【セットリスト公開】ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 大分クラサスドーム公演
どうもSimackyです。
本日は先日行ってまいりましたワンオクロックの大分クラサスドーム公演の感想をたっぷり語っていきますよ~。
ちなみにこの記事は、もっと多くの人にワンオクに興味を持ってもらい、もっと多くの人にワンオクのライブに行ってもらいたくて、行く人にも楽しんでもらいたくて書いてます。
「今回のツアーには参加しないけれども、最近気になっているから次回は行こうか迷ってる」
「ツアー参加するけど、ワンオクの曲を全部は知らないから、できれば事前にセットリストの曲を予習しておきたい」
っていう人のために書いている記事です。
もうツアーに参加することが決まっている熱烈なファンの方で、
「どんな曲をやってくれるのか…、気になって夜も眠れねぇぜ!」
っていう人は
絶対に読まないでくださいな。
『新鮮な驚き』というライブにおける醍醐味が無くなってしまっては、楽しさも半減なのでね。
そういう人はライブに行った後、家に帰ってきて、この記事を読んでくださいね。
「それよりもライブで演る曲を聴いたことない(まだ覚えてない)っていう状況の方が俺は楽しめないよ。みんなで歌うとこはやっぱり歌いたいし…」
っていう人はこの記事で予習して行って、存分にライブを楽しんでもらえたらと思います。
セットリストも公開しますし、色々と詳細も語っていきますのでね。
それでは行ってみましょう!
ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025ツアー概要と経緯
さて、まずは今回のツアー概要と、ここに至るまでの経緯からお話しましょう。
ワンオクロックの今回のJAPANツアーは、2025年2月リリースの11枚目のオリジナルアルバム『DETOX』に伴うツアーで、
スタジアム・ツアー
となります。
8月16日・17日の大分クラサスドーム2daysに始まり、神奈川の日産スタジアム2days→北海道の札幌ドーム1day→大阪のヤンマースタジアム2daysと
全4都市7公演
です。
40万人を動員した6大ドームツアー『ONE OK ROCK 2023 LUXURY DISEASE JAPAN TOUR』(2023年1月28日 – 5月13日)以来、2年半ぶりとなります。
あの時は私も福岡のペイペイドームに行ってきましたよ~。
連れて行った長女はまだ中2だったのに、今回は高2ですよ、もう。
前回は名古屋・福岡・大阪・東京・埼玉・札幌と6つのドームで11公演、全てソールドアウト。
こんな化け物じみたことが出来るロックバンドはワンオクを置いて他にありませんよ。
いまや日本ナンバーワンロックバンドとなったワンオクにとって、もはやアリーナでさえ箱としては小さすぎる!
ドーム・スタジアムクラスの規模でないと収まらない。
しかしね、ワンオクの目指すところは日本における頂点なんてチンケなものではありません。
彼らは全世界における頂点を目指すべく、近年になっても依然として地道なワールドツアーに明け暮れているのです。
日本ではドームクラスでしかやらない華やかなイメージしかないでしょうが、実情は違うんです。
特に、コロナ明けにより、コンサート活動が解禁されてからの彼らの活動は、“地道“の一言。
「これだけの大物バンドがこんな地道な活動やる?」
ってくらい。
さて、ここで
彼らがここ最近どういうことをやってきて今回のツアーに至っているのか?
彼らが目指すものとはなんなのか?
まずは前回のツアーあたりから順を追って説明しましょう。
時を遡って2022年の夏。
この年ワンオクは、サマソニ、ロックインジャパン、ワニマ主催ワンチャンフェスという日本の“夏フェス“に出演。
終わるやいなや『ラグジュアリー・ディジーズ・北米ツアー』23公演を敢行。
会場の規模は日本で言うホールクラス(収容キャパ2000人以下)のところが多く、小さいところでは1000人くらいの規模の時さえありました。
続けてオーストラリアの『ゴッド・シング・フェス』に3日間出演し、2022年を終了。
2023年年明けからは先述した日本での6大ドームツアー。
久しぶりのワンオクライブに日本中が大熱狂。
しかし、この6大ドームツアーで2月の大阪から4月の東京までの間、“謎の空白期間“が2ヶ月空いてます。
実はこの2ヶ月の間、彼らはMUSEというバンドの北米ツアーにオープニングアクトとして14公演を帯同してるんですよ。
前年に北米で23本やったのに、また北米に戻って14本…合計37本の北米公演ということになります。
ちなみに知らない人のために、こちらが”イギリスNo.1のライブバンド”と名高いMUSEのウェンブリースタジアム(2007年:英)公演です⇩
8万人入れてるらしいので観客の熱気が凄まじいですね(日本のドームクラスの倍だもんな)。
う~む…世界は広いな~(笑)。
しかし、いかに相手が大先輩MUSEとはいえ、あのワンオクが前座ですよ?
