『来々軒』~玉名ラーメンの隠れすぎた名店~
本記事はプロモーションを含みます。
どうもSimackyです。
本日は玉名ラーメン紹介企画第6弾として
来々軒
を語っていきますよ~。
どうですか⇧の暖簾(のれん)?
真ん中破れて『ラーメン我道』の決めゼリフが台無しになってますがすごい貫禄です。
歴史を感じるじゃあないですか…
色んな波乱万丈をくぐり抜けてきたんですよ、きっと。
戦争のときだって
「先祖から代々受け継いできたこの暖簾だけは死んでも燃やさせん!!!!」
って意地で守り抜いてきたんでしょうね…
漢(おとこ)達がこの暖簾を守って散っていったことでしょう…
・・・って
戦後にできたお店なんですけどね(笑)。
ちなみに⇧の暖簾は以前のもので、今は新しい赤暖簾に変わってます⇩
貫禄たっぷりな来々軒なのですが、実際に暖簾ははったりではなく、実は玉名ラーメンの元祖と言われる
天琴と同じ1957年の創業!
つまり創業67年目に突入した玉名一の老舗なんです!
え~!?
これ誰も知らなかったでしょ!?
しかし、そんな来々軒なんですが、地元玉名ラーメンの中ではあまり注目されない傾向があります。
なぜか?
そのあたりのお話からしていきましょうかね。
『来々軒』ありすぎ問題
『来々軒』っていう名前って、おそらく他県民の人でも聞いたことあるんじゃないでしょうか?
これは別にこの玉名の来々軒が超有名だからというわけではなく、
昔はラーメン屋・中華料理屋によく使われる名前
だったからです。
全国店のチェーンで『来々軒』というものがあるわけではなく、個々人のお店の名前によく付けられやすい名前なんですよ。
ちなみにグーグルマップで『来々軒』を検索すると九州で結構な数がヒットします。
画像を見ると、チェーン店としての統一感はまったくないので、系列店とかいう関連性はまったくないものと思われます。
で、そもそもこの名前って何かというと、まだ明治時代に東京は浅草で営業をしていた中華料理店『来々軒』を発祥としています。
ちなみにこの来々軒は日本のラーメンや中華丼・天津飯の元祖と言われています。
この店が有名になったので、『中華料理屋と言えば来々軒』、『ラーメン屋と言えば来々軒』という認識が日本中に広がり、それが地方でラーメン屋を出す時に「名前を聞くだけでラーメン屋だと分かる」ように使い始めたのではないかと思います。
というわけなので、この玉名の来々軒は、あなたが別の場所で行ったことがある来来軒とは一切関係ありません。
それなのに各県によくあるから、味千ラーメンのようなチェーン店か何かと思われているフシがある(北九州の来々軒はチェーンで3店舗くらいあったけど)。
その証拠にこの玉名の来々軒のクチコミでも、系列か何かと勘違いしたようなコメントが見受けられます。
「北九州にある来々軒によく行っていたから云々カンヌン…」
いや、その店関係ないから。
「熊本市の本山とか浜線沿いの店にはよく行ってたんだけど云々カンヌン…」
それ『来来亭』だから。
この記事を読んでいる福岡のあなたも、鹿児島のあなたも、大分のあなたも、過去に行ったことのある来々軒と来々亭は一旦忘れてください。
この玉名ラーメンの来々軒は『チェーン店』という勝手に付いて回るイメージのせいで損している部分があると思うんですよね。
「せっかく玉名に来たんだからここでしか食べれないラーメンが食べたい」
という人が、玉名に来てまで味千ラーメンをチョイスはしないでしょう?
