【ジョジョ第4部キャラ紹介】露伴・由花子・ミキタカ
本記事はプロモーションを含みます。
どうもSimackyです。
本日はジョジョの奇妙な冒険第4部における個性的な脇役のトップ3をご紹介したいと思います。
もともと強烈なキャラ設定のジョジョシリーズなのですが、この第4部から細かい好みや価値観、こだわりがより詳細に設定されてきております。
その分、非常にリアリティのある人間描写になってますね。
ただし、その『ぶっ飛びっぷり』は凄まじく、これまでJOJOを愛読してきた人からもドン引きされるほどの濃さ(笑)。
そんな3名を紹介していきますよ!
さらに変態気質な仲間たち
奇人変人の多いJOJOシリーズ。
これまでは舞台が海外だったため、
「ま、ここは日本じゃないからこういう変人もいるかもな」
とまだ目をつぶることができました。
特に第3部では様々な国々のカルチャーが描かれたので、ホテルのボーイですら変人に見えるし、トイレから豚が出てきたり、ボッタクリ価格でドネルケバブを売りつけようとされたり、と、
カルチャーが違いすぎるため普通の人も変人に見えるし、逆に言えば変人も変人に見えませんでした。
そう、日本人が電車の中で『チェリーをレロレロレロレロ』しても、すっかり異国情緒の風景に溶け込んでしまって違和感がありませんでした。
さすがの花○院でもこれを
山手線ではできない
でしょうから。
しかし、第4部は舞台がこと日本なので、その異様さが際立つんですね。
「こんな奴が日本のそのへん歩いててたまるか」
ってぐらいぶっ飛んだキャラが次から次に飛び出します。
『平和な日常に潜む殺人鬼』がテーマの第4部なのに、
殺人鬼同等もしくはそれ以上に頭イカかれている人たちが日常的にまったく『潜む』こともなくそのへん歩いている
のは問題ないのでしょうか?
だってだって…
クラスメートをスタンドで操り、目をくりぬかせた間田敏和、
クラスメートの髪を燃やし、億泰が助けに入らなければ焼死させていたかもしれない山岸由花子、
トンネルに入る一般人から養分を吸い取って殺してしまいかねない噴上裕也、
罪の意識で康一の母親を自殺させかねなかった小林玉美などなど、、、
殺人鬼でなくともほぼ殺人鬼
みたいな人ばかり仲間になるんですよ?。
まあ、挙げるとキリがないので今回は3名の問題児を挙げたいと思います。
岸辺露伴~第4部屈指の人気キャラ~
まずは岸辺露伴でしょう。
『ヘブンズ・ドアー』で相手の経歴を全て読むことができるという、
荒木先生の漫画家としての願望がむき出しになったスタンドを使います。
いやー、人気キャラに育ちましたね、露伴は。
JOJO4部コミックの表紙を主人公以外のキャラが単独で飾るのは初だったのではないでしょうか(3部ではポルナレフがありましたが)?
何と言ってもまるで『荒木先生自らをモデル』にしているとさえ思われる具体的な漫画家としての描写でしょう。
知られざる漫画家の制作風景…
「へぇ、荒木先生もこんなふうに書いてるのか、、、」
おそらく全国のJOJO読者がそんな風にウキウキと心踊らせたことでしょう。
ちなみに荒木先生は露伴のモデルが自分であることを明確に否定しています。
しかし、とことんリアリティを追求する荒木先生なら本当にやりかねないと思ったのが『蜘蛛の味見』。
いやー、この露伴はまさか仲間になるとは思いませんでしたよ。
だって、初対面時の康一にした仕打ちは、「変人」を通り越して実害を与えてましたからね。
漫画のネタにページを切り取られた康一くん。
なんと翌日、体重が20キロも減っています。
どういう原理?
てか、どんだけ容赦なくページ切り取られたんでしょう(笑)。
そんな露伴の人気が急上昇を始めたのが『ハイウェイスター』戦。
あれだけ大嫌いな仗助を助けるために噴上裕也に放ったこの名言でしょう。
『だが断る』
荒木先生も大好きなんでしょうね。
『振り返ってはいけない通り』『VSチープトリック』『仗助とのチンチロリン勝負』『VSじゃんけん小僧』と、露伴が主役のエピソードがこんなにあります。
仗助に次ぐ準主役の康一よりも多いのではないでしょうか?