信じられます?
日本では大スターでも、海外で大スターではない。
知っている人は少ない。
それが日本のロックバンドが海外で直面する厳しい現実なんです。
けれども、彼らはこれまでの”厳しい現実”を打破しようと、誰よりもがいてきました。
そうは言っても、日本ではドームクラスで4~5万人を前にトップスターとしてライブをしながら、次の月にはMUSEの前座をやるこの落差。
単独公演やっても日本での集客には及びもつかないわけですから、その挫折感もあるはずです。
そんな苦しい環境を己自身に課してでも、さらなる高みに至ろうとするワンオクの心意気は見事です。
メンバーの誰も
「もう日本だけにしようよ~。いいじゃん、お客さんも喜ぶんだし。そんなに上を目指さずに楽にやっていこうよ」
って言わずに続いていることが凄い。
こんな落差や挫折感を味わったら普通、メンバーの意見がバラバラになりそうなのに…。
私がこれまで記事にしたXだって、イエモンだって、一度解散した時のきっかけは、『メンバー間の“意識の高さの違い“』にあったわけですよ、本質を掘り下げてみるとね。
けれどもワンオクの場合はメンバー全員が“世界を獲りたい”っていう高い意識を共有しているんだと思われます。
全員が納得するまで話し合いを重ね、全員の肚に落ちているというか。
やっぱり、この鉄の結束力こそがワンオクの唯一無二の凄さなのかな~?
で、こっからがさらにすごい。
なんと、日本のドームツアーが5月に終わるなり、6月から今度は自身の『ラグジュアリー・ディジーズ・ヨーロッパツアー』10本とMUSEのヨーロッパツアー帯同11本を同時進行でやっていくんです!
さらにそれが終わるやいなや、単独での『ラグジュアリー・ディジーズ・アジアツアー』9本をもって2023年の彼らの活動はようやく終わります。
つまり2023年は
44本のワールドツアー(北米・欧・アジア)と
11本の日本ドームツアーをやっていることになります。
・・・・・・
・・・・・(ドン引き)
いや…、結束力が強いとかなんとか以前にさ、こんなことしてたら普通…
過労で死んじゃうよ?
狭い島国の日本を飛び回るんじゃないんですよ?
世界を飛び回れば、その移動時間や時差ボケからくる消耗もかなり激しいことが予想されるのに。
しかし信じられないことに、事実として彼らはそれをやり遂げているんです。
アホみたいに楽しい顔しながら(怒られるよ?)。
けれども、長年の地道すぎるサーキット活動で撒いた種が世界各国で芽吹いてきたのでしょう。
翌年2024年はワンオクにとって過去最大規模のワールドツアーと呼ばれる『ONE OK ROCK PREMONITION WORLD TOUR 2024』を敢行。
東京2本、アジア1本、ヨーロッパ3本、北米2本。
「え?これのどこが過去最大規模なの?」
って思ったでしょ?
過去最大なのはライブ本数ではなく観客動員なんです。
実はそれまでのホール・ツアー(1公演2000人規模)からアリーナ・ツアー(1公演数千人~2万人規模)に移行してるんですよ。
各会場の収容キャパは、東京(味の素スタジアム)48000人、台湾55000人、イギリス12500人、ドイツ7500人、フランス6800人、カナダ8000人、そしてアメリカ17000人。
これ全部ソールドアウトしたら、東京を除いた純粋なワールドツアーとして計算しても約10万人の動員。
10本くらいだったかつての北米ツアーやヨーロッパツアーは、ホールツアーなのでせいぜい各ツアー2万人程度の動員だったことを考えても
5倍の動員。
それどころか、2023年にやったホール規模の海外ライブ44本を全部足しても合計9万人くらいと予測されるので、それに匹敵する動員をたった6本のアリーナツアーで出来るようになってきたわけです。
あくまで収容キャパの話であってソールドアウトしたという確証はないのですが、それでも勝算がなければそもそもこんな会場をブッキングはしないわけですよ。
ガラガラってことはまずないでしょう。
お伝えしたいのは、ワンオクロックというバンドが
”音楽市場における世界シェア上位の国々”において、アリーナ規模の会場を抑えても問題なく集客できる状況になってきている
ということです。
初の海外公演をやった2013年から、地道に地道に続けてきた小さい箱(ホール)での公演。
世界進出を途中で投げ出すこともなく、お客が少なかろうとも、慣れない海外の環境で挑戦すること苦節12年!
