サザンのおすすめアルバムはどれ?

この記事はプロモーションを含みます。

どうもSimackyです。

本日はサザンことサザンオールスターズの全15枚のオリジナルアルバムから、私の大好きな5作品をご紹介します。

今回はランキング形式でいきますよ。

あくまで私の大好きな作品を紹介するだけですので、これは初心者向きではないです。

じゃあ、一体誰のための記事なんだ(笑)。

サザンを好きな人が

「へぇ意外!そこ推すの?ってかそんなに言うならもう一回聴いてみよっか」

とさらにサザンにのめり込んで頂きたい、といったところですかね。

それぞれの作品のレビューには詳細を書いた別記事のリンクを張っておきますので、詳しく読みたい方はそちらから楽しんでくださいね。

それでは行きましょうかね!

横アリはま~な~っ!!

第5位『ヤングラブ』1996年リリース12作目

さて、第5位にはなんだかんだでこれが来ました。

正直、最初の頃は大嫌いなアルバムでしたね。

下から数えたほうが早いほど。

このポップさに拒否反応が出ちゃいました(笑)。

実際、250万枚売ってサザンで一番売れた作品なのですが、「売る」という意思が感じられすぎて。

しかし、本作の楽曲はやっぱり素晴らしいんでしょうね。

っていうよりホントに隙がないくらいクオリティが高い。

年々、聴く度にどんなにあらがってもよく聞こえてしまうんだからしょうがない。

実は本作、表の顔が「ポップ」であれば裏の顔が「ロック」なんですよ。

『胸いっぱいの愛と情熱を』『汚れた台所』『マリワナ伯爵』なんかは熱くなりますね。

前作の『世に万葉の花が咲くなり』に比べると、ロックの生々しいサウンドが随所で聴けて、聴き応えのある1枚に仕上がっているんですよ。

サザン初心者でも安心して聴けて、食わず嫌いで聴いていなかったオールドファンをも納得させられる懐の広さを持っています。

このアルバムの詳細レビューはこちら⇩

第4位『SAKURA(さくら)』1998年リリース13作目

お次はこれまた1990年代の作品が第4位です。

サザンで1,2を争うマニアックな作品と呼ばれています。

私なりの表現を使うと『振り幅が大きい』だけなのですが。

思いっきり売れ線に走った前作から真逆の方向に振り切り、やりたい放題をやり散らかしました(笑)。

そのため、セールス的には4作連続で続いてきたミリオンセラーを逃していますが(97万枚)、制作にかけた時間は過去最高の3000時間をかけ、収録時間はCDの容量いっぱい78分(笑)。

彼らの目が血走っているのが頭に浮かんでくるほどのかつてない力作となっております。

マニアックと呼ばれるのは、ある数曲にただ事ではない『負のインパクト』があるためと思われます。

#3『マイ フェ レディ』や#13『GIMME SOME LOVIN’』の歌詞で感じられる圧倒的ないかがわしさ、#4「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」や#12「SAUDADE 〜真冬の蜃気楼〜」の不倫ネタで感じられる背徳感、とどめが#11『私の世紀末カルテ』で皮肉たっぷりに語られるやるせなさ…。