それと同様に、来々軒もまたチョイスされないという悲劇が起きてるんじゃないかと勝手に推測してます。
けれどもこれが我々、地元のラーメン好きには『これ幸い』な状況なんです。
行列ができず、いつでもすぐ食べれるから(混雑はしますけど平日に行列はできない)。
そういうわけなので、他の玉名ラーメン店舗が玉名市以外のお客が多いのに対し、この玉名の来々軒は地元客が多いのが特徴です。
地元客は、仕事の昼休憩にパッと行ってパッと食べれていた地元のラーメン屋が、どこも行列店になったせいで、気軽に(昼休憩で)食べに行けないという悲しい現象が起きています。
昔は千龍や天琴も外に行列並ぶとかありえなかったんだけどな~。
そういう地元の玉名ラーメン好きが彷徨(さまよ)い彷徨って、最後に流れ着くお店と言ってもいいでしょう。
「おや?ここはどうやら県外客に見つかってないみたいだぞ?しめしめ」と。
これって考えてみるとすごいことで、天琴・千龍・桃苑・大輪といった名だたる名店に入れなくなった『舌の肥えた玉名ラーメン玄人たち』を一手に引き受けて、満足させているわけですから、まさに
『玉名ラーメンの裏の顔』
とも言えるお店なんですよ。
だから実は、このお店がおすすめということは
地元では誰にも教えてません。
今日、この記事を読んでくれているあなただけ!
今日は特別にあなただけに教えるのです!
なので今日この場で会員に申し込まれればなんと半額…
って情報商材の営業かて。
一体何に申し込ませるつもりだったんだ?
なんか話が途中からズレだしたぞ。
冗談はさておき、今回は正直ブログにしようか悩みました。
行列店になってほしくないから。
けれども、書かないことで、これまで書いてきた他のお店よりも『評価の低いお店』という認識を生んでしまうのはちょっと悔しいと言うか。
ちなみにこの来々軒、Simackyお気に入りランキングでは
余裕で上位
に入ってきますからね。
『玉名ラーメン御三家』だぁ?『四天王』だぁ?
来々軒はなぁ…
玉名ラーメン裏社会の首領(ドン)だ!!!!
侮ってると消されますからね!(誰にだよ…)
居酒屋使いができるラーメン屋
実は私、知ったような口を叩きながらも、玉名ラーメンの中でもこの店に来たのはかなり後の方ですね。
その理由は、ほかならぬ私自身がどことなく
「チェーン店なんじゃないかな?」
とか思って遠ざけていたからなんです(笑)。
「なんで玉名ラーメンを食べるぞって時にチェーン店の味を食べなきゃならんのだ」
と思ってました。
たまたま来々軒の至近距離に住んでいるという知人Nさんに教えてもらったのが、15年前くらいですかね。
なので、実は店舗歴が浅い『極ラーメン宙』とかと同じくらいの時期に知ったんじゃないかな。
「俺は酒をそんなに飲む方じゃないから、ここでビール瓶を1本空けながら餃子食べるのが好きなんだよ。とにかく餃子がうまいんだ!」
と言われて連れて行かれました。
そう、この来々軒は居酒屋使いができるラーメン屋としても知られています。
昔は焼き鳥メニューがズラッと有りましたし(今はなし)、サイドメニューも『黒えだまめ』『わさび枝豆』のような酒好きを唸らせるなかなか通なものがメニューに並びます。
どれもドカッてこない分量で価格抑えめなのが私のように量を飲む酒好きには嬉しい。
で、その知人が教えてくれた餃子なんですが、おそらくラーメン屋でこの手の餃子を出すところは他にないんじゃないかな?
