食生活の改善④『調味料をかけないで食べる』
どうもSimackyです。
あっという間に第4回となりました『食生活をまっとうに』シリーズ。
本日は『調味料をかけない』です。
薄味に慣れ、ながら食べを辞めて料理に集中すると調味料をかけないでも平気になる
いやー、私もこんな偉そうなことを書けるようになったんですね(笑)。
大酒飲みでバカみたいな味の濃いもの、脂ぎったもの、激辛なものまで何でもござれだった私がです。
かつての私は調味料にまみれてました。
まず、酒を飲みながら食べている刺身にはほとんど醤油の味しかしないほどたっぷりつけ、から揚げには味が付いているにも関わらずたっぷりの塩コショウとマヨネーズ。
ポテサラにはマヨネーズがすでに混ぜ込んであるにも関わらずこれにも塩コショウとマヨネーズ、ソースとマヨネーズの海にまみれたお好み焼き、、。
う、、、書きながら胸焼けが、、、(笑)。
ほぼ味覚障害と言ってもいいほどの濃い味ばかり食べていました。
こうして色々取り組んで薄味の味覚になってから思うのは、
『味の濃いもの(調味料が多く入っているもの)が食欲を暴走させていたのでは?』ということ。
私は科学的なことはよく分かりません。
そしてそういうことを事細かく調べてここで詳しく書こうとも思いません。
一番伝えたいことがぼやけるので、そういったことは他所のブログで調べてもらえばいいと考えています。
以前のダイエットの時は酒も飲み続けていましたし、食事量や回数を減らすことはしても食べるものや食べ方を見直すといったことはあまり熱心にしていなかった。
その頃は「あー唐揚げ食いて-!」とか「カップラーメン食いてー!」などの欲求がとにかくすごかった。
もう完全に『禁断症状』と言える状態ですね。
それが今はまったくない。
だから我慢しているとかストイックになっているつもりはほとんどないまま、どんどん体が細くなっていく。
根拠や因果関係は興味があれば調べてください。ただ事実として
『調味料の使用量が減ったことで、禁断症状のようなものがなくなった』
と私は感じています。そこのところは皆さん、実際に試されてみてご自分の実践から答えを見つけてください。
このシリーズの冒頭で書いたように『あなたの答えは誰かが教えてくれるわけではない』ので。
『調味料をかけない』とは言ってもこれは料理段階ではなく、食卓に上がってきた時点でのことですね。
例えば
●冷奴に何もかけないで食べる
●サラダに何もかけないで食べる
●餃子もタレなしで食べる
●コロッケやメンチカツなどのソースをかけそうなものも全くかけない
などなどですね。
別に『何も味付けしていない肉じゃが出てくる』とか『出汁も味噌も入っていない味噌汁が出てくる』という極端な話ではないです(そもそも味噌抜いたら味噌汁って言わない:笑)。
どうしてこんなことやり始めたのかと言うと、ここまで3回の流れをまだ読んでない方にも分かるように、ここでまとめときましょう。
まず、カロリーだなんだを計算して自分に過酷な負荷をかけてダイエットすることに疲れ果てた。
その割にはあっという間に戻る体重。
永遠に続く無限ループの中にいるような感覚。
そこから脱するために根本的な食生活のあり方を見つめ直し、『まっとうな食生活』を考えてみたらどうか?
というところからスタートしました。
色々ネットで調べ、嘘くさい詐欺のような商品を売るための宣伝広告は見極め、昔から言われている定番で地味なことに絞り込みをかけ愚直にやってみようと。
それが第1回の『ゆっくりよく噛んで食べる』です。
このことによって食べる量が明らかに減りました。
第2回の『食べる順番』も同時に意識することでおかずを食べながら白米を掻き込むことをやめた時に、おかずの味が徐々に薄味になっていきました。
そして第3回の『ながら食いをやめる』ことにより、より一層味に集中することで、素材の持つ本来の風味やコクの深さを感じる事ができるようになり、食材をそのままで食べることが楽しくなってきました。
はい、このような流れから必然と『調味料をかけずに食べる』というところに行き着いたんですね。
調味料って本当にかけなきゃいけないの?無意識にかけてない?
皆さん、調味料って意識してますか?
豆腐が出てきた時点で無意識にめんつゆや醤油に手が伸びていませんか?
サラダが出てきたら無意識にドレッシングに手が伸びていませんか?
そう、かつての私のように(笑)。
それらってそもそもかけずに食べたことあります?
餃子ってポン酢や餃子のタレを掛けないとほんとに味が足りないんでしょうか?
