極(きわめ)ラーメン宙(そら)~玉名ラーメンの異端児~

本記事はプロモーションを含みます。

 

どうもSimackyです。

本日は玉名ラーメン紹介企画の続編でちょっと変わったお店を紹介します。

極ラーメン宙

(きわめらーめんそら)

ですね。

「きわ」じゃないんだな、最近知ったけど(笑)。

「3年にも渡るコロナ禍をよくぞ生き延びてくれた」

と思ったこの店のファンは私だけではないはず。

なんでそう思ったのか?

立地条件が厳しく、玉名の中心街から来ると同じ通りの手前に『中王』や『いっぽう』といった競合ラーメン店がありますし、駐車場も下り坂で止めにくいので、お客さんに避けられがちな店舗に感じていたからです。

こういう事を言うと怒られるかもしれませんが、中心街の店舗ほどお客がごった返しているようなお店ではない印象なので、コロナで色んなお店が閉店していく中、続けてくれるのか心配していました。

私はもうどれくらい前かな?

熊本に戻ってきてすぐの頃はこのお店に歩いていける距離に住んでいたので、オープンした時から知っている思い入れ深いお店です。

フローリング席が広いので、長女が小さかった頃はすごく助かってたんですよ。

家族3人でよく夜に行ってたな~。

うん、子供連れで食べに行くのはここか天運(懐かしっ)が鉄板でした。

一時期は一番通ってたお店。

大好きなお店なのですが、いかんせん、ラーメン激戦区玉名においてはまだまだ行ったことない人も多いと思います。

けどね、ここのクオリティは凄いですよ。

侮らないでねっ!

このお店はもっともっと多くの人に知られて然るべきお店だと思います。

そもそも目の前にある北陵高校の野郎どもはもっと通わんかい!

学割までしてくれるんだぞ?(うらやましい)

学校抜け出して大盛り+チャーハン+餃子くらい食らわんかい!

この前、中王に行った時は玉名高校の2人組が2組も来てたんだぞ。

片方はカップルで片方は女子2人組だったんだぞ?

女子ばっかじゃねぇか。

女子たちが口をニンニク臭と豚骨臭と脂まみれにして玉名ラーメンをすすっているというのに、野郎どもはお昼に上品なハムレタスチーズサンドでも食べてんのかね、まったく嘆かわしい!

それは肥後もっこすではねぇでごわす!

(鹿児島になってんじゃねぇか…)

私の学生の頃はよくお店の人に

「あら?今日は学校は?」

って心配されながらラーメンをすすったものですよ。

大丈夫!

ラーメン食べに行ったぐらいでは成績悪くなんないから(ダメ大人)。

今では超人気店になったあの千龍でさえ、私の学生の頃はお客少なかったけど今はあんなに盛況になるんだから、極ラーメンにも『宙(そら)』に向かって羽ばたいてもらいたいところです。

そんな『個人的に応援したい店舗ナンバーワン』の極みラーメンをたっぷりプレゼンしていきますよ~!

極ラーメン宙の『異端』っぷりを見届けよ!

内装からして異端!

初めてこのお店に行った時のことははっきり覚えてます。

「ん!あれ?間違って旅館に来た?」

って感じ。

まず、お店の内装デザインがラーメン屋というよりもちょっと高級なうどんや蕎麦屋のような、和食のお店のような上品なイメージなんですよ。

『木』を基調としたコンセプトデザインで、正面の四角に一周したカウンターも、その四角カウンターの内側にある飾り木も凄くセンス良い。

これもんですよ?⇧

この『和のコンセプト』は徹底されていて天井なんかはこれもんです⇩

こんな感じで隅の隅まで、トイレへの通路までこんな感じです。

私はむさっくるしい40代ロックンローラーなんですが、意外にこういうの好き(笑)。

というより後発で玉名ラーメンに出店してきて、あきらかに他の店舗と違う『異端っぷり』にロックを感じましたね。

ラーメン屋は赤テーブルっていう常識なんて俺がぶっ壊してやる!」

という意気込みが伝わってきます。

なんか大将のイメージを勝手にロックに仕立て上げてますが(笑)。

接客が異端!

この極ラーメンは『接客苦手エリア玉名』においてちょっとびっくりするくらい丁寧です。

と、いうより玉名ラーメンに通い慣れている人であれば、軽く感動すると思いますよ。

私には店員さん(奥さんかな?)が女神に見えましたから。

子どもが小さい頃はここのフロアテーブルの方を利用してました。

動き回る子供連れで入れるお店は玉名ラーメンでは多くはありません。

子供用のベビーチェア置いてあるし、頼まなくても子供用の取皿やスプーンをさっと持ってきてくれるし。

クーファン(ヨーラン)まであるって凄くないですか?

子ども寝かしつけてたら

「どうぞ使ってください」

ってひざ掛け持ってきてくれたこともありましたっけ。

それはもう、はっきりと店員さんの背中に天使の羽が見えましたとも。

一瞬、自分が今玉名にいることを忘れそうになるぐらいの勢いです。

「こ、こんなこと、玉名で起きるはずがない…」

って白昼夢を見た気分になります。

味はともかく、こと「接客」に関しては辛口コメントが多く見られる玉名ラーメンにおいて、極ラーメンで不愉快になることはまずないと言っていいでしょう。

極ラーメンの異端の一杯を堪能しろ!