少なくとも私は知りません。
生地はモッチモチなうえ、口に頬張った瞬間、小籠包(ショウロンポウ)みたいに肉汁(野菜の汁?)がドピュッと出てくるんですよ。
油断してると口から飛び出ますから気をつけてくださいね。
肉よりも野菜多めで、具がザクザクしてて、食感がいいんですよ。
で、あっさりしてる。
これ何個でも食べれるやつです。
それが400円で8個ズラッと出てきますから、ラーメン食べる時はハーフ4個が200円なのでおすすめです。
来々軒のラーメンを実食
というわけで、改めて来々軒に食べに行ってきました。
今回はちょっと試してみたいことがあってやってみました。
これまでは昼に来る時は、ずっとラーメンセットしか頼んでなかったんですよ。
『とんこつラーメン並+餃子4個+ごはん』ですね。
もう、ここのラーメンは完成度が非常に高いので、それだけで満足だったんですよ。
他にも『香油ラーメン』『辛麺』『背脂ラーメン』『塩ラーメン』、他にも季節限定で『まぜそば』とかもありましたが、浮気したことはありません。
だって普通のラーメンがめっちゃ美味しいんだもん。
「背脂ラーメン?文龍(熊本市内の人気店)に行けばいいじゃん」
「辛麺?それは本場・宮崎の東風屋(こちや)以外では食べないって決めてる」
「塩ラーメン?かもめ(熊本市内)に行くわ」
みたいな。
「何で他所で食べれるラーメンを食べるために、玉名ラーメンを食べる機会を1回失わなきゃならんのだ?」
ぐらいの気持ちなんですよ。
どんだけ玉名ラーメン好きなんだ…
でもね、『香油(こうゆ)ラーメン』だけは気になってました。
なんだ香油って…?
そんなネーミング、よそでは聞いたことないぞ?
この名前からするにベースが味噌でも醤油でもないことは分かります。
つまり、基本の玉名ラーメンに
なんかしたヤツだなと。
「うまかっちゃんで言うところの『調味オイル』みたいなものか?だとしたらやばいぞ。奴らオイル類はラーメンの味を反則みたいに劇的に変える」
うまかっちゃん好きの熊本県民としては気になる響きなんですよ。
というわけで、今回はこの『香油ラーメン』と通常のラーメンを食べ比べてみました。
まずは『ラーメン』から実食。
これめっちゃ美味いですよ。
麺の太さは玉名ラーメンなんですが、ここのは『やわ』じゃないです。
しっかり噛みごたえがあります。
ちょっと久留米系を思い出すかな。
ラードの甘みはあるけど、決してラードの香りが強すぎない。
でもこの香りが箸を止めさせてくれない。
しかもこのチャーシューが絶品なんだまた。
おそらく、玉名ラーメンでチャーシューはここが一番美味しいかな、と。
食感とろとろだし、ちょうどいい厚みだから脂もしっかり溶けてるし、何より味の濃さが絶妙!
やべぇよぉ…ラーメン定食にして白飯かき込みたくなってきた(笑)。
紅生姜を途中から投入するとまた相性抜群なんだこれが。
そして半分食べたらガーリックを入れて…おお~これはまた一層玉名っぽくなってきた。
う~む、これに対して『香油ラーメン』はどう攻めてくるのか?
う~ん、もやしはいらないかな。
私はラーメンを食べる時にもやしに邪魔されるのが嫌い。
これはどこのラーメン屋でもそう。
麺の食感を楽しみたい時にもやしは邪魔。
「もやしよ、お前はラーメンを美味しくするために何も貢献できていない。戦力外通告だ」
と言ってやりたい。
「仕方ねぇな~、まあ、量もそんなに入ってないしいいか。俺の至福の時を邪魔だけはすんなよ」
とかなんとか一人でブツブツ言いながら、底に沈めて温めます(冷たいもやしはもっと嫌い)。
さてここからが本番。
まずスープを吸うと…
一口目。
ん?塩分少なめだぞ?
優しいまろやかな味だ。
けど、薄いというわけじゃない。
しっかり旨味があるような…
二口目。
なんだ、この甘みと深みは…ラードじゃない?
なんの油かな?
三口目。
え!?これってやばくない?
もしかして…
めちゃめちゃ美味い?
