【ジョジョ6部ストーンオーシャン白熱の迷バトル】プッチVSウェザー&アナスイ
本記事はプロモーションを含みます。
どうも、お久しぶりのsimackyでございます。
本日は久しぶりのJOJOブログです。
ストーンオーシャン屈指の白熱バトル!?
さて、第6部における最大のハイライトというか、白熱のバトルが繰り広げられるのはコミック15巻。
因縁の兄弟対決であるプッチ神父VSウェザー・リポート(&アナスイ)。
あのプッチにとって生き別れていた双子の弟であり、最愛の妹を巡る数奇な運命と因縁が描かれたウェザー。
そしてヴェルサス(唐突に用意されたDIOの息子の一人)がプッチからウェザーの記憶ディスクを奪い、ウェザーに与えたことで、ウェザーはかつての恨みの記憶を取り戻しているんです。
プッチは
「ウェザーさえいなければ妹が死ぬことはなかった」
ぐらいに思っているでしょうし(いや、プッチのせいだけど)、ウェザーだって
「プッチのせいで最愛の恋人が死ぬ羽目になった」
と思っています。
これが白熱しないわけがありません。
アナスイはウェザーを手伝いますが、ほぼほぼ実況役(兼引き立て役)であり、
ディオVS承太郎戦の時のポ◯ナレフくらい役に立たない
ので、これはほぼタイマンと言っていいでしょう。
役に立ったシーンはダイバー・ダウンをウェザーに潜行させて、切り落とされた足の代わりをしてあげたことぐらいでしょうが。
でもぶっちゃけ、それって
自分のスタンドでも出来るくね?
だって3部でも
ブラボージャンプ
やってた人ががいたし。
自分で出来るやつじゃん。
きっとウェザーも
「え?誰も頼んでないのに、勝手に潜伏してるんだけど。いや、今自分でやろうとしてたから良かったのに。けど、あんなドヤ顔でいかにも『俺のおかげだ』みたいな得意げになってるからなんか言うの気の毒だな…」
って思ったに違いありません。
まったく…実況役はエンポリオの専売特許だろうに、坊やがいないのをいいことにすーぐラクしやがって。
このシーンとか特にひどいです⇩
自分は目が見えていないプッチに操られて道案内してただけのくせ、まるで自分の技が決まったかのように得意げに
「あんたの血を今ウェザーが固めている。おっと、もう遅い」
「おっと、もう遅い」じゃねぇよ!
何オマエが『してやったり顔』してんだよ!
自分は何もしていないのに手柄を全部持っていくペテン師です。
なんか読んでいると、ウェザーじゃなくて、アナスイがクールになにやら決めたかのように見えますからね。
皆さんの職場にもたまにこういう人はいますので気をつけてくださいね!
しかしそんな役立たず(アナスイ)の手を借りずとも、このバトル、かなりの部分ウェザーが押します。
もう、精神的に押しまくってます。
それは死に対する覚悟の差です。
この後、ディオの提唱した『天国』にたどり着くという希望を見ているプッチに対し、ウェザーには最愛の妹を失った絶望しかないんですよ。
「もう、こんな人生に行きている喜びなんてない。ただただ、最愛の恋人を奪ったプッチの悪行を止めること以外に意味なんてない。」
みたいな覚悟があるんですよ。
捨て身、いや、ここまで来ると『捨て鉢』とでも申しましょうか。
戦いの有無にかかわらずもうすでに死にたがってますからね、思い出したくもなかった記憶が蘇って。
この戦いの後に生き延びようなんて微塵も思っていないというか。
その気迫と戦いっぷりには目を見張る物があり、追い詰められたプッチは絶望の眼をして
素数を数え始めるくらいなので。
精神的にかなりのところまで追い詰めました。
「君は精神的には勝っていたな、康一くん」(承太郎)
状態です。
このプッチのピンチの時のみっともないくらいの命乞い、大好きだな(笑)。
普段は神父らしく落ち着いた知的な物腰をしてるくせに、焦るとすぐに地がでるというか。
ものすごく利己的で独善的な歪んだ性格が丸出しになるんですよね(笑)。
6部を読んでいて一番スカッとするシーンです。
最終的には徐倫たちが乗った自動車が突っ込んできて、その隙にプッチに胸を貫かれて殺されてしまうんですが。
謎理論に対する正しいスタンス
プッチとウェザー、バトルの熱さとしては申し分ないのですが、いかんせん、スタンドの理論が謎すぎてほとんどの読者が置いてけぼりを食らったのではないでしょうか?