この極ラーメン宙で私がおすすめしたいラーメンは2種類。

これは玉名ラーメンでは珍しいですね。

「この店といえばこの一杯」

っていうお店が多いので。

玉名ラーメンなので看板は『宙豚骨(そらとんこつ)』と言いたいところですが、これがそうじゃあないんです。

極醤油(きわめしょうゆ)』も全く引けを取らない看板メニュー。

ホームページ情報によると、豚骨と醤油の売れ行きが半々くらいとのこと。

とんこつ天国玉名で醤油を看板メニューに持ってくる。

やっぱりロックだねぇ~(笑)。

宙豚骨(そらとんこつ)

 

こちらがとんこつラーメンの『宙豚骨』。

こうして改めて見ると、見た目が人気店の『番屋』にそっくりという事実に驚くのですが、番屋のように久留米ラーメン系とは全然違いますね。

元・和食料理人の大将が魚介系のダシを取って豚骨とブレンドしているので、スープの深みと繊細な味が楽しめます。

もうね、これ頼む時はサイドメニュー無しで食べることをおすすめします。

お腹空いているんなら、これを食べきってから追加注文してください。

とにかく繊細な味なので他の料理に邪魔されたり、お腹が膨れて味覚が鈍ったらもったいないです。

千龍みたいにラーメン食べながらモンスターチャーハンを食べるような、いつもの玉名ラーメンの食べ方をしてちゃ駄目なんです。

だってこれは玉名ラーメンではないのですから。

いいですか?

玉名ラーメン四天王に代表される『いわゆる玉名ラーメンの伝統の味』という意味では、ここのラーメンはまったく違います。

別にそこを目指しているラーメンではないので、『玉名ラーメンらしいかどうか?』は期待しないでほしい。

そこを比べてる残念な人が地元でも多すぎます。

ただ一心に、このラーメンを味わうことに全力を傾けてください。

心がとろかされるほど優しい旨味です。

当然のことながらスープは飲み干します。

まあ、私はラーメン好き過ぎなのでいつものことですが、このスープなら普段はそうじゃない人でも飲み干すと思うんですよね。

もうずっとすすり続けていたい…。

もし神様が望みを一つだけ叶えてくれるとしたら…、

家の水道の蛇口ひねったらこのスープが出て来るようにしてほしいです。

私は高血圧で死ぬまでエンドレスで飲み続けるでしょう。

それくらい美味いです。

玉名ラーメンの中ではダントツであっさりしていていると思います。

それに玉名ラーメン特有の強い豚骨臭とラードの甘みはほとんど感じられません。

罪悪感は一切なし(笑)。

そのため非常に上品な味わいに感じます。

クチコミを見ていても女性からの人気が高い印象を受けました。

やはり玉名ラーメンなのでガーリックはテーブルにおいてあるのですが、私は何もかけないことをオススメします。

ここのラーメンは独自の味を歩まれているので、別に玉名の流儀に合わせる必要はないと思います。

昔、一度かけてみてがっかりしたので、それ以降はかけてません。

やっぱりガーリックって味が濃かったり脂っこいものと合うと思います。

ここのあっさりと繊細な味を台無しにしてしまいかねません。

極醤油(きわめしょうゆ)

こちらが『極醤油』ですね。

『宙豚骨』もおいしかったのですが、

「この出汁の旨味なら醤油ラーメンも相当期待できるな」

ってことで昔、頼んでみたのですが、これを食べた時のインパクトは大きかったですね。

しばらくはこっちしか頼まない時期もありました。

これは人生で食べた醤油ラーメンの中で一番美味しいです。

『宙豚骨』よりもはっきりと魚介の旨味が感じられましたし、上に乗ったレモンのスライスが柑橘系の風味をプラスして味も香りも楽しめました。

センスあるな~。

これはラーメンを食べていると言うより、例えるならば『年末に食べるかなりお高い年越しそば』を食べているような感覚です。

もしくは割烹で出される上品なお鍋のだし汁のような。

丼も全然ラーメン丼っぽくないし。

でもうまいんだから別にラーメンを感じなくても全然いいです。

豚骨にしても醤油にしても玉名ラーメンというイメージとは程遠いので、玉名ラーメンを期待して訪れちゃあ駄目ですよ。

けれど味は文句ないクオリティです。

ちなみに醤油の方は丼2杯は飲み干せそうです(笑)。

こちらも当然ガーリックはかけないのがオススメ。

サイドメニューが美味い!

ここのサイドメニューは何を頼んでも美味しいです。

特にイチオシは『しゅうまい』です。

ここの焼売を頼むと大粒のが3つが来ます。

粗挽きされた肉がゴツゴツしててジューシーですんごい食べごたえ。

とてもじゃないけど、

300円で食べれるクオリティじゃない

ようなものが出てきます。

これ食べなきゃ絶対だめなやつですよ。

ランチタイムではセット150円で2個というさらに驚きの安さで食べれます。

それからやっぱり定番の餃子もすごくリーズナブルで、ランチタイムはセット150円で5個付いてきます。

いや、安すぎでしょ!

