『玉龍』玉名ラーメン老舗中の老舗!

本記事はプロモーションを含みます。

どうもSimackyです。

本日は玉名ラーメン名店紹介企画第7弾で

玉龍(ぎょくりゅう)

をご紹介したいと思います。

大輪・天琴・千龍・極ラーメン宙・麺屋いっぽう・来々軒と紹介してきましたこの名店紹介企画もいよいよ終盤戦です。

『名店紹介』と同時に『ローカルラーメン紹介』もやってますので、毎日ラーメンを食べ続けた私のお腹はエライことになっておりますが、まだまだ数店舗ほど残ってますので止まってらんないですよ。

ちなみにこの『名店紹介』企画、別に地元のラーメン協議会から依頼を受けてやっているとかいうことでも何でもなく、ただ私が好きなものを語っていくうちに音楽→漫画→本→ラーメンという流れで来ただけです。

別にグルメや地域の情報発信サイトでもなんでもなく、私が好きなものを大いに語っているだけなので、案件は受けてませんし、かなり好きというレベルに達していないお店は頼まれても書きませんのであしからず。

これだけ次から次に玉名の名店を紹介していくのは、私がこれまでの人生で大好きで通っていたからです。

それほど玉名のラーメン屋にはうまい店が多いということですね。

玉龍ラーメンの歴史と人気

お笑い芸人『はなわ』が紹介したお店

玉龍は知名度こそそこまで高くないものの、実は1971年創業の老舗中の老舗。

現存している店舗としては天琴・来々軒(1957年)、桃苑(1963年)に次ぐ歴史を持ちます。その辺りの歴史は別記事で語ってますので御覧ください⇩

その歴史は、お店の佇(たたず)まいと、営まれているおじちゃんおばちゃんを見れば、説得力抜群に伝わるかと思います。

玉名ラーメンの王道である中細麺の白麺ではなく、ちょっと黄色がかった珍しい卵麺を使用しているため、好みが分かれるかとは思いますが、これが好きな人にとってはとことんハマるようで、コアなファンが実はたくさんいます。

ちなみに私もこの麺が大好きなんです。

クチコミとか読んでると「好みが分かれる」とか書いてあることもありますが、別に癖のある味ではありませんし、関東のものほど卵味は強くありませんので、このもっちり食感を是非とも味わってもらいですね。

芸能人であり、今ではYou Tubeもやっているはなわさんもその1人で、年に一回くらい玉名に来て食べているようです。

動画が見つかりましたので見てみてください⇩

まあ、大絶賛しながら貪(むさぼ)ってます。

相当好きなんだろうことが伝わってきますね(笑)。

はなわさんは佐賀が地元なので、玉名にとんこつラーメンを伝えた三九ラーメンが、その次に佐賀に移転して伝わっていった佐賀ラーメンを食べ付けている人になるわけです。

やはり共通するものを感じるのでしょう。

店内にはばっちりはなわさんのサインもありましたよ。

ちなみに弟さんのお笑いコンビ『ナイツ』は、私と同い歳で大好きな芸人コンビなんですよね。

玉龍の驚異的なコスパ

さて、それではいつものように実食タイムです。

朝飯抜いて体調万全で来ましたよ。

今回は久々に来たのですが、メニューが減って『天琴化』してましたねぇ(笑)。

だってラーメンは『並』と『大盛り』の2種類しかないです。

ホントにこの2つだけ。

『チャーシュー麺』『チャーシュー麺大盛』『味噌ラーメン』『味噌ラーメン大盛』と並んでいたメニューはガムテープで消されてました(笑)。

チャーシュー麺食べる気まんまんで来たので、アイタタタな状況です。

味噌ラーメンはいいのかって?

味噌は…別にいっかな(あんまり美味しくなかったんだもん)。

しかし、ラーメン並が600円というのは強烈ですね。

極ラーメン宙と並び、中心部の玉名ラーメンでは最安値ですよ。

大盛りでも750円で、これでもまだ他の店舗の並800円より安いなんて。

「それなりのクオリティなんでしょ?」

とか思ったでしょ?

侮らないでね!

ここのラーメン600円で食べた日には、他の店で800円払うのがバカバカしくなるほどですよ!

いや、だって味で全然負けてないんだもん。

負けてないどころか、王道玉名ラーメンとしてはトップクラスに美味しいんですよ?

800円と600円では33%も価格が違うわけです。

そのことを頭に入れた上で、他のお店の800円のラーメンと食べ比べてみてください。

「おいおい、玉龍よりも33%も高いほどの味じゃないな」

とか

「玉龍のほうが美味しいのに、なにを800円とかいう思い上がった価格設定してんだ!?」

て、感じることになると思います。

まあ、分かりますよ?

ここ1,2年の急激な物価高騰が影響して、食材原価も上がっているし、人気店はお店のリニューアルとかで設備投資にもお金がかかっているでしょうから。

なので、玉龍だってこのままの価格でいつまで続けられるかは分かりませんよね。

ただ、昭和で時がストップしたようなお店なので、

物価が高騰していることに気がついていないんじゃないかな?

いや、そもそもすでに昭和から令和の時代になってることも気がついてないかも。

誰か教えてあげたほうが良いかもしれませんよ?