トンカツってあんなにたっぷりソースをかけないと美味しくないんでしょうか?
お好み焼きはたっぷりのソースの上からマヨネーズまでかけますよね?
これらのことは昔の私に言ってやりたいです、ホントに。
我々は本来そのままで食べて味が濃いのか薄いのかを確かめもせず、ただ条件反射で調味料をかけているシーンがたくさんあるのでは?ということです。
これは人によって常識が違います。
例えば、納豆のタレを一袋全部かけた上から更に醤油をぐるっと1周かけて食べるのが当たり前の人がいます。
サンマが生サンマか塩サンマかを確かめもせず問答無用に醤油やポン酢をかける人もいます。
牛丼屋に入ったら一口目もいかず牛丼とセットの豚汁に一味をかけている人たくさんいます。
東北の一部の地方では、出てくるラーメンにまず酢をかけるところから始まるっていう食べ方もありますよね?
「それはいくらなんでも極端な人達じゃない?」
と感じたでしょうか?
けれども豆腐をそのまま食べる習慣の人達から言わせれば、豆腐に問答無用でめんつゆをかけている人達は、
『出てきたラーメンに一口も食べない前から酢をかけている人』
と全く変わらなく映るはずです。
つまり私がここでお伝えしたいことは『程度』の問題ではないということです。
まずはそのままの味を食べてみて、『足りない』と感じた時だけかけてみてはどうでしょう?
豆腐には大豆の風味と甘味があります。
メンチカツやコロッケにはソースをかけずとも下味で塩味はつけてあります。
サラダに乗っているトマトはそのままで実はすごく甘いかもしれないのにごまドレッシングでそれが分からなくなるのはもったいなくないですか?
私の例でいうと殆どの場合、かけているのは『ご飯がすすむため』だったことに気が付きました。
なので、『食べる順番』を意識し、おかずだけを食べ終わった後にご飯を食べるようにしてからは、かけなくても十分と感じるようになったんです。
第2回の『食べる順番』を試されてみた方は、その上で『調味料を手に取ろうとする時』にこのブログで私が言っていたことを少し思い出してみてください。
調味料をかけないでおかずを食べることが多くなってくるとかなり味覚が正常に戻ってきます。
豆腐をそのまま食べると大豆のほんのりとした風味が感じられ、それを美味しいと感じ始めると、いい兆候だと言えます。
驚き!新しい味の世界が広がる
この段階になるとこれまでの人生になかった『食の新境地』と言える感覚に入っていきます。
毎日なんにも意識して食べていなかった普段の食事の中に発見と驚きが生まれます。
私は何よりこの『何もかけない冷奴』と『ポン酢を掛けない餃子』にえらく感動しました。
私の家では母が家庭菜園をしていて、その時々の旬のとれたての野菜を食べることができるのですが、この時期はなんと言ってもナスとトマトとゴーヤにピーマンの夏野菜軍団が凄まじく美味しい。
特にピーマンの甘みがすごい。
ピーマンって普通苦い印象ありますが全く違います。
旬のピーマンにはエグみもありません。
トマトはほとんどフルーツですね、今の薄口の私からすれば。
以前の私のようにたっぷりの醤油や塩コショウで味付けしていた頃は、旬の野菜の旨味というものが存在することさえ知ることはなかったでしょう。
まあ、これらのことは全て薄味が普通だった人達からすればすごく退屈な当たり前のこと言ってるだけなんでしょうけど。
「食の新境地ってアホか?」と(笑)。
ダイエットに関して言うと『食べた量』に意識が向いていると思わぬ落とし穴なのがこの調味料ってやつです。
同じ量を食べている感覚でも、掛けるか掛けないかでカロリーが大きく変わりますから。
そして掛けている当人にその自覚がないのが危険です。
ダイエット中に脂っこいトンカツを食べるのは罪悪感あるのに、サラダに掛けるたっぷりのごまドレッシングに罪悪感は感じにくい。
ヘルシーな野菜をとっているという認識になりがち。
でもそのドレッシングをたっぷり掛けたサラダは麻婆豆腐並みのカロリーを食べていると認識したほうがいいかもしれません。
素材の味を楽しむっていうことが気がつけばそのままダイエットにも繋がっている、こういうのが理想ですよね。
はい、というわけで今回は『調味料をかけない』でした。
このシリーズは毎回紹介しているものが全部連動しています。
『これをやったら自然とこういう流れになる』みたいな感じです。
今回が『調味料を掛けない』であればそこから連想されるものは?
それでは次回をお楽しみに!