玉名ラーメンって昔からいわゆる『ラーメン定食』ってのがないお店がほとんどで、餃子食べたくなったら400円出して単品を一皿注文しないといけなかったんですよ?

なんてお財布に優しいお店なんだ。

これがチビ餃子でまたうまいんだ

ピリ辛餃子も餃子単体としてはもの凄く美味しいのですが、ここのラーメンはダシの旨味が繊細なので、このピリ辛餃子を食べると、辛さで口が麻痺してそれまで感じていた繊細な旨味が分からなくなりました。

これはあまりにももったいない。

できればラーメンを食べてる途中で頼んで、ラーメン食べ終わりに食べることをおすすめしますよ。

冷めた餃子は美味しくないですからね。

そして最後はチャーハン。

このボリュームで

中サイズ400円

です。

しかも美味いんですよ。

大盛りでも500円という安さ。

もうここまで来るとラーメン界の価格破壊王です。

この前食べた味千ラーメンのチャーハンは同じサイズで700円だったのに。

コスパの高さが異端!

ここまで語ってきて、やっぱり改めてこのお店がすごいのはコスパの高さということが分かりました。

コロナでお客減って大変だったろうし、物価の上昇やら、円安による原材料の高騰やらでさらに大変だろうに、ですよ?

オープンした十数年前から2023年現在に至るまで価格がほとんど変わっていない。

そりゃ多少は上がってますが、玉名の他の店舗に比べたら微々たるもの。

有名店の価格はとっくの昔に800円を付けています。

十数年前は高くても600~650円でした。

ビールなんて価格が大して上がってもいないのに、いつの間にやら大瓶500円が700円になってる店もあるんですよ?

第3のビールは酒税が上がり続けてるけど、通常ビール(スーパードライとか)って大瓶がいつ200円も上がりましたっけ?

それはあからさますぎる『便乗値上げ』でしょ…。

それなのに極ラーメンはいまだにラーメン一杯

600円!

先程おすすめした焼売だってオープン当初から300円のままなんですよ?

ビールは500円のまま。

ラーメンや焼売は食材のクオリティや製法の違いがあるので、お店による違いは仕方がないですよ?

けど、ビールを700円に値上げした店舗の皆さん。

この金額の差をどう説明するんですか?

ビールの仕入原価なんてどこも大して変わんないでしょ?

価格って商売においてすごくシビアな部分だから、正当な理由が誰の目にも明らかならまだしも、苦慮した痕跡もなく安直な値上げに見えてしまうと

「仕事適当にやってんじゃねぇ!」

とか思ってしまうんですが。

そればかりかお客を蔑(ないがし)ろにする姿勢や、人気店になったことからの驕りが透けて見えたりします。

私は玉名ラーメンを愛してますけど、別にそれを作る人やら経営方針まで手放しに称賛してはいませんので。

けど、この極ラーメン宙はそこをちゃんと真剣に考えているように見えます。

それってすなわち

お客さんへの誠意

ですよね。

結局、そのお客への根本姿勢の差が、他の店舗との接客の差になってるんだと思います。

あの接客の素晴らしさにはちゃんとそれを裏付ける理由があるんです。

ただ、ここまで値上げをしないというのは、感心を通り越して心配になってくるんですが。

そんな安くて食っていけるの?

「俺は美味いって言ってもらえたら、たとえ自分が餓死しようがそれで本望なんだよ」

という大将の心意気が伝わってきます。

大将、あんたロックだぜ…。

んなこと本人は一言たりとも言ってませんが。

話したことないのを良いことに勝手な大将像を好き放題に語っております(笑)。

極ラーメンにはいつまでもやっていて欲しいので無理のない価格で商売してもらいたいところです。

※ここで掲載している価格は2023年10月時点のものです


はい、というわけで今回は私が今、もっとも応援したい地元ラーメン店『極ラーメン宙』をご紹介しました。

「熊本なんて遠くて行けない」

という人は残念ながらお取り寄せは出来ませんので、はるばる熊本県玉名市まで来るか、テイクアウト用のものを友人・知人に送ってもらってください。

下記にホームページのリンクを張っておきます。

極ラーメン宙公式HPはこちら

この店に来るだけでも玉名に来る価値があると、あえて言っておきましょう!

Simackyでした。

それではまた!

玉名ラーメンに関する全ての記事はこちら

極(きわめ)ラーメン宙(そら)~玉名ラーメンの異端児~” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    宙(そら)の和風ラーメン一時期ハマりました!優しい味でいいですよね🤗しかし駐車場の問題で遠のいています…次回の記事はどこか楽しみにしています♫小山かな…(笑)

    1. simacky より:

      コメントありがとうございます!
      極みラーメン宙に昔行かれていたみたいで嬉しいです。
      小やまは何度も行っているのですが、いつも酔っ払っててはっきり覚えていないので、今度食べに行ってしっかり書きますね(笑)。
      それまでは別店舗の記事を書いてると思いますので読んでみてください。

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