『X』X JAPANの永遠のアンセムソング!

本記事はプロモーションを含みます。

どうもsimackyです。

本日はX JAPANの代表曲にして最強のアンセムソング

『X』

を語っていきますよ~。

『X』の伝説のライブパフォーマンス

この『X』は今やXのライブにおける定番中の定番曲です。

ジョジョを読んだことがなくても『ジョジョ立ち』は皆知っているように、この『X』演奏時における『Xジャンプ』はあまりにも有名だし、カラオケで歌えば皆ジャンプしてくれる。

これってシングルカットされていない曲としては破格の事実ですよ?

例えば、別に自分が好きでもないバンドの『シングル曲』を知っていることはあっても『アルバム曲』を知ってますか?って話なんですよ。

んなこと、ほぼほぼありえないでしょ?

そりゃ『リンダリンダ』をカラオケで歌われれば、ブルーハーツファンではない私でもノリノリで飛んだり跳ねたりしますよ?

けどあの曲は一斉を風靡(ふうび)したシングルヒット曲じゃないですか?

テレビでもラジオでも頻繁に流れていたわけだし。

けれども『X』はアルバム曲なのでそんなことはないわけですよ。

なのにどうしてこんなに皆が知ってんの?

ファンでもない皆がXのライブDVD持ってんの?

んなことはないでしょう。

不思議と思いませんか?

それではどうしてこんなに知名度が高いのかというと、もちろんXがどんどんビッグなバンドになっていったということもあるのですが、当然のことながら自分たちのライブ以外のところで、一般人の目につくところで演奏をしたことがあるからなんですよ?

それもお茶の間のゴールデンタイムで!

そう、1993年年末の

ミュージックステーションスーパーライブ

で演奏したんですね~。

当時はMステスーパーライブもまだ第2回目。

『アート・オブ・ライフ』のレコーディングのために渡米していたXは、1992年1月の東京ドームライブ『破滅に向かって』からおよそ2年間、ほとんど日本の表舞台に出ていませんでした。

X人気は社会現象になるほどピークに達しているにも関わらず、その肝心のバンドは日本に不在というファン泣かせな状況が2年も続いていたわけですから、この日のライブがどれだけ荒れたことか想像できるでしょ?

観客席を埋め尽くす黒ずくめでサイケデリックなコスプレ軍団。

赤やら金やらのトサカ頭だらけ。

ちなみに当然のことながらXのワンマンライブでもなんでもないので、他のアーティストのファンも来てると思うんですよ?

けど、熱心なXファン達に占拠されて、ほとんど席が取れなかったんじゃないかな?

その怒号と悲鳴は割れんばかりで、司会のタモリと有賀さつきがお互いの声がまったく聴こえず、番組が成立しないほどでした。

ここで当時最新シングルだった『ティアーズ』を演奏した直後、ステージは禍々しい黒と赤のライトに彩られます。

で、さっきまで綺麗にバラードを歌い上げていたTOSHIが鬼の形相で観客を煽りだします。

もうね、やばい宗教の教祖と狂信的信者みたいに見えましたよ、TOSHIと観客が。

とてもじゃないけど公共放送で流せないような不穏な空気感に包まれます。

全国のお茶の間はまるで放送事故でも見ているかのごとく凍りついたことでしょう。

けれどもますます発狂したように奇声を上げる観客席。

そして演奏されたのがこの『X』です。

こんなものX屈指のスラッシュメタルナンバーですよ?

普通、お茶の間で流すか?

始まると同時に爆竹は鳴るわ、ヘッドバンギングの波が起きるわ、全員でジャンプし始めるは、PATAは思いっきりギターソロを間違えるわ(笑)で完全にカオス状態。

で、しまいにはYOSHIKIがドラムをドッカンドッカン投げ飛ばし始めて、それがカメラに直撃!

テレビ見ている人はブラウン管にドラムが飛んでくるんですから、もうほぼプロレスですよ。

これが『X JAPAN伝説のパフォーマンス』とMステ史上で今でも語り継がれる事件です。

Mステがその番組の節目節目において、過去のアーカイブとして、Mステの歴史を流すときには必ずこれが流れるんですよ。

私の記憶によるとAKB48がこの過去映像を見ながら

「どひゃ~!え~~!!!!」

とびっくりしていたのを覚えているので、10~20年ぐらいのかなりの期間に渡って何度も放送されたと思われます。

また、Xが東京ドームで年末にライブやることが1992~1996年ぐらいまで毎年恒例になっていたため、

「ラストの『X』という楽曲の時に皆がジャンプするから、近所の住宅地で震度1,2度くらいの地震が起きる」

という都市伝説も結構有名な話になったんですよね。

そういう経緯があるので、このアルバム曲でしかなかった『X』がXファンではない一般人からも認知される有名曲となったんですね。

私の学生の頃なんて、こんな田舎町でX聴いてる人はほとんどいなかったから、カラオケで歌っても盛り上がることなんかなかったんですけど、今では皆ちゃんとXジャンプしてくれるので、いい時代になったもんですよ(笑)。