彼らはずっと山を登り続けてきました。
めっちゃ分かりやすく例えますよ?
我々ほとんどの日本人はワンオクを見て、
「ああ、ワンオクは日本で一番高い富士山の頂上にいる人達なんだな」
って思ってますけど、彼らが登っている山は実は
富士山ではなくエベレストであって、富士山の高ささえ軽く超える世界最高峰の山の中腹あたりを、依然として登り続けているんです。
これがONE OK ROCKなんです。
日本のロックバンドとして頂点に君臨しながら、こんな修行僧のようなサーキットを自らに課し、新たなファンを世界中に増やし、ずっと右肩上がりに成長し続けているんです。
彼らはいつでも『今が全盛期』を更新し続けているんですよ。
あなたが次回会う時の彼らは、間違いなく以前会った時よりもさらにスケールアップしてます。
いや、してないわけないじゃないですか!
さあ、皆さん!
そんなワンオクが新作を引っ提げて、2年ぶりに暴れまわる年、それが今年2025年なのです!
ほ~ら…ワクワクしてきたでしょう?
ほ~ら、もうソワソワして興奮してる、今回のツアーには参加しないそこのあなた!
…残念ながらチケットはすでに完売です!(嫌なヤツ)
ご愁傷さまの皆さんも、次回に向けてテンション上げていきましょうか!
大分クラサスドーム1日目(2025.8.16) セットリスト公開
さて、
「セットリストを知りたいだけで読んでみたら、前フリの異常な長さにドン引きした」
というそこのあなたのために、そろそろ本題に入りましょうか(笑)。
これがツアー1日目となった大分クラサスドーム公演のセットリストです⇩
※カッコ内は収録アルバム
OPムービー
1.Puppets Can’t Control You(DETOX)
2.Save Yourself(Luxury Disease)
3.Make It Out Alive(未収録)
4.Cry out(35xxxv)
5.NASTY(DETOX)
6.Living Dolls(感情エフェクト)
7.Party’s Over(DETOX)
8.Tiny Pieces(DETOX)
ここで演奏メンバー3名が退出し、TAKAのソロコーナーとして以下の3曲(伴奏ピアノのみ)
9.Renegades(Luxury Disease)
10.All Mine(人生×僕=)
11.This Can’t Be Us(DETOX)
~TAKAが退出し、演奏メンバー3名によるインストゥルメンタル
~TAKAが入場しての…
12.C.U.R.I.O.S.I.T.Y.(DETOX)
13.Mighty Long Fall(35xxxv)
14.The Beginning(人生×僕=)
15.Delusion:All(DETOX)
16.Dystopia(DETOX)
17.Tropical Therapy(DETOX)
18.The Pilot </3(DETOX)
~ここから3曲はアンコール~
19.Stand Out Fit In(Eye of the Storm)
20.+Matter(DETOX)
21.We are(Ambitions)
ライブ感想
さて、ここからは盛大なネタバレとなりますので、セットリストをただ知りたかっただけの人は読まないほうが良いと思います。
こっからは今回のライブ行った後の人と、行く予定がない人(いつか行ってみたい人)だけ読み進めてください。
なんと『DETOX』からの11曲を全て演ってくれました。
前回『ラグジュアリー・ディジーズ・ツアー』では『Luxury~』からの曲を全部演ってくれたわけではなかったはず(3曲くらいはやってない)。
やっぱりね、代表曲も聴きたいけれども、私の個人的な気持ちとしては彼らの”今”を感じたい。
新作『DETOX』の全ての楽曲が今後の彼らのアンセムにはなるわけではないでしょう。