えらいもの見つけてもうた…。
これ、絶妙なバランスです。
自分的ナンバーワンだった大輪の完璧ラーメンに迫るバランスの良さ。
いや、ニンニクチップさえ投入しなかったことを考えると、もしかしたら上回ってるのかもしれません。
これと食べ比べた時に初めて、通常のとんこつラーメンはちょっと塩味が強くてくどいかなって感じる。
ああ、だからさっきは紅生姜を入れてみたりしたのか。
けど、これは「すぎる」ことが何一つとしてない。
そして味的には足りないものもない。
眼の前においてある紅生姜も、ニンニクチップも、何も入れる気になれなかった。
人は物足りなさを感じる時や『すぎる』ものを中和するために薬味に手が伸びるんだと分かります。
本当にバランスの取れたラーメンを前にすると薬味の存在なんて忘れます。
っていうか勿体ないから何にも邪魔されたくない。
おいおいおいおいおい…
これ絶対メニューの一番上に書いたほうが良いやつですやん!
お店の看板メニューにするべきでしょ!?
あのね?私はブログを書く時は3つか4つぐらいのサイトのクチコミを全部読んでいくんです。
その数は100件を超えることはザラです。
けどね、香油ラーメンを推してる人、っていうか頼んでいる人はたった1人しかいなかったですよ?
しかも
「香油ラーメンがおいしい」
の一言だけ。
いや、もっと語っておいてよ。
5割が普通のとんこつで3割が背脂ラーメン、2~3人くらい辛麺や塩ラーメンのコメントがあったくらいかな?
あんたたち全員間違ってるよ。
まず、これ食べなきゃ!
ここに傑作が生まれているっていうのに。
やばい、久々に感謝したい気分だ…
こんな美味いラーメンをありがとうございました。
ごっつぁんです。
ただ一点だけ残念な点を挙げれば『もうちょっとアツアツ』だったらな、と。
ノーマルラーメンと食べ比べしてて、明らかにノーマルよりぬるかったのは何でかな?
たまたまだったらいいんですけど。
これがアツアツで出てきたら
玉名でトップクラス一杯
って呼ぶかもしれません。
追記:背脂ラーメンを実食
さて、あまりにも前回の香油ラーメンが衝撃だったため、自分の中でのランキングで現在うなぎのぼり中の来々軒。
またしても足を運んでしまいました。
あれ以来、昼になるといつも来々軒のことを考えてしまう自分がいます。
こうなったら人気メニューの『背脂ラーメン(770円)』の期待も否応なく高まるってもんでしょう。
で注文しましたのが⇩。
う~ん、ビジュアルが残念!
チャーシューもキクラゲもネギもノリも一通り入っているのですが、背脂で完全に埋まってます。
これがクチコミでかなり人気が高かった一品です。
さて、それでは実食。
まず、背脂が乗っていない所を一口。
う~ん!美味すぎる。
ここの豚骨ラーメンの味です。
やっぱりいつ食べてもここの豚骨は美味すぎる。
つまりベースはここのスタンダード豚骨ラーメンに背脂をトッピングしたものということですね。
香油ラーメンも通常のスープに何やら特製の油をトッピングしていたようですが。
そして今度は背脂をまぜて食べてみます。
・・・・・・
これは…
上品な甘さ、そして
全然脂っこくない!
なんじゃこりゃあ!?
背脂って普通もっとベタベタするんだけど。
あまくてコクがさらに増します。
どっきりこない。
さらっと食べれます。
これはあまりにも予想外。
っていうか、これノーマル豚骨ラーメンよりさらに美味いです。
ノーマルのちょっと塩辛い感じをいい感じにまろやかに中和して、さらに旨味も加えてます。
香油ラーメンに続き驚くべき完成度。
「この店には天才がいるのか!?ま、まさか!?」
と、思わず調理場を見渡しましたが
ミスター味っ子
はいませんでした(いてたまるか)。
そして気になったのがこれ⇩
フライドガーリックは卓上に置いてありますが、このおろしニンニクはどうやら背脂ラーメンを頼んだ時にのみ出てくるようです。
う~ん、どうすっかな~?