X最初期の楽曲

この『X』は、やはりバンド名をその名に冠するナンバーだけあり、かなりの初期から存在します。

YOSHIKIが高校生の頃に作ったという『I‘LL KILL YOU』がもっとも古いのですが、その次くらいに古いのがこの『X』ですね。

ちなみにまだオリジナルメンバーのTAIJI、HIDE、PATAが加入する前のヒカル・ジュンがいたラインナップのころからライブでやってます。

インディ時代のXはまず、1985年ファーストシングルとして『I‘LL KILL YOU』をインディレーベルのDada Recordsからリリース。

そして2作目のシングルとして、そしてYOSHIKI自身で設立したエクスタシーレコードからの第1弾シングルとして『オルガスム』をリリース(ギター:ジュン、ベース:ヒカル)。

この『オルガスム』のB面として収録されたのが『X』で、公式音源として初お披露目されたというわけですね。

もちろんこの頃の『X』はバージョンが違いますが、YOSHIKIの激しいツーバス連打とTOSHIのハイトーンボイスはこの頃から健在です。

ちなみに、この頃のライブではまだ『X』演奏時に腕でXを描きながらジャンプする、いわゆるXジャンプは生まれておらず、普通に皆さん拳を振ってます。

Xジャンプが生まれるのはHIDEが加入後に、客を煽ってジャンプするようになってからなんですよ。

『X』のライブパフォーマンスのおすすめ

たった50曲ちょいしかないXにおいてあまりにもたくさんあるライブ盤(笑)。

その全てにもれなく収録されているのがこの『X』です。

『X』やらなかったらそれはもうXを観に行ったうちに入りませんからね。

っていうかやらなかったら暴徒と化したファンたちが街中の至る所で暴れだすでしょうから、ハロウィンの時みたいな混乱が起きるのは必至でしょう。

『X』で彼らのエネルギーを完全燃焼させてあげて、燃え尽きさせないと駄目なんです。

不完全燃焼だと絶対、街で暴れ出します(笑)。

東京の治安のためにはやらなきゃ駄目です。

そりゃ必ず演るでしょう。

そしてこの曲はライブでこそ真価を発揮します。

というよりお客の叫びとジャンプ込みで『X』なので、『ブルーブラッド』収録の原曲バージョンには未だに馴染めません。

で、その数ある『X』のライブバージョンで私が個人的におすすめする音源、またはビデオ音源をご紹介します。

まずはCD音源からこちら。

『singles』

『シングルス』に収録されたバージョンです。

これは1989年デビュー直後の日比谷野外大音楽堂でのライブですね。

スタジオ音源はめちゃくちゃ悪かった時期なのに、なぜこの日のライブ音源がこのクオリティで録れているのかはX七不思議にも数えられるのですが、音がいいうえに、メンバーの演奏能力、テンション、観客の熱量も最高潮。

この1曲を聴くだけでもアルバムを買う価値があると言えるほどの出来ですね。

『X』が最初の『ドンドコ』からちゃんと始まってフルに収録されているバージョンはこれしかありません。

ってかこの『X』聴かなきゃ『X』を体感したうちに入らないですよ。

これを音源ではなくビデオ音源で見たい人はこちらをどうぞ。

X CLIPS

X『刺激!』

この2つのビデオに収録されているのは全く同じ日比谷野外大音楽堂のものです。

ちなみに『刺激!』のほうでは京都スポーツバレーライブで火を吹いているシーンが挟まれてからライブに入っていきます。

HIDEとTAIJIが左右からXの旗にめがけて火を吹きかけるシーンはビジュアルショックそのものです。

次に紹介したいのがビデオ音源でこちら。

Blue Blood Tour 爆発寸前GIG

これは先述の日比谷野外大音楽堂ライブから遡ること2ヶ月くらいの時期ですね。

デビュー直前のライブになります。

まあ、とんでもなく速いです。

インディ時代のYOSHIKIは体力オバケで、ほとんどのスピードナンバーが最速と言われる『Stab Me In the Back』くらいのテンポで演奏されます。

なので、ここで収録されている『X』も実測するとBPM200くらいあります(笑)。

『オルガスム』も『I‘LL KILL YOU』もこの世のものとは思えないほどの速さですから、痛快極まりないですよ。

ただちょっとこの音源はドラムの音、特にスネアがパスパス鳴ってて残念だな~。

バスドラは地鳴りの如き迫力なんですが。


no music no life! 

”音楽なしの人生なんてありえない!”

Simackyでした。

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