あれだけの傑作だった前作『Luxury Disease』からですら、今回のセットリストに残ったのはたったの2曲なので。
だからこそ、このツアーでしか演ってくれないであろうアルバム曲たちを、この瞬間慈しみ、堪能したい。
そんな気持ちでいる私からするとヨダレが出て止まらないこのセットリスト(笑)。
まず、今回はオープニングムービーがかなりびっくりしましたね。
意外性抜群です。
「こ…これは!…一体何を見させられてんだ!?」
みたいな(笑)。
架空の世界のストーリーのようで、現実世界を暗喩しているようでもあり。
あんまりリアルで具体的だと政治的メッセージが出すぎるから、ちょっとファンタジーっぽく仕上げたって感じなのでしょう。
結構長いのでちょっと話に置いていかれたのですが、詰まるとこ、言いたいことは
「ワンオクが音楽の力で世界を救う!」
ってことですね。
・・・・・・
そんな乱暴な説明はないだろ。
「インド人のヒンズー教らしい文化的特色を教えてください」
って聞かれて
「詰まるとこ毎日カレー食ってます」
って答えるようなもんだぞ。
インド人もビックリだよ、そんな乱暴な説明されたら。
まあ、大きくは間違ってないんだろうけども。
もっと具体的になんかあるだろ。
一生懸命作ってあんだから、ちゃんと集中して観ろ。
で、1曲目は『Puppets Can’t Control You』。
まあほとんどの人はアルバムオープニングを飾る『NASTY』で来ると思っていたでしょうから、これまた意外性はありましたね。
私の場合は“とある理由”でそうでもなかったです。
というよりグッズ待ちのファンも含め結構な数の人がそうかもしれませんが。
なぜなら、2キロ離れた駐車場から歩いて会場近くのイオンにに向かう途中、
この曲のリハ音が漏れて聴こえてきたからです。
屋外公演だからこそ起きるハプニング(笑)。
私自身、屋外のライブは初だったのですが、あんなに露骨なまでに音漏れするものなんですね~。
距離にすると2キロ近くあるにも関わらず、まるですぐそこの公園でゲリラライブを始めたものとばかり思いましたから。
音響と調整をするTAKAらしき人のの声まで丸聞こえでしたよ(笑)。
私も一応、バンドをかじったモノなので、この時間になって(14時過ぎ)音出しをしている曲は、『逆リハの原則』からして一番最初に演る曲なんだろうな~って、そりゃ思いますわな(バンドかじってなくとも分かるだろ)。
こうしてライブの迫力ある音で聞くと改めて
「新作ってかなりアグレッシブな作品だよな」
って思いました。
TAKAもMCで今作を評して
「これまでかつてなかったほど攻撃的な作品」
だと言ってましたけど、今回のライブではそれを強く感じました。
7.『Party’s Over』12.『C.U.R.I.O.S.I.T.Y.』なんて
「これはもはやメタルと呼んでも良いのでは?」
と思うほど攻撃的でしたよ。
『C.U.R.I.O.S.I.T.Y.』ってあれね?
あのオリラジの藤森がラップ歌ってんじゃないかと物議を醸したあの曲(お前の中だけな)。
今回はTORUのギターがやたらフューチャーされてる気がする。
特に『Party’s Over』の泣きのギターはしびれますね。
圧倒されたのは『DETOX』楽曲で固めたセットリストラストの4連発。
15.『Delusion:All』16.『Dystopia』17.『Tropical Therapy』18.『The Pilot </3』。
畳み掛けるような流れには鳥肌が立ちっぱなしでしたね。
こういうセットを組めること自体、今回の『DETOX』が自信作であることが伺えます。
「過去の代表曲に頼る必要ないんだ…すげっ」みたいな。
『Delusion:All』聴いた瞬間に、
「お、王騎将軍~!!!」
って涙流したの私だけ?(『キングダム 大将軍の帰還』観ました?)