はっきり言って、前回の香油ラーメン同様、完璧に出来上がっているんでこれに何かを加えるのは野暮。
ニンニクも紅生姜もなしで行く気だったんですが、このラーメン用に特別に出されたのであればレビューしない訳にはいかないし。
というわけで半分くらい食べたところで小さじ一杯分だけ投入。
・・・・・・・
うわ、こらいかん。
背脂の繊細なやさしい旨味がちょっと分かんなくなった。
うわ~もったいな。
確かにニンニクのパンチは効きます。
個人的に、もともとこういう食べ方は他の店では好きでした。
実際、これはこれでおいしいです。
けど、その前があまりにも完璧な美味さだったので「もったいない」と感じてしまいました。
やっぱりラーメンってのは出てきたままの姿が一番完璧だな。
それにしても背脂ラーメン、前回の香油ラーメンにまさるとも劣らない美味さでした。
「背脂ラーメン?文龍に行けばいいじゃん」
なんて思っててごめんなさい(笑)。
訂正します。
もう文龍に行く必要ないです。
当然スープは飲み干しましたが、あれだけの背脂を飲み干したというのに胃もたれ感もないんですよね。
これ一体どうした原理なんでしょうね?
いや~、しかしこの店、もしかして、出てくるものが全て美味いのか?
追記:辛麺を実食
またしても訪れてしまった。
もう来々軒にゾッコンな私(笑)。
『香油ラーメン』『背脂ラーメン』と2度も私の想像を超えてきた来々軒。
もう、私の中では玉名ラーメンランキングで上位店舗を蹴散らしております。
もともと美味しいことは知っていたのですが、別メニューまでもがここまで美味いとは…。
やばい…ここのメニューはクオリティが高すぎる。
侮れなさすぎる(変な日本語:笑)
そうなると、やっぱりこれまで侮っていたあのメニューも食べないわけにはいかないでしょう。
そう、
『辛麺』
です。
私は以前、蒙古タンメン中本の記事でも書きましたが、辛いものが大好きで、一時期は担々麺屋とかスリランカカレー屋の『わさんたらんか』に行きまくってました。
その流れがあったため、宮崎に4年間、単身赴任していた頃も辛麺を食べまくってました。
で、宮崎では一番有名なチェーン『桝元』を始めとしてあらゆる辛麺屋に行ったのですが、ほとんどの店の味が私には全然合わない(笑)。
「『名物に旨いものなし』の典型か?たしかに珍しくはあるけど…辛麺って別に美味くはないよね」
とか思っていた時に知り合いに連れて行かれたのが、先述した『東風屋(こちや)』ってとこなんですけど、そこが美味すぎて、
「辛麺は東風屋でしか食べない!他で食べる意味ない!」
ってくらいドハマリしてたんですよ。
つまり辛麺屋は当たり外れの波が大きい。
なので数年後、熊本に辛麺屋がオープンしてもまったく行く気にならなかったし、ここのメニューで辛麺を目にした時もまったく頼む気にならなかったんですよね。
けれど、来々軒のクチコミ読んでるとどうも宮崎の辛麺とは違うようなんです。
宮崎の『辛麺』はこんにゃく麺(実際は小麦)に大量のニラ・にんにくスライス・溶き卵・唐辛子がたっぷり入った辛い麺料理なんですが、これは『ラーメンを辛くしたもの』ではなく、『辛麺』として確立された別の食べ物です。
うどん、そば、ラーメン、辛麺、冷麺、みたいなジャンル違いのものだと私は思ってます。
で、どうやら来々軒の辛麺はこの宮崎の辛麺ではなく、蒙古タンメン中本の『辛旨(からうま)ラーメン』のように、『基本のラーメンを辛くしたもの』ということが分かったんですよ。
最近のメニューには載っていないのですが、辛麺が新メニューに追加された時のものを見つけました。⇩
現在770円の価格が700円の頃なので、結構前になるのかな?