そのまま、4部が終了しても『岸辺露伴は動かない』などのスピンオフは実写ドラマ化までされてしまうという人気ぶり。
今後も露伴主役のスピンオフ!期待しております。
山岸由花子~プッツン度はシリーズ最高!~
さて、露伴もかなり強烈だったのですが、強烈度ではこの人には敵いません。
私はトラウマになりそうなくらい衝撃でした。
多分康一くんも。
そう、
山岸由花子
ですね。
解説しましょう。
この山岸由花子と康一くんのエピソードは、実はJOJO始まって以来の
『ラブコメ』
なのです。
康一くんが被害者にしか見えないため、そう言われないと気づかないでしょうけど(笑)。
しかし、愛情表現があまりにも過激なため
ほぼホラー・サスペンス
になってます。
「サイコパスっていうのはこういうのを言うんだな」
ってJOJOで学びましたもん。
由花子は仲間と言ってもストーリーの核心部分である「杜王町の殺人鬼」には一切タッチしません。
ただ2回だけ、康一との絡みがスピンオフ的に描かれるだけなんですが、まあ、強烈な印象を残します。
この由花子登場の時点で私のJOJO歴は、小学校2年生の時からリアルタイムで8年くらい読んでるわけです。
荒木先生の描くぶっ飛んだキャラにはだいぶ免疫ができてはいたのですが、
ここまで「荒木ワールド全開」のキャラには久々にびっくりした、というより
ドン引きしました。
第1部のディオ以来の衝撃が走ったと言っても過言ではありません。
実はこの人の真の姿は女性版のディオ、つまり
『女型(めがた)のディオ』
です。
ディオ流の言葉を借りれば、『善なるタガのない人間』です(※第1部の切り裂きジャックとの会話)。
良心の呵責など微塵もありません。
よもや1部の時点で4部の由花子の伏線を張っていたとは…
おそるべし荒木先生(んなアホな)。
さすがは女型のディオ。
「素晴らしい悪への恐れ」など1ミリもない彼女はリミッターなしに暴走します。
凄まじいまでの愛ゆえの無限のバイタリティ。
ディオのように『悪意』ではなく『愛情』が行動原理なので、ある意味ディオより精神的に怖い(笑)。
このエピソード思い出すとまったく関係ないんですがワンピースのあるセリフが蘇ります。
『”恋はいつでもハリケーン”なのじゃ!!!』
ほんとハリケーンですよ。
周りにあるもの全部蹴散らしていきますから。
クラスメートの子なんて康一くんとゴミ捨てに行っただけで髪の毛燃やされて殺されそうになるんですよ?
このペースで巻き込まれていたら、
康一に関わる人間が皆殺し
にされてしまいかねない(笑)。
迷惑以外の何物でもありません。
もうこのエピソード読んでいるときの康一くんが可愛そうで可愛そうで。
どうして彼はいつもひどい目ばっかりにあっているんでしょうか(笑)。
しかし、それにめげずに成長していく、おそらくJOJO史上もっとも読者に応援されたキャラが康一くんでしょう。
ちなみにスタンド名『ラブ・デラックス』はイギリスの女性ヴォーカルバンドSADE(シャーデー)の4枚目のアルバム。
これすごく心地いいですよ。
ムーディーで夜に聴くにはぴったりですが、ハリケーンのような山岸由花子とは真反対の性質の作品と言えるでしょう。
そして康一との戦いの後でもより愛情は深まる一方。
この人の心に後ろめたさややましさはないのでしょうか(笑)。
『無限の暴走列車 山岸由花子』
最高っすね。
ミキタカ~なかなかツボをついてくる宇宙人~
さて、3人目になるのですが、この人を挙げないわけにはいきません。
ある意味『変わり者』という意味では第4部で一番だし、JOJO史上最大の謎であるこの人は語っておきましょう。
そう支倉未起隆(はぜくらみきたか)通称:ミキタカです。
この第4部における『なんでもあり』感を強く印象付けているのは、このミキタカの存在が大きいです。
「荒木先生、ついに宇宙人まで出しちゃいますか!?」
「いよいよなんでもアリになってきたなJOJOも」
と(笑)。
母親なる人物が登場するし、「頭いかれた宇宙人マニアなのか?それともホンモノか?」最後まで謎です。
吉良の親父が弓と矢で射ますが、刺さりません。
おそらくこれが宇宙人である決定的証拠のような気もします。
だって、6部では刃の先をちょっと触っただけで徐倫は怪我をするし、
5部でもポルナレフもちょっと触っただけで傷ついてレクイエムが発動しますから、
古い矢とは言え相当な切れ味のはずなんですよ。
それが刺さらない。
「パキイイイン」いうとります(笑)。
ポルナレフが傷を負うということは、『スタンド能力をすでに持っているから刺さらない』という理屈も成り立ちません。
このミキタカは『露伴とのチンチロリン勝負』と『鉄塔での戦い』の2回登場するのですが、
最初の登場シーンがかなり好きなんですよ。
アイスクリーム屋が閉まっていて残念がる億泰へ、学生カバンから取り出したアイスクリームを「たまたま持っていた」風に渡すミキタカ。
億泰「なんかてめー微妙におかしいぞッ!」
このセリフ超好き(笑)。
アイスクリームって考えてみるとカバンの中に入れて持ち歩くものじゃないですよね。
その『微妙な感覚のズレ』で『宇宙人らしさ』を演出するこのくだり、かなり秀逸だと思います。
そりゃ、宇宙船でも出せば一発で宇宙人とは分かるのですが、微妙な演出で最後まで謎を残すこのさじ加減が荒木先生さすがです。
あとお札の人物の顔マネが正確にできないことについて「地球人は皆同じ顔に見える」とかのセリフ。
これも色々考えさせられましたね。
「確かに宇宙人から見たらそうかも。俺たちから見たら黒人の顔の区別あんまりつかないし、アメリカ人から見たら日本人もそうだろうし。そうか、だから人種差別や偏見は生まれるのか・・・」
とか妙に深いこと考えちゃったりする当時高校生の私(笑)。
まさか宇宙人の登場から露伴とのチンチロリン勝負になって
後戻りのできないほどのガチ勝負になって
ヤクザみたいに指を詰めるとかいうやばい話にまでになって・・・
しまいには露伴の家が火事になってしまうとは・・・。
凄まじいまでのお騒がせキャラぶりでしたね(笑)。
そしてこのチンチロリン勝負にしても鉄塔での戦いにしても、
ストーリーの流れに1ミリも関係ない(笑)。
道草食いまくっていくこの第4部の中でも最も脱線したエピソードとなっております。
そう、例えるなら
「家から学校まで直線で10分で通学できるのに、道草食っているうちに県外にきちゃった」
ってくらいの遠回りです。
まあ、どのエピソードも楽しいから良いのですが。
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