TAKAの声はライブ序盤は
「ん?もしかしてちょっと喉の調子悪いのか?」
って感じましたが、曲を重ねるごとに迫力を増してきて、このラストあたりではもうエンジン全開って感じ。
あれだけのハイトーンやシャウトを繰り返して開演から1時間半くらい経つのに…一体TAKAの喉はどうなってんでしょう。
『Dystopia』『Tropical Therapy』での美しい高音の伸びがスタジアム一杯に轟き渡る様は圧巻でしたね~。
鳥肌もの。
『Tropical Therapy』では「ゲッゲッゲッゲッゲーラウェイ!」を心ゆくまで叫べました。
そしてセットラストはアルバムでもラスト曲だった『The Pilot </3』。
これね、正直アルバムではそこまで感動してなかったんですけど、今回のライブでは映えましたね~。
感動のフィナーレだった。
アンコールラストの『We are』よりこっちの感動が大きかったかな。
弦を入れてきたんですよ。
なんだあれ?
こんなアレンジ聞いてないよ?
まったく気が付かなかったんだけど、あのバイオリン隊いつからいたの?
曲の途中で照明落としてる間に出てきたの?
左右に4人ずつ、ちゃっかり椅子に座って、コロナ防止の透明のアクリル板まで付けてあるから、パパっと準備できるわけはないと思うんだけど。
びっくりしたな~彼女らのパフォーマンスには。
「普段クラシック弾いてる人がそんなアグレッシブな弾き方しねぇだろ!」
ってツッコミ入れたくなるくらい、髪を振り乱して弾いてるんですよ。
通常の7割増し激しめに弾いてましたね(オマエ通常を観たことあんのか)。
バイオリン隊までもが“ワンオク仕様”になってましたが(笑)、これがもう感動的でしたね。
それから、今回は個人的に嬉しいサプライズが2ヶ所ありました。
1つ目は意外な曲の選曲。
まず3曲目『Make It Out Alive』。
「何だこの曲は知らねぇぞ!」
私の場合、アルバムだけ聴いてシングルは追っかけてないので、かなり前にMVで1回観たきりまったく聴いてなかった(お前が予習して行けよ)。
完全に見落としてたけど、この曲めっちゃかっけぇな~。
今回のセトリの中では最もヘヴィなナンバーかも。
4ビートで力強く進んでいく感じが凄く好き。
曲調的にもまさに『DETOX』にぴったりなのに不思議とアルバム未収録曲です。
次に6曲目の『Living Dolls』。
TAKAの
「昔の曲やるよ~!」
のMCで始まった時は、昔の曲過ぎてまったく思い出せなかった(笑)。
3作目のオリジナルアルバム『感情エフェクト』収録曲ですがな!
ここにきてこの曲やるのか~。
ある意味、この曲が皆一番驚いたんじゃないかな?
で、もう1つのサプライズがTAKAのソロコーナー。
『Renegades』『All Mine』『This Can’t Be Us』の3曲です。
TAKA曰く
「暑いから3人には早めに引っ込んでもらった」
とのことですが、やっぱり野外のコンサートなんで熱中症には相当気を配ってますね。
まあ、かつて何かあったからなのでしょうが、入場前から相当に(神経質なくらいに)配慮している感じは運営全体から感じましたね。
ま、本当にメンバーを休ませるためなのかは分かりませんが、お陰で貴重なバージョンを聞けましたよ。
『Renegades』をこうしてピアノ伴奏のみで聞くのもなかなかオツなものです。
アレンジがシンプルになると原曲の持つメロディの良さが際立ちます。
アレンジで誤魔化しているような楽曲では、これは出来ないですよ。
キーボードのサポートメンバーの人がめっちゃ美しいピアノを弾いてくれました。
メロディはめっちゃ繊細なのに、巨大スクリーンに写った手のアップが、ゴツゴツして丸っこかったのに軽く衝撃を受けるのですが。
ピアノを弾く手というよりも、これまで散々人を殴り倒してきたかのようにごついんだもん。
キーボードの人には、こんなこと言ってごめんなさいだけど、時々スクリーンに映るあの手が気になって気になって…私は心の中で何回も問いかけてました。
あなた刃牙に出てくる人ですよね?
『This Can’t Be Us』はTAKAのMCによると、“おばあちゃんへの感謝“を歌った曲とのこと。
あのTAKAがMCで生い立ちのことを話すってかなりレアだと思うのですが。
タブーではなかったのか?
