『夜明けのスキャット』イエモンが由紀さおりの名曲をカバー

本記事はプロモーションを含みます。

どうもSimackyです。

本日はイエローモンキーがカバーした楽曲

『夜明けのスキャット』

を語っていきますよ。

『夜明けのスキャット』って誰の曲?

『夜明けのスキャット』は由紀さおりさんが1969年にリリースした大ヒット曲です。

おそらく我々の世代でも由紀さんをテレビで見たことがない人なんているはずがないと思うのですが、一応この人です⇩

ウィキペディアより画像引用

なんの番組で見たのかを覚えていないほど、バラエティからドラマからありとあらゆるシーンで見かけるので

「え?由紀さんって歌手だったの?」

って感じなんですが(笑)。

そしてこの曲も我々世代の日本人であれば聴いたことがないということは、まずないんじゃないでしょうか?

由紀さんは1965年に本名の「安田章子(やすだあきこ)」名義で活動していたのですが、さっぱり売れず。

しかし、1969年にこの「夜明けのスキャット」を『由紀さおり』名義で大ヒット(150万枚)させます。

もともと歌手では失敗していたので、歌手として再デビューすることに消極的だったのですが、この曲がラジオ番組のオープニングに使われたところ問い合わせが殺到。

で、渋々再デビューすることになり、以降は10年連続で紅白出場を果たすほどの人気歌手になります。

まあ、私が生まれる1978年ごろにはドリフターズの『8時だょ!全員集合』にバリバリ出演している時期なので、歌手としてそんなに売れてた人だとは知りませんでした(笑)。

この人の曲をカバーするあたり、ロビンという人は歌謡曲の影響があることを包み隠していないと言うか、ロッカーとして恥じていないと言うか。

潔いです。

ちなみにイエモンがこの曲をカバーしたのは、5作目のアルバム『スマイル』からの先行シングル『嘆くなり我が夜のファンタジー』のカップリングとしてです。

『夜明けのスキャット』ってどんな曲?

「ルーールールールー」が流れ始めた瞬間

「あ!このメロディ知ってる!」

てなると思います。

そして、

「さぁ、いよいよ始まるぞ!」

と身構えると

「ラーーラーラーラー」

ガクッ

始まらんのかい!

で、それも終わり

「さ!今度こそ始まるぞ!」

と力を入れると

「パーパーパーパー」

ズッテーン!!!!

ここで大いにずっこけます。

一体いつ始まるんじゃこらぁ!?

もしかして真面目に歌う気ないのか?

ふざけてんのか、ロビン?

実はこれ驚いたんですけど、原曲がこれなんです。

歌の1番はまるまるスキャット

なんですよ(ールー言うてるやつね)。

思い切ったことやりはるな~。

斬新すぎる。

けどこれって斬新さを狙った前衛ソングなんかじゃないんです。

実はこの『夜明けのスキャット』はラジオの深夜放送用に作ったスキャットのみの楽曲だったんです。

オープニングBGMみたいなノリで作られているんです。

だから『夜明けの』スキャットなんですよ。

しかしあまりにもメロディが良いため、リスナーから問い合わせが殺到したので、歌詞を付けた楽曲としてリリースしようということになった。

で、かつて歌手で上手くいかなかった由紀さんは渋るのですが、説得されて歌わせられた、というものなんです。

そしたら人生が変わるほどヒットしちゃった、と(笑)。

ヒットなんてそんなもんなんですね。

で、これをカバーしたイエモンバージョンなんですが、これがロビンの声が見事にハマってるんですよ。

このままルパン三世のエンディング曲とかに使ったらハマりまくると思います(笑)。

このメロディが若き日の由紀さんよりも、ロビンのほうが男の哀愁が漂っていて、楽曲に深みが増していると言うか。

で、このエマのギターソロですよ。

歌メロをただ16部音符で弾いているだけなんですけど、これがめちゃめちゃいいんですよまた。

モット・ザ・フープルのカバーにしてもそうなんですが、イエモンは自分たち流にアレンジしたり、自分たちのテイストを盛り込むのが非常に上手い。

これはすばらしいです。

是非一度聴いてみてくださいな。

夜明けのスキャット」が収録されたベストアルバム⇩

 

 

 

 

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