今の総理大臣はもう

中曽根総理じゃないって。

玉龍の一杯を実食

で今回頼んだのは『ラーメン大盛り』750円『ゆで卵』50円。

卵の絵面(えづら)…

ゆで卵は味塩かけて食べてもおいしいのですが、今日は活きが良かったので熱湯ダイブさせました。

基本的には私は大盛りを頼まず並盛をじっくり味わう派なのですが、今回は

「大盛りでスープの味が薄くなってるのか?」

もチェックするためにあえてそうしました。

まずスープを一口。

はぁぅ……

う…美味すぎる…。

なんかもう

「おっかさん、ありがとう」

と言いたくなる。

高校生の頃に通っていた頃から変わらぬ味。

優しいのぉ~…。

ラーメンスープ優しさ選手権」というものがあれば『おばあちゃんの部』で優勝しそうな勢いです。

そう、例えるならば、熊本名物『だご汁』を外の名店で食べても美味しいんですが、

「やっぱり田舎の実家に帰った時におばあちゃんが作ってくれるこのだご汁が一番よねぇ」

みたいなおばあちゃんの優しさの味。

作ってるのはおばあちゃんじゃないんですが。(大将です)

なんていうか、玉名ラーメン御三家(天琴・桃苑・大輪)のラーメンって、いわゆる『玉名ラーメンの味を求めてくるお客』に対してはインパクト抜群だと思うんですよ。

ガツーンと来る味。

そういう意味でいうと、玉龍のラーメンは地味に受け取られるかもしれません。

玉龍の味は地味だけど滋味(じみ)なんです。

じわ~っと心があったかくなります。

しっかり深い味わいと豊かなコクがあって別にあっさりってわけじゃないのに優しいんですよ。

ここ大事なポイントなのが玉龍マジックが起きていることです。

優しい味わいだから味が薄いということでは決してありません。

脂っこくなくてクリーミィ。

食べた後のドッカリ感や胃もたれ感がないのは驚きます。

唇もラードでベトベトにはなりません。

なんでこうなるのかはおばあちゃんの秘密です(大将だって)。

もし、「明日から30日間必ず毎日玉名ラーメンを食べ続けなさい」と言われたら、10日目くらいからはずっと玉龍になると思います(一体どんな状況だ)。

それからニンニクは入れるかどうか訊かれますが、どっちでもいいです。

ここのニンニクはあんまり風味が強くないので、正直ニンニクの存在感がありません。

まあ、ニンニク無しでも完成されているので必要はないのですが、ここのニンニクが大輪や天琴のニンニクチップだったら最強なんじゃないかな?

玉名ラーメンのニンニクは強烈にパンチの効いたお店とか、あんまり風味を感じないお店とか、そうじゃなくて苦味を加えるものとか、色々あるので意識して食べ比べてみてください。

一口にニンニクチップとは言ってもお店によって全っ然違うのが分かると思います。

そう言えば、大盛り頼んだのにスープは全然薄くないですね。

玉龍は大盛り頼んでも安心のお店ですよ。

次にクチコミで好みが分かれている印象があるこの卵麺なんですが、私は全然違和感ないですけどね。

っていうかツルツルもちもちで大好きなんですけど。

玉子麺とはいっても関東方面で食べられるちぢれ麺ではなく明らかにストレート麺だし、どちらかというと乾麺とかに近いような感じがしなくもないですが。

ただ白麺の中細とは違った味わいがあっていいですよ。

チャーシューは、焼肉の豚バラみたいなのが乗ってます。

醤油などのタレの味はほぼしてない『豚バラの素焼き』みたいなので、これだけ食べると、

「ん?これ味ついてなくない?」

ってなると思います。

なので、ここのチャーシューはスープと一緒に食べてくださいね。

そうすると、この豚の脂の甘みとスープが合わさって、幸せな味を楽しめます。

ちなみに5回に1回くらい、チャーシューの味がしっかり目に醤油味がする時があります。

この理由は未だに謎です(笑)。

う~ん、ともあれ満腹、満足、感謝。

ただ1つだけ皆さんにお伝えしておきたいのは…

ゆで卵は普通に塩かけて食べればよかったかな。


はい、というわけで今回は玉名ラーメンの名店紹介シリーズで『玉龍~おっかさんの味~』と題して語ってまいりました(題してないだろ)。

昼ドラかて。

このお店は

空気が昭和で止まってます

厨房からはおっちゃんやおばちゃんの談笑する声がひっきりなしに聞こえてくるし、テレビじゃなくてラジオが流れてて。

「どうやって家から来たの?」

ってぐらいの高齢のおじいちゃんが1人で食べてたりします。

古き良き昭和のおだやかな日常の空気感。

そう、まるで映画『男はつらいよ』の世界のようです。

「おい、さくら。土産持って帰ってきたぞ」

って今にも虎さんが現れそうです。

ルーズでおおらかな雰囲気が気持ちまで暖かくなります。

そういえば、今では名店って言われて行列できてる他の玉名ラーメンも、

「昔はどこもこんな感じだったな~」

って古い記憶を引っ張り出された気分でした。

多分、今後は一番通う店になると思います。

Simackyでした。

それではまた!

 

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