそこは間違いないでしょう。
『Without you』
美しい名バラードです。
hideが急逝した際に、YOSHIKIがhideを想い作った曲で、TOSHIの声を前提に作られているため、長らく日の目を見ていませんでした。
TOSHIがYOSHIKIに再結成を持ちかける際に、久々にYOSHIKIと音合せをした際にTOSHIは初めて歌うことになります。
シングルとしては発表されませんでしたが、『THE WORLD 〜X JAPAN 初の全世界ベスト〜』に収録されたり、ドキュメンタリー映画『We Are X』のサントラには『アンプラグドバージョン』という表記で収録されています。
この曲はピアノとボーカルだけですでに完成されているんですけど、『アンプラグドバージョン』と明記するからには、ギターソロも入れたパワーバラードとしてアレンジしたものもあると考えて良いのでしょうか?
今のSUGIZO&PATAのコンビでどう料理してくれるのか楽しみです。
『Forever Love』だってアレンジであれだけ変わるんですからね。
『HERO』
映画『聖闘士星矢』のために、YOSHIKIのソロで楽曲提供していたものを、Xヴァージョンにしてライブで演ってます。
もともとYOSHIKIのバージョンはバラードでしたが、Xバージョンはロックチューンになってます。
思いの外アップテンポでびっくりしました。
このSUGIZOのギターって、昔テレビでやってたアニメ盤『聖闘士星矢』の主題歌『ペガサス幻想』を意識していると思うのは私だけではないはず(笑)。
私の世代なら皆知ってると思う名曲ですからYou Tubeで探して聴いてみてください。
『Hero』は2014年の段階ではミュージックビデオの撮影が終わってるんですけど、発売は未定ですね。
っていうかXで出すのか?
⇩はライブです。
『Beneath The Skin』
SUGIZOがS.K.I.N.のために作った楽曲のX ヴァージョン。
2014年のワールドツアー時に、横浜アリーナで初演奏されました。
Xで初のSUGIZO楽曲ですね。
HEATHがスラップベースをプレイしてます。
THE LAST ROCKSTARSのライブでも演ってましたが、こうして聴き比べるとXのバージョンはかなり激しいですね。
『Kiss the Sky』
10分近くの長尺ナンバーです。
よく『ART OF LIFE』に例えられますね。
2015年のルナフェスで一部が初めて演奏されました。
この曲がXの中でもかなり異色な雰囲気を放っている一つの要因として、ハイトーンボーカルではなく終始、低く抑えた声で歌っている点が挙げられます。
それでありながら、バックサウンドはアップテンポでメタリック。
「YOSHIKI!首は大丈夫なの!?」
と心配になるほどかつてのYOSHIKIのドラムが戻ってきてます。
現在もっとも音源化してほしい曲。
『 La Venus』
2016年の『We Are X』サントラに収録されました。
楽曲としてはバラードなんですが「戦ってやる!」っていう意志を感じます。
勇敢な曲というか。
はい、という訳で本日はXの解散から現在に至るまでの、オリジナルアルバムに収録されていない楽曲を整理してみました。
11曲もあるんだからシングルスとかの1枚にまとめて出してくれないかな(笑)。
しかし、オリジナルアルバムを出すのであれば、これらの楽曲を含んではいけないでしょう。
それやっちゃうとまた『DAHLIA』の時みたいに炎上しますから(笑)。
入れてもいいので、せめて8割くらいは新曲お披露目のアルバムにしてほしいです。
だって今日挙げた11曲はストリーミングとYou Tubeで聞き飽きるほど聴いてるんで(笑)。
頼みますよYOSHIKIさん。
出さないとこうやってプレッシャーをかけるブログを書き続けますからね(笑)