これは6部序盤からかなりあって、物議を醸していたのですが、最後まで謎理論ゴリ押しで通しちゃいました、荒木先生(笑)。
いや、私はそのへんのちょっとした謎理論や設定の無理を真正面から正論で論破してるような『ちょいJOJOファン』とは違って、荒木先生にとことんついていく覚悟を持って生きていますので、もはや
この謎理論の行き着く先(=ストーリーと初期設定の破綻)を見届ける覚悟
で読んでましたよ。
ここまで来るともはや『破滅の美学』とでもいうべきか、破綻していくさまが美しいとさえ感じてしまいます。
「ああ!荒木先生!多分、その理屈だと中学生以上の読者はおそらくご納得しないでしょうけど!
しかし!その無惨なる姿!美しいぞ!」
みたいな感じなんですよね~(笑)。
設定無視で置き去りにされても、なぜか何度でも読み返してしまう説明不可能な魅力があるのがこのJOJO。
・・・・・・・
いや…
皆さんのおっしゃりたいことは痛いくらい分かりますよ?
かなりの無理があるんですよね?
そう、例えるならば『間違いなく脳天を銃弾で撃ち抜かれていた描写だったのに、背中を刺されて体がのけぞったから、弾が上方に流れて致命傷にならなかった』とかいう誰かさんの弁明くらいの無理があります。
けどね、それはツッコミどころとして楽しまなきゃいけない。
これは『漫画を読みながらつっこみのセンスを磨くチャンス』を荒木先生が我々に与えてくれてるんですよ。
断言します!
これは我々が突っ込むことで完成するボケなんです。
私達はいつだって荒木先生の手のひらの上なんです。
というわけで、今回はプッチVSウェザーのバトルに突っ込みまくって、この壮大なる『ボケ』を完成させようではありませんか!
おいプッチ。いい加減にしろ…
実はこの二人の戦いは、特別な条件下で行われており、その設定にどうも無理があったのかな?と。
そう、ウェザーの記憶が復活したことによって自動的に発動した
カタツムリのスタンド
です。
大量のカタツムリが発生し、それに触れたものはカタツムリになってしまいます。
さらにカタツムリにされた人に触れられると、カタツムリ化は伝染します。
とんでもない能力です。
アメリカ一国どころか、世界中が崩壊してしまいかねないほどのとんでもない能力。
でも、世界中の人間がカタツムリ化したら戦争も起きないのでは?(できないし)
ある意味、ピースフル極まりない能力と言えるかも(笑)。
しかも、これはウェザー・リポートの天候を操る能力とは全く独立した自動型スタンドとして存在します。
ウェザー自身にも原理がどうなっているのか分からないし、それを出したり止めたりすることも不可能。
そのため、プッチとウェザーのバトルは大量のカタツムリに囲まれた特殊な状況で行われるのです。
しかし、この大量のカタツムリの山に隠れて、プッチはウェザーを奇襲。
ウェザーは片足を吹っ飛ばされます。
え?カタツムリに触ったらプッチもカタツムリになるんじゃないの?
なんでプッチは平気なの?
そしてここから語られるカタツムリスタンドの仕組みが、第6部でもっとも謎な理論だったんですよ。
要約するとこうです⇩
『天候のサブリミナル効果で、人々は本当にカタツムリがいるように勝手に勘違いさせられ、己もカタツムリになったと思い込んでしまう。だから、目が見えなければカタツムリになることはない』
・・・・・・・
はい?
