『STORM/この世界の果てで』LUNASEANo.1の売上を誇るシングル
本記事はプロモーションを含みます。
どうもsimackyです。
今回はLUNASEAが1998年にリリースした9枚目のシングル
STORM
この世界の果てで
の2曲を語っていきたいと思います。
『STORM』LUNASEAで一番ヒットした理由とは?
この曲はホントにやってくれましたね。
1997年の1年間、活動休止で待たせに待たせたファンたちが狂喜乱舞するロックナンバーとなっております。
原曲はJ作曲。
やっぱこういう時はJが切り拓くよね~。
LUNASEA復活の狼煙を上げるにピッタリなナンバーじゃないですか。
っていうより『’98年版ROSIER』と言っても過言ではないほどのアンセムソングです。
この後のシングル『SHINE』『I for You』、アルバム『SHINE』では、その歌唱方法にかなりの物議を醸すRYUICHIの歌声も、この曲まではあんまり違和感なかったんですよね。
RYUICHI、普通にかっこいいです。
アップテンポなナンバーで、Jのベースは相変わらず頼もしいほどボトムを支え、真矢はタイトなドラムを聞かせます。
INORANのクリーントーンでのアルペジオもまさにLUNASEAを感じさせますが、やっぱりこの曲の主役は、美味しいところを全部持っていくSUGIZOでしょう。
いかにもなロングサステインのギターソロはこの曲のハイライト。
構成力からしても、“らしさ“からしても、このギターソロはSUGIZOのベストに挙げる人も少なくないはず。
そして、肝心の売上なのですが、LUNASEAシングルでは最大のヒットとなる
72万枚を売り上げています。
で、ここからが興味深い事実なのですが、実は大ヒットドラマ『神様、もう少しだけ』の主題歌になった『I for You』48万枚よりも売れてるってことなんです。
それはこの『STORM』が、ポップジャム(NHK)のオープニング曲に選ばれたからだと推測します。
高視聴率ドラマほど多くの人に聴いてもらうことは出来ないにしても、ポップジャムほどの人気音楽番組になると、高視聴率ドラマの宣伝効果を超えるのか!?
やっぱり音楽ファンが見る番組なので、購買に繋がりやすいのかもしれませんね。
おそるべし、ポップジャム効果(なのか?)。
ちなみにこの1年前、1997年にはRYUICHIのソロ曲『ビート』がオープニングに起用されました。
これもRYUICHIソロシングルとしては2番目に高い
77万枚を売り上げております。
いや…もはや疑いようもなくポップジャムやばいでしょ…。
ちなみに『STORM』がオープニングに決まった頃のポップジャムは1998年の第4期にあたり、司会者は爆笑問題になってます。
私は1993年のスタート以来、ポップジャムを観ていたのですが、森口博子のイメージしかなく、爆笑がやっていた頃はほとんどテレビなんて見ない時期だったので、観たことないんですよね。
森口懐かしっ(笑)。
で、『STORM』が1998年4~6月のオープニングだったのですが、実はその直前(1~3月)はこのブログでもよくLUNASEAと絡めて解説しているイエモンの『球根』がエンディングをやってます。
ホントこの人たちってなにかと被りますな(笑)。
『この世界の果てで』
INORAN原曲です。
あの横文字好きだったLUNASEAが珍しく日本語タイトル。
「そ、そう言われてみれば…」
そう、実は終幕前までのLUNASEAで、タイトルが日本語なのはこの曲だけ。
再結成後は『乱』とか、『銀ノ月』とか『闇火』とか、アルバム中1,2曲は出てくるようになるのですが、この頃までのLUNASEAは、曲のタイトルが全部英語表記だったんですよ。
INORANがLUNASEAの新たな一歩を切り拓きましたね。
不穏で幻想的なギターのメロディが楽曲を覆い尽くしていますが、ボトムを支えるリズム隊が非常にいい仕事をしてます。
特に、真矢のドラム。
ハイハットの刻み方が面白く、オープン/クローズを巧みに織り交ぜた繊細なプレイをしつつ、たまにアクセントが入ってきて、楽曲に緊張感を持たせてますね。
『この世界の果てで』が収録されたアルバム⇩