う~ん、書いているだけでどんよりしてきた(笑)。

しかし心配はいりません。

字面だけ読んでるととても聴く気にはなれないのですが、これらの曲はもれなく名曲です。

私が本作で好きな曲を挙げると、この癖の強い曲達がなぜか上位を占めてしまします。

それくらいの中毒性があるということですね。

アルバム全体を冷静に聞くと明るい曲も多いし、全カタログの中で攻撃的なロックナンバーが最も多いアルバムでもあります。

色んな感情が沸き起こってくる『SAKURAマジック』を堪能してください。

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第3位『熱い胸さわぎ』1978年リリース1作目

ここでデビューアルバムの登場です。

これはかなり意外に思われる人もいれば、オールドファンであればNO.1に推す人がいてもまったく不思議ではありません。

衝撃のデビューシングル「勝手にシンドバッド」で始まる名盤ですが、あなどるなかれ、全曲素晴らしいです。

ロックバンドのスリリングさという意味では全カタログ中ダントツで強い側面もあります。

桑田さんの声はこの頃から意図的に潰しており、若さとかあどけなさというより、すでに貫禄さえ見えます。

楽曲がみずみずしくキラキラ輝いています。

メロディがすごく素直というか自然というか、色々こねくり回していないというか。

曲から「作った」感じがしないで「生まれてきた」ような印象ですね。

だから聴いていて心にスッと入ってくるんですよね。

永遠に聴いていられるかのような心地よさがあるんですよね。

40年以上も前の作品なので音はたしかに古いのですが、まったく違和感なく聴けます。

サザンを語る上で外すなかれ。

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第2位『KAMAKURA』1985年リリース8作目

かつて『サザンの最高傑作』と呼ばれた2枚組・全20曲の大作アルバムです。

さんまさんがテレビCMをしているのが、You Tubeで探せば見つかりますよ。

80年代のテクノ色やプログレッシブ・ロックの要素まであり、実験色が非常に強い側面もあるため、かなりとっつきにくい部分は間違いなくあります。

私も中学生の頃は面食らいました(笑)。

現代のサザンに慣れた人であれば、ここで鳴らされている音がサザンだとはにわかには信じられないほどの衝撃を受けるかも知れません。

国民的人気バンドであるサザンに求められるものからもっとも遠い位置にある作品なので、いわゆる『サザンらしいイメージ』を求める人は決して聞かないでください。

多くは語りませんが、これははっきり言ってサザン上級者のためのアルバムです。

しかし、もしあなたが「サザンのエキスを骨の髄まで吸い尽くしたい」と思うのであれば、迷わず聴いてみてください。

あなたにその願望があるのであれば、それをお腹いっぱいに満足させてくれる作品であることを保証します。

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第1位『世に万葉の花が咲くなり』1992年リリース11作目

やっぱりこれが1位になっちゃうんだな~。

かなり『KAMAKURA』に迫られましたが、逃げ切りました。

このアルバムがサザンのエッセンスを一番網羅しているし、この時期ソングライターとして共作していた小林武史さんの才能と桑田さんの才能がお互いの全盛期で噛み合っていると言うか。

この頃の桑田さんは神がかってますよね、どう考えても。

桑田ソロもこの時期すごいし。

ベースの関口さんが参加していないとか、打ち込み多くてバンドサウンドらしくはないとか、欠点は間違いなくあると思うのですが、楽曲のクオリティの高さでねじ伏せてくるというか。

とにかく、個々の楽曲がこれだけとっちらかってるのにも関わらず、それぞれが異常なほどの完成度。

サザンのアルバムって1枚の中で色んなことやっているので、まとまりっていうのはあんまり意識していないんでしょうけど、本作の場合、各曲のレベルが高すぎるため、さながらベスト盤の様相を呈しています。

これはシングルヒット曲がてんこ盛りということではなく、むしろ逆。

シングルカットされた曲は『涙のキッス』『シュラバラバンバ』の代表曲2曲と意外に少ないのですが、それ以外に名曲が多すぎるんですよ。

『BOONBOONBOON』『切ない胸に風が吹いていた』『慕情』『ニッポンのヒール』『ポカンポカンと雨がふる』…と、挙げていくと結局全部になってきりがないのでこれでやめときます(笑)。

このアルバムの詳細レビューはこちら⇩

総評

サザンはオリジナルアルバムが全部で15枚ですが、そのうち私の人気ランキング3位~13位は常に変動してきましたね。

固定なのは上位2枚と下位2枚だけかな?

1年前にこの企画やっていたら初期の5作目『NUDEMAN』6作目『綺麗』7作目『人気者で行こう』からはどれか1枚必ず入ってただろうし、90年代初期の2枚『サザンオールスターズ』『稲村ジェーン』のどちらかは絶対に外せなかったし…うーん、悩ましい(笑)。

実は今回5位に入れた『ヤングラブ』なんて2年くらい前は13位くらいにいたんですよね。

それが来年には3位くらいまで上がってるかもしれない勢いです。

まあ、そんな感じなので、

「やっぱり全アルバム紹介をちゃんと1回やっておこう」

という気持ちが一層固まりましたね。

というわけで、気が向いた時に1枚ずつレビューして行きますのでお楽しみに。

本日ご紹介したサザンオールスターズの全作品を一気に聴きたいならストリーミング配信(サブスク)をおすすめしてます。

本ブログは「CDについてる解説書とか読みたいから、ストリーミングだと物足りない」といった方のために書いている『サブスク時代のライナーノーツ』を自負しておりますので。

今回ご紹介した5作品を入り口に他の作品もどんどん聞いてみてくださいね。

ストリーミングがよく分からない方には分かりやすく解説してますで参考にしてください⇩。

 

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