はっきりと「とんこつとベストマッチな辛さを探求!」って書いてあるし(笑)。
「あ、そっち系?そういうことなら一回食べてみてもいいんじゃ?」
ということで、今回は辛麺の実食となりました。
それでは実食!
おいおいおいおいおいおい…
真っ赤っかやないかい。
クチコミでは「程よい辛味」とか書いてあったけど、どう見ても激辛以外に見えないんだけど(笑)。
この赤のインパクトは相当なものです。
表面を覆うかなりの量のラー油に唐辛子の赤い点々が見えます。
で、レンゲでどかすと下にあるスープは基本の豚骨スープであることが分かります。
一口目…ズズズーッ
・・・・・・
ブホォ~!!!!
お、思わずむせてしまった。
か、辛いぞ。
これね、とにかく着丼したらようくかき混ぜてください。
表面のラー油部分だけをモロに吸うとむせます。
けどね、これはあと引く旨さ。
辛いけどどんどん食べたくなる。
で、辛さで痺れて旨味が分からなくなるってことがない。
辛さがあるから甘みが際立つと言うか。
玉名では大輪とか桃苑でもピリ辛メニューを食べたことがあるのですが、私の感想としては
「旨いのは旨いんだけどせっかくの玉名ラーメンの良さが損なわれているような。なんかもったいない」
っていう感じでした。
けれども、ここの辛麺は単なるトッピングとしての辛さの域を超えてきているように感じます。
「玉名ラーメンの良さが台無しだ」
じゃなくて、とんこつスープとこの辛旨い表面の油が、まったく別のものを生み出しているというか。
メニューにも
「干し貝柱などの海鮮だしを使い、とんこつとベストマッチな辛さを探求」
と書いてありましたが、なるほど、単に辛さを足しただけではない深い旨味を感じるのは干し貝柱がいい仕事しているわけね。
どうりで、なんかちょっとトムヤムクンとかの雰囲気を感じたのはそのせいか。
やゔぁいよ、旨いよ、これ。
なんでこんなの作れるんだろうな~?
すっごいセンスの持ち主なのかな、大将。
それとも相当な研究熱心なのか?
辛いの苦手なうちのカミさんだったら、おそらく食べれないほどのしっかりとした辛さなので、辛いのがだめな人は食べちゃダメです。
けど、私のような蒙古タンメンファンの方であればぜひとも一度食べていただきたいです。
あれより辛くはありません。
ここには間違いなく『辛旨』があります!
はい、というわけで本日は隠れた名店『来々軒』を語ってきました。
この記事を読んだ皆さん、決して
行ってみようなんて思わないでください。
じゃあ、書くなよ(笑)。
行ってもいいけど、他の人に教えちゃ駄目ですからね!
約束ですよ?
破ったらもうオススメのラーメン屋教えませんからね!
あなただけのお気に入りの玉名ラーメンを1人ひっそりと楽しむんですよ!
いいですね!
Simackyでした。
それではまた!
学生の時に玉名ラーメンを初めて食したのが
こちらです。楽しい記事と玉名ラーメン愛に溢れる
ブログで楽しく読ませていただきました。
私の記事でにリンク貼らせて頂いております。
久留米ラーメンタロさん、読んでいただきありがとうございます。
リンクまではっていただき光栄です。
タロさんの記事も読んでみましたよ。
来々軒まで荒尾・大牟田あたりから自転車で来られるとは、なかなかの長旅でしたね(笑)。
来々軒ってお店閉まってるかと思いましたが…開いてますか?どこかに移転しましたか?
コメントありがとうございます!
来々軒は玉名市亀甲のダイレックスの側で昔から変わらず営業されてますよ。
ただ、リニューアルして新しくなってるから、昔のイメージでいると素通りしてしまうかもですね(笑)。