サブリミナル効果はこんな国家規模で行われる催眠術みたいなもんだったけか?
ちなみにアメリカの広告や映画におけるサブリミナルの実験例を、プッチはトクトクと語っていくのですが、そこでの説明はいわゆる私達もよく知る一般的なサブリミナル(潜在意識)効果の説明です。
何十分の1コマの中に、食べ物なんかの映像を入れ込んでおくと、深層心理に働きかけて、映画や広告を見た後に無性に食べたくなるっていうあれですね。
ほう、なかなかに博識だ。
流石に神父だけはある。
っていうか神父の割にはなかなか俗なことを知ってるな。
プッチの説明を順に追っていきましょう。
「ウェザーリポートの能力がオゾン層に働きかけることで、空気層の日光の屈折率が変化し、そのことによって人々の深層心理にカタツムリの映像が刷り込まれたのだ」、と。
・・・・・・・
途中まではいいけど
最後なんかおかしいぞ。
「その結果、誰もが自分もカタツムリになると思い込み深いサブリミナルは肉体もそう反応させる」
ちょ、ちょっと・・・
「盲目の老婆が平気で散歩しているのを見て、この現象の答えを理解した」
ま、待っ…
「いま、この目の視覚を抜き取っている」
こら!待てと言っとるんだよっ!!!!
固まっちまった読者を置いてけぼりにして結論まで駆け抜けるな。
もうだいぶ手前の方で「????」になった頭では、以降の説明がまったく入ってこないではないですか!
順を追って突っ込みますよ?
オゾン層に影響を及ぼすウェザーの能力の凄さは分かりましたよ?
けど、空気層の屈折率が変化すると、なぜカタツムリの映像が人々に見えるのか?
いや、100歩譲ってそんなこともまあ、あるかもしれない。
だとしても、サブリミナル効果が起きて、例えば
「今日はエスカルゴ料理がやたら食いたくなったな~」
ってなるならばそれは分かる。
トニオさんが
「今日はなぜかエスカルゴ料理の注文が多いのでぇ~すぅ」
とか困ってしまったっていうのなら分かるよ?
けれども、カタツムリが現実世界で見えたり、己自信もカタツムリだと思いこんでしまうってどんなサブリミナル効果?
じゃあ、何か?
ポップコーンのサブリミナル効果を容赦なく浴びせられたら、映画館で見てる観客がポップコーンになってしまうのか?
コカ・コーラになってしまうっていうのか!?
っていうか、重みで天井をぶち抜いておいて、あれを幻覚だというのはかなりの無理があるのでは!?
いやいやいや…
そういうこともあるでしょうとも!
そこに大量のカタツムリがいるように見えたのであれば、『重みで天井が抜けるような思い込み』が起きてもおかしくない。
それほど『天候のサブリミナル』は影響力が強いんです!
そりゃ、自分がカタツムリになったと強く思い込めばこんなことも朝飯前です⇩
できるかバカ野郎ぅ。
それどんな動き!?
体のどの部分を鍛えたらその動き可能になるの!?
思い込みだけでこんなびっくり人間コンテストみたいなことができるんならば、
催眠術かけたら誰でもオリンピックで金メダル取れるわ!
まあ、分かったよ?
ようするに天候のサブリミナル効果は視覚的効果と潜在意識への影響なんだから、そもそも見なければいいわけね?
だから、視覚を失わせるディスクをこめかみから取り出すことによって見えなくしたわけね?
そんなスタンドの初期設定に1ミリたりともなかった能力を無理くり駆使して、カタツムリを無効化したのな?
・・・・・・・
・・・・・・・
目ぇつぶっときゃよかっただけじゃ?
というわけで、本日は第6部の白熱の迷バトル『プッチVSウェザー』にツッコミを入れまくってみました。
『no jojo no life!』
”JOJOなしの人生なんてありえない!”
Simackyでした。
それではまた!
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