そういうことまで話せるほど時が経ったのか。
複雑な家庭環境の中で育ったけど、今思えばおばあちゃんが教えてくれたものが大きいことに気がついた、とのこと。
なんていうか、この曲はワンオクにおける新境地じゃないかな。
自然体というか等身大というか、過剰なドラマ性が一切ないというか。
特にピアノ伴奏のみの飾りっ気がない状態だと、この曲の持つ素朴さが際立ちましたね。
こういう曲って普遍的というか、いつでも聴けるし、いつまでも聴けるんですよね。
後年にまで歌い継がれる名曲になると思います。
そして、最後に話したいのがやっぱりこの曲『+Matter』。
アルバムの中でも特に好きなナンバーだったんで、「いつ演るのかいつ演るのか」とソワソワしてました。
セットリスト終わった段階で、
「まさか他の全曲演ってるのに、『+Matter』だけ演らないとかありえるの!?」
みたいな(笑)。
しかし!まさかのアンコールで『Stand Out Fit In』の後。
まさかの?いや、当然と言えば当然の“ノリノリ枠”!
前回ツアーでの『キミシダイ列車』に替わり、この曲が“ノリノリ枠”に入ってきました。
“ノリノリ枠”にも厚みが出てきましたね♪
“ノリノリ枠”ってなんだよ。
さっきからやたらと連呼してるけど。
勝手に枠を作るな。
ワンオクも迷惑だぞ。
それにしても『+Matter』では新しい性感帯が発掘されますよ。
裏声で思いっきり歌うのって超気持ちいいから。
多分、ワンオクのライブで一番気持ちいい瞬間でした。
はい、そしてアンコールラストは『We are』で締めです。
この曲は歌っている内容が、まさにワンオクのメッセージの核心部分が一番詰まった曲というか。
存在感が違いますね。
『アンビション・ツアー』以降、ツアーのセットリストから外れたことは一度もないはず。
あの名曲ひしめくワンオクにおいて、そしていつも新作から優先してセットリストを組む傾向があることを考えると、全てのセトリに残ることの凄さたるや。
ここまでくるともはや「やらなきゃブーイング」レベルですね。
やらなきゃブーイングという意味では中盤で演った『The Beginning』こそ、その代表曲でしょう。
アンセム中のアンセム!
でも、そろそろ…ねぇ?
もういつから演ってる?
もういい加減、誰かTAKAに言ってやったらどうですか?
いくら『るろうに剣心』の主題歌になったからってねぇ?
きっと皆、私と同じでこう思ってたはずです。
『感覚的衝動』ってなんやねん。
(いや、そこ!?『The Beginning』演りすぎって話じゃないんだ)
スクリーンにデカデカと『感覚的衝動』って得意げに映しやがって。
私はいい加減、声を大にしてツッコミたい。
衝動はだいたい感覚的だろ。
じゃ逆に聞くけど、理性的な衝動ってあんのか?
それはもはや単なる行動だ(めんどくせぇなコイツ)。
で、ボロボロに泣く、と。
お前、メンタル大丈夫か?
お前の中でどんな感情が錯綜してるのか、読者に全く伝わんねぇぞ。
はい、というわけで1万文字たっぷり語ってきましたよ。
あ~すっきりした。
自分で読み返してみて思いました。
俺って馬鹿だな~。
ワンオクのライブにいつか行きたいと思っている人も、まだライブに行く温度感でない方も、この記事を読んでテンション上がってくれれば、この上なき喜びです。
今後は暇をみてワンオクの全部のアルバムを一枚ずつ解説していこうかな。
ワンオク、最高です!
Simackyでした。
それではまた!
ワンオク行かれたのですね!私の知り合いも同じ大分に行ってましたよ!チケット取れたの凄いですね。しかし、なぜ大分なのでしょうか?次のツアーがあれば行ってみたいです!
コメントありがとうございます!
次のツアーに行きたくなりましたか?
それはこの上なき喜びです(笑)。
今回、九州での公演が大分に決まったのはなぜか?
私の勝手な解釈ですが
・これまで九州での公演はほとんど福岡か沖縄が多かったため、それ以外の県で手頃なスタジアムがあるところ
を探した結果、大分のクラサスドームに決まったのかな?と。
熊本県民の私としては、九州の真ん中に位置する熊本が、九州各地から来るのに丁度いいじゃん、とか思うのですが、
「熊本はワンチャン・フェスで結構着てるからいっか」
ってことで却下されたのかな、と(笑)。
ワンチャンフェスは